自分のやりたいことがわからないと悩んでいませんか?
日々の仕事に追われる中で、「今の仕事を続けるのは辛い」「転職したい」と思っても、明確な夢や目標があるわけではないし、自分のやりたいことがわからない方もいらっしゃるでしょう。
そんな漠然とした不安やモヤモヤを抱えながら、転職活動へ踏み出せずに、立ち止まっている方は少なくありません。
当記事では、やりたいことが見つからないと悩んでいるあなたに向けて、やりたいことが見つからない8つの原因と、そこから抜け出すための具体的なステップ、自分の本当の気持ちに気がつくためのヒントを徹底的に解説します。
やりたいことが見つからないと悩み、踏み出せずにいる今こそ、自分自身と向き合うチャンスです。少しでも前に進むために、自分に合った方法を見つけてみてください。
やりたいことが見つからない8つの原因

やりたいことを見つけたほうが良い理由は、自分の選択肢に迷いがなくなることです。仕事を選ぶとき、やりたいことが明確であればあるほど、自分にとって何が大切かが見えてきます。
一方、やりたいことが見えないまま流されてしまうと、このままでいいのかという不安や今の環境への不満から立ち止まってしまいます。同じ仕事でも、自分がやりたくて選んだ仕事なら、多少の辛さや壁も乗り越えられるでしょう。
やりたいことを見つけるということは、自分の意識で人生を選択するために必要なのです。
しかし、わかっていても中々見つからないものです。では、どうしてやりたいことが見つからないのでしょうか?
ここからは、やりたいことが見つからない原因を8つに分けて、詳しくご紹介します。まずは、今のあなたに当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。
自分の気持ちに気づいていないから
やりたいことが見つからないのは、自分の気持ちが見えなくなっている可能性があります。
私たちは日々、仕事の忙しさや周囲の期待に応える事に追われ、自分の気持ちと向き合う時間を持てずにいます。そのため、何のために働いているのか、なぜこの仕事を選んだのかを見失うこともあるのではないでしょうか。
本当はやりたい趣味や働き方、理想の生活があっても、現実とのギャップから無意識に無視したり、自分を後回しにしたりしていませんか。
無意識のうちに自分が抱いたやりたい気持ちを無かったことにしてしまう。だからこそ、自分の本当の気持ちが見えにくくなり、やりたいことが見つからないという状態を作っているのかもしれません。
他人の影響を受けすぎているから
やりたいことが見つからないのは、他人の価値観に合わせてしまっているかもしれません。
趣味は仕事にできない、安定した職に就きなさい、など周囲の言葉に、影響を受けている可能性があります。他人の価値観に影響を受けると、自分が本当にやりたいことが見えにくくなってしまいます。
例えば、本当はやってみたいことがあっても、周りにどう思われるか、もっと現実を見なさい、と批判されるのではないかと考えてしまい、その結果、挑戦を諦めてしまった経験をした人もいるでしょう。
挑戦する前からできないと思うことで、本当の気持ちが見えなくなってしまいます。やりたいことが見つからないのではなく、他人の価値観を基準にしていることで、自分の気持ちを見えにくくしているだけなのかもしれません。
他人の期待を優先してしまうから
これまで他人の期待を優先してきたことが、やりたいことが見つからない理由の1つに挙げられます。
将来有望になりなさいなどの周りの人からの期待に応えようとするあまり、自分の気持ちよりも、他人に認められることを優先してきてた人は少なくないと思います。誰かの期待に沿った選択を続けると、次第に自分の本音と向き合う機会が少なくなってしまいます。
例えば、進路や仕事を決める時、自分のやりたいことよりも周囲が求めている理由から選択した経験がある方も多いのではないでしょうか。
周囲の意見を尊重した結果、周囲の期待に応える選択肢がなくなったとき、何をしたいのか分からなくなってしまうのです。
やりたいことが見つからないのではなく、これまで他人の期待を優先してきたからこそ、自分の本音が見えなくなっているだけかもしれません。
「こうすべき」という感情が大きいから
やりたいことが見つからないのは、周囲の環境に縛られ、やってはいけないと思い込んでしまっているからかもしれません。
私たちは、自分が置かれている環境から、こうすべき、こうあるべき、という感情に縛られていることがあります。例えば、正社員であるべき、結婚するべきなど、世間の価値観や常識が自分の判断基準になっていることがあります。
やりたいことがあっても、周りと違う選択をすることで、浮いてしまうことへの不安から、多数派に従うことが正しいと感じてしまうのです。そのため、本当にやりたいことがあっても、自分の気持ちを否定してしまいます。
やりたいことが見つからないのではなく、やってはいけないと思い込んで、本当の気持ちを隠しているだけかもしれません。
経験不足で選択肢が狭くなっているから
やりたいことが見つからないのではなく、限られた経験の中で探している可能性があります。やりたいことの選択肢は、これまでの経験の数や幅に左右されると言われています。経験が少なければ自分が興味や関心を持てる対象に出会うチャンスも少なくなるでしょう。
例えば、旅先で偶然触れた文化に惹かれ、それが仕事につながることもあります。
しかし、毎日同じ仕事、同じ人間関係の中で過ごしていると新しい刺激はなく、次第に視野が狭くなります。
結果として、興味のあることや夢中になれることにも気づきにくくなるでしょう。そのため、やりたいことが見つからないのではなく、限られた経験の中だけで探しているのかもしれません。
今の生活に大きな不満がないから
やりたいことが見つからないのではなく、探す必要性を感じていない可能性があります。
人は、現状に大きな不満がないと、あえて変化を求めようとしない傾向があります。
例えば、毎日それなりに仕事があり、人間関係に大きなストレスもなく収入も安定していると、特に困っていないから、何かを変える必要はないと感じ、その結果、新しいことに挑戦しようとする気力が湧いていないのかもしれません。
しかし、ふとしたときに、もっと自分の成長を感じたい、自分らしく生きたいと感じることがあるのは、やりたいことを探す必要性を感じ始めているのでしょう。
理想が高すぎて踏み出せないから
やりたいことが見つからないのではなく、完璧を求めすぎるあまり理想とのギャップに落ち込み、自分には向いていないと感じている可能性があります。
例えば、ダイエットを始めて1週間後に体重が変わらなかっただけで「自分には無理だ」と諦めてしまうこと、成果が出ている人と自分を比べて、最初からできないと決めつけてしまうことがあります。
理想を持つことは大切ですが、理想が高すぎると、できない理由ばかりに目がいってしまい、挑戦する前から自分で限界を決めてしまうのです。
最初は思うように行かなくても、やっていくうちに楽しいと感じることがあるはずです。
できない理由ばかり考えてしまうから
やりたいことが見つからないのではなく、できないと思う気持ちがやりたいことを見えにくくしている可能性があります。
例えば、何かやってみたいことが浮かんでも、仕事が忙しい、時間がない、お金がかかるなどの理由を挙げ、自分には向いてないと行動に移せないことがあるでしょう。
つまり、やりたいことが見つからないのではなく、できないと思う気持ちがやりたいことを、見つけられないようにしているだけかもしれません。
やりたいことを見つけるための3ステップ

ここまで、やりたいことが見つからない8つの原因を紹介しましたが、当てはまった原因が見つかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
やりたいことが見つからない原因はわかったけど、やりたいことを見つけるにはどうしたら良いのでしょうか。
やりたいことを見つけるのに、特別な才能や知識は必要ありません。
自分と向き合い、小さな気持ちを見つけ、少しずつ行動に移していくことが大切です。ここからは、自分と向き合い、行動に移すための3つのステップをご紹介します。
ぜひ、活用してみてください。
自分の興味関心をリストアップする
やりたいことを見つけるためには、自分の興味・関心を知ることから始めてみましょう。自分が何に惹かれるのかを把握することで、好きなことや得意なことが見えてきます。
方法は至ってシンプルで、紙やスマホに思いつくまま、興味があること、気になっていることを書き出すだけです。
- 食べるのが好き
- 美容動画をよく見る
- 推し活をするのが好き
大切なのは、これを仕事にできるのかと最初から考えすぎないこと。自分の中にある好奇心や傾向が可視化されることで、意外な共通点が見つかります。
そのため、まずは、自分の小さな興味を見つけてあげることからスタートしましょう。小さな気づきが、やりたいことを見つけるきっかけになるかもしれません。
過去の経験を振り返る
自分の興味・関心を可視化したら、これまでの人生を振り返ってみてください。過去の心が動いた経験を振り返ることで、自分の価値観や興味が見え、隠れていたやりたいことのヒントが見つかるでしょう。
例えば、子どもの頃に夢中になった遊びや、学生時代に頑張った部活動、アルバイトでの苦労や達成感など、心が動いた瞬間を思い出し、ノートに書き出してみましょう。過去の経験から自分が何に価値を感じ、何を大切にしてきたのかが見えてくるかもしれません。
「やらなかったら後悔しないか」を考える
やりたいことが少しでも心に浮かんできた方は、できるか・できないかではなく、やらなかったら後悔しないかを基準に考えてみましょう。
成功するかどうかよりも、挑戦しなかった自分をどう思うかが大切です。挑戦してうまくいかなかったとしても、それは経験として自分の中に残ります。しかし、やらずに後悔した気持ちは、ずっと心に残ります。
例えば、本当は興味があるけど時間や経験から無理と諦めていることを数年後に思い出したときに、やっておけばよかったと後悔するかもしれません。
そのため、やりたいことが浮かんできたら、後悔しないかを基準に考え、挑戦してみましょう。
自分の本当の心の声を聞く方法3つ

ここまで、やりたいことを見つけるには、自分と向き合うことが大切だとお伝えしてきました。自分がやりたいことを見つけられない原因を考え、興味・関心、経験に目を向け、行動に移すことが大切です。
それでもまだ、これだと思えるものが見つからない場合は、自分の本当の声に気づけていないだけかもしれません。
ここからは、自分の本音に耳を傾けるための3つの方法をご紹介します。
第三者に聞いてもらう
自分の本音がわからない時は、一人で抱え込まず、誰かに話してみることも大切です。
自分一人で考えていると、頭では色々考えているのに、漠然とモヤモヤしたり、何が正解か、なかなか答えが見つからない時があります。そんな時は、誰かに話すことでヒントを得てみてください。
例えば、誰かに話すことで、思ってもみなかった言葉が自然と出たり、相手に気付かされたりすることがあります。
自分では当たり前に思っていた価値観やこだわりに、自分の本音が隠れているかもしれません。そのため、1人で悩まず、まずは誰かに話してみてください。それだけで、自分の気持ちが見えてくるはずです。
自分と向き合う時間を作る
自分の本音を聞くためには、自分と向き合う時間を作ることが大切です。
日々の忙しさに流されていると、自分を後回しにしてしまい、感情や考えが置き去りになってしまいます。すると、自分の本当の気持ちに気づけず、自然と興味・関心も薄れていきます。時には一度立ち止まり、今の感情を紙に書き出してみましょう。
例えば、最近嬉しかったこと、イラッとしたことなど日々の小さな感情を可視化することで、自分が何を大切にしていて、何に関心があるのかが見えてくるはずです。
大切なことは、自分はどう感じて、どうしたいのか、に目を向けること。焦らず少しずつ、自分と向き合うことで、本当の気持ちが見えてくるかもしれません。
プロのキャリアコーチに相談する
自分の悩みや考えが、明確でなく、漠然としていることに悩んでいる方は、プロのキャリアコーチに相談してみるのも一つの手段です。
自分のことは、自分自身では見えにくく、悩みや違和感を言語化することは難しいことです。一方、プロのキャリアコーチとの対話では、あなたの価値観や関心から気づきを引き出してもらえます。
プロの視点や問いかけによって、思いがけない発見があったり、自分の考えを言語化してもらえたりするため、自分の考えが明確になります。
一人では言葉にならない本音をプロのキャリアコーチと一緒に行うことで、本当の気持ちが明確になるかもしれません。
やりたいことが見つからないなら、自己分析をしてみよう!

ここまで、やりたいことが見つからない原因とその解決方法について解説しました。
自分のやりたいことが見つからない、悩みの多くは、自己分析がまだ深まっていないことが原因かもしれません。どれだけ考えても答えが出ない時は、頭の中を整理するための自己分析が必要です。
しかし、一人で進めるのは難しいと感じているなら、プロのサポートを受けてみませんか。
自分の本音に気づくには時間がかかります。
LadyCarryでは、自分らしさを深く掘り下げながら、本当にやりたいことをプロのキャリアコーチと一緒に見つけていく、マンツーマンサポートを行っています。
自分の中にある答えに気づけたとき、次に進むべき道が見えてくるはずです。少しでもLadyCarryが気になる方は、下記のボタンからLadyCarryの詳細をご覧ください。
「動物も人も笑顔で共存できる環境づくり」キャリア支援領域を中心に、をテーマに、キャリア支援と動物事業を両立する二軸の起業家。自身もLadyCarryを受講した末に起業の道を選択。現在はLadyCarryでキャリアカウンセラーをしながら、女性のキャリアを応援するライターに従事。
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