パソコン作業やデスクワークに憧れはあるけれど、未経験だから無理だと不安を感じている人は多いでしょう。
事務職は人気の高い職種ですが、実は未経験からでも十分に転職可能です。大切なのは、今持っているスキルや強みをどうアピールするか、そして必要な知識や資格をどのように身につけるかです。
本記事では、未経験から事務職を目指すための具体的な対策5つに加え、仕事内容や向いている人の特徴も詳しく解説します。
経験がないことを理由に挑戦をためらっている方も、事務職について理解を深め、自信を持って新しいキャリアへ踏み出しましょう。
そもそも事務職とは?種類と仕事内容を徹底解説!

事務職とは、企業や組織の運営をスムーズに進めるために、データ入力や書類作成、電話対応など、裏方で業務を支える職種です。
直接的な売り上げを生み出す仕事ではありませんが、会社の基盤を整える重要な役割を担っています。
事務職には幅広い種類があり、代表的な事務職の種類を紹介します。
事務職によって仕事内容も求められるスキルも異なります。自分の得意分野や興味に合わせて、どの事務職が向いているかを考えることが大切です。
一般事務
一般事務は、会社の運営を支え、幅広い一般作業を担当する仕事です。社内外との関わりや、パソコンでの作業が多いため、幅広い業務をバランスよくこなすマルチタスク力や正確性が求められます。
電話応対やデータ管理などの日常的な業務を通じて、社内の各部署や社員をサポートする役割を担います。会社の業務が円滑に進むよう支えることで、直接的ではないものの成果に貢献できる、やりがいのある仕事です。
一般事務 | 詳細 |
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仕事内容 | 書類作成、データ入力、電話・メール対応、来客対応、郵便物・備品管理など |
向いている人 | コミュニケーション能力があり、細かい作業や繰り返し作業などマルチタスクができる人 |
向いていない人 | 人と関わるのが苦手で、作業の正確さやスケジュール管理ができない人 |
営業事務
営業事務は、営業担当をサポートする仕事です。正確な書類作成やデータ管理スキル、社内外との調整力が求められます。また、営業担当や顧客と円滑にやり取りできるコミュニケーション能力も重要です。
営業担当がスムーズに仕事を進められるよう支えることで、会社の売上に直結するサポートを担います。営業チームが成果を上げやすい環境を整え、間接的に会社の業績に貢献できる、やりがいのある仕事です。
営業事務 | 詳細 |
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仕事内容 | 見積書・契約書作成、受発注管理、顧客対応、売上データ管理など |
向いている人 | サポート役にやりがいを感じ、数字や書類管理に正確で社内外の調整が得意な人 |
向いていない人 | 細かい確認作業が苦手で、急な依頼や変更への対応が苦手な人 |
経理事務
経理事務は、会社のお金の管理や記録をする仕事です。伝票処理や入出金管理の正確さ、数字を分析する力が求められます。
また、経理事務の仕事は下記のように3つに分類されます。
- 日次業務:毎日の入出金や伝票処理で会社のお金の動きを正確に記録する仕事
- 月次業務:1か月の売上・経費をまとめ、経営判断の材料となる報告を作る仕事
- 年次業務:1年の決算や税務処理を行い、法律上の提出義務を果たす仕事
ルールを守ってコツコツ取り組むことで、会社の財務状況を安定させ、間接的に成果に貢献できる、やりがいのある仕事です。
経理事務 | 詳細 |
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仕事内容 | 伝票処理、入出金管理、経費精算、請求書作成、決算補助など |
向いている人 | 数字に強く正確で、几帳面さと責任感を持ってルールに沿って取り組める人 |
向いていない人 | 細かい計算や確認作業が苦手で、締め切りやルールを守るのが難しい人 |
人事事務
人事事務は、人事部が担当する仕事の管理業務を行う仕事です。採用活動が主な業務と思われるかもしれませんが、異動に関する手続きや勤怠管理も行なっています。スケジュール調整や正確なデータ管理が求められます。
社員や組織のサポートを通じて、会社の人材運営を円滑にし、働きやすさや成長に貢献できる、やりがいのある仕事です。
人事事務 | 詳細 |
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仕事内容 | 採用関連事務、勤怠管理、入退社手続き、研修サポートなど |
向いている人 | 人と関わるのが好きで、調整力や相手への配慮ができる人 |
向いていない人 | 人とのやり取りにストレスを感じやすく、秘密保持や公平な対応が苦手な人 |
総務事務
総務事務は、会社全体の運営を支える準備や管理をする仕事です。また、社内外で開催されるイベントの運営も総務事務の役割です。臨機応変に幅広い業務をこなす力や文書管理や手配など、正確性が求められます。
縁の下の力持ちとして会社全体を支えつつ、円滑に会社を動かすことで業務の幅広さや改善の成果を実感できる、やりがいのある仕事です。
財務事務 | 詳細 |
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仕事内容 | 備品管理、社内イベント運営、文書管理、庶務業務など |
向いている人 | 幅広い業務を臨機応変にこなし、社内全体を支えることにやりがいを感じる人 |
向いていない人 | 幅広い業務や雑務にストレスを感じやすく、臨機応変さが苦手な人 |
医療事務
医療事務は、病院やクリニック、診療所など医療機関で働く仕事です。患者の治療とともに診療費用の対応などが発生します。そのため、患者への対応力や診療費用の計算のための医療知識が求められます。
医療スタッフが働きやすいよう医療現場の円滑な運営を支え、患者さんの安心や満足に貢献できる、やりがいのある仕事です。
医療事務 | 詳細 |
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仕事内容 | 受付・窓口対応、電話対応、カルテ管理、診療費計算、保険請求書の作成など |
向いている人 | 患者対応が丁寧にでき、正確な事務処理や専門知識を学ぶ意欲がある人 |
向いていない人 | 人と接するのが苦手で、忙しい現場で落ち着いて作業するのが難しい人 |
未経験から事務職に転職する際の5つの対策

未経験から事務職に転職する場合、ただやみくもに求人募集へ応募しても、思うように採用は得られません。選考を突破するためには、しっかりと事前準備を行い、自分の強みを活かせる戦略を立てることが大切です。
未経験者でも事務職への転職を成功するための5つの対策をご紹介します。
未経験者でも準備次第でチャンスは広がります。ポイントを押さえて計画的に進めれば、未経験からでも自信を持って事務職に挑戦できるでしょう。
①これまでのキャリアを振り返り、事務職に活かせるスキルを洗い出す
未経験から事務職に転職する人は、これまでのキャリアを振り返り、事務職に活かせるスキルを洗い出すことが効果的です。未経験者は事務職としての直接的な経験がないため、過去の経験から強みを見つけてアピールする必要があります。
たとえば、接客業で培ったコミュニケーション力や臨機応変に対応する力は、事務職での社内外とのやり取りやスケジュール調整に応用できます。また、前職でExcelを使ったデータ管理を経験していれば、一般事務の業務に直結するスキルとしてアピールできるでしょう。
過去のキャリアを整理して事務職に結びつけることで、未経験でも即戦力として活躍できる人材だと伝えられ、採用率を高めることにつながります。
②転職理由・自己PRを明確に伝えられるようにしておく
未経験から事務職に転職する人は、転職理由・自己PRを明確に伝えられるようにしておくことが重要です。未経験者の場合、採用担当者はこれまでの強みをどう活かせるのかに注目して採用を判断します。
そのため、転職理由や自己PRが曖昧だと、適性が伝わりにくく、評価を下げてしまう可能性があります。
たとえば、前職で培ったExcelを使ったデータ管理の経験を活かし、関数を用いてデータを正確にかつ迅速に処理し、業務効率化や経営判断に貢献したいと具体的に述べることで、説得力を高めることができるでしょう。
転職理由と自己PRを事前に整理し、一貫性を持って明確に伝えられるよう準備しておくことで、採用担当者に好印象を与え、選考を有利に進められます。
③志望動機を固めて説得力を持たせる
未経験から事務職に転職する人は、志望動機を固めて説得力を持たせる必要があります。事務職は未経験者の応募が多く、採用担当者は、なぜ事務職を選んだのかも重視しています。志望動機が曖昧だと、熱意が伝わらず、採用の可能性を下げてしまうでしょう。
たとえば、安定して働けるからという表面的な理由ではなく、前職で培ったスケジュール管理能力や顧客対応スキルを活かして、正社員として社内外の業務を支えたいと伝えると、より説得力のある志望動機になります。
また、応募する企業の理念に沿った志望動機を具体的に盛り込むことで、会社側も安心感を持つことができます。
志望動機をしっかりと固め、企業ごとに合わせて具体的に伝えることで、未経験者であっても高い評価を得られ、採用のチャンスを広げることができます。
④事務職に有利な資格を取得する
未経験から事務職に転職する人は、事務職に有利な資格を取得しておくと強みになります。
事務職は経理や総務など幅広い知識やスキルが求められる仕事です。事務職に必要な資格を持っていることで業務理解があると評価されやすく、未経験でも即戦力としての印象を採用担当に与えられるでしょう。
たとえば、事務職に有利な資格を取得しておくと、入社後もスムーズに実務に対応できるほか、未経験者であっても求人応募や面接でしっかりアピールできます。
事務職に有利な資格を事前に取得しておくことで、未経験からでも自信を持って求人に応募でき、転職活動を有利に進められるため大切です。
⑤「未経験可」の求人に応募する
未経験から事務職に転職する人は、「未経験可」の求人に応募するのが適しています。
事務職は希望者が多く、経験者優先で採用されることも多いため、未経験者は書類選考や面接で不利になりやすいです。そのため、研修やサポート体制が整った未経験okの求人に応募することが重要となります。
たとえば、未経験okの一般事務では、入社後にExcelやWordの基本操作を学べる研修や、先輩社員からの業務指導などの制度があります。そのため、初めてでも早く業務に慣れ、正社員として活躍できるようになるでしょう。
未経験から事務職へ転職をする場合は、未経験okの求人に応募して経験を積むことが、転職成功への近道となります。
未経験から事務職に転職する際に身につけておきたいスキル

事務職は、データ入力や書類作成などの基本的な作業に加え、社内外とのコミュニケーションや急な仕事への対応など、さまざまな場面で多彩なスキルが求められる仕事です。
未経験から挑戦する場合は、事前に必要なスキルを身につけておくことで、企業の面接や選考で採用されやすくなります。
事務職で活躍するためには、特に3つの基礎的なスキルを押さえておくことが重要です。
事務職に必要な基本スキルは、未経験者でも事前に準備しておくことで、転職活動や求人応募の際に即戦力として評価されやすくなり、採用の可能性も高まるでしょう。
①コミュニケーションスキル
未経験から事務所に転職する人は、コミュニケーションスキルを身につけておくことが重要です。事務職はデータ入力や書類作成などの業務だけでなく、上司や同僚、取引先と連絡を取る機会が多い仕事です。
社内外の円滑な関係を築けるかどうかが、業務の効率や成果に直結するため、相手の意図を理解し、自分の考えを伝える力が求められます。
たとえば、上司からの指示を正確に理解して作業に反映したり、取引先からの問い合わせに分かりやすく回答したりする力は、信頼を得るうえで非常に大切です。また、接客業や販売職の経験がある人は、相手の話を聞く姿勢や、対応に応じて分かりやすく説明する力を事務職に活かせるでしょう。
未経験でも、コミュニケーションスキルを磨くことで、事務職としての評価を高め、採用につながる可能性を大きく広げられます。
②Word・Excel・PowerPointなどのPCスキル
未経験から事務職に転職する人は、Word・Excel・PowerPointなどの一般的なパソコンスキルを取得しておく必要があります。
事務職では書類作成やデータ入力、資料作成などパソコンを使用した業務が中心となるため、パソコンスキルが仕事の効率や正確性につながります。たとえば、Word・Excel・PowerPointのスキルがあると下記のような場面で即戦力となるでしょう。
- Excelで関数や表計算を活用し、作業のスピードと精度を向上させる。
- Wordで正しい形式のビジネス文書を作成し、上司や取引先から信頼を得る。
- PowerPointでわかりやすい資料を作成し、会議やプレゼンの場面で活躍する。
未経験でも、Word・Excel・PowerPointなどのパソコンスキルを事前に習得しておけば、事務職の実務に簡単に対応でき、求人応募や面接で歓迎されやすくなります。
③臨機応変に対応できるスキル
未経験から事務職に転職する人は、臨機応変に対応できるスキルを身につけておくことが大切です。
事務職はルーチン業務が多い一方で、急な依頼やトラブル対応、上司や取引先からの予想外の要望に応える場面も少なくありません。柔軟に対応できる人は、職場で信頼されやすく、業務を円滑に進める上で欠かせない存在になります。
たとえば、会議資料の修正を直前に頼まれた際に、落ち着いて優先順位を判断し、最適な解決策を見つける力が求められます。また、顧客からの問い合わせやトラブルに対して冷静に対応できれば、信頼関係を築くことにつながるでしょう。
未経験でも、臨機応変に対応できるスキルを意識して磨くことで、事務職での信頼を得やすくなり、求人応募や面接での採用の可能性を広げることができます。
事務職に向いている方は?

事務職に向いている人は、仕事の正確さや効率性に加え、職場でのコミュニケーションや臨機応変に対応できる柔軟さが大切です。
未経験から事務職へ転職を目指す際は、ビジネスマナーやパソコンスキルなど自分の強みが事務職でどのように結びつくかを理解しておくことが転職成功のカギとなります。
事務職に向いている人の特徴を把握することで、未経験でも応募先の求人が自分に合っているか判断しやすくなり、入社後の企業とのギャップを感じる可能性も低くなるでしょう。
繰り返しの業務を苦に感じない方
繰り返しの業務を苦に感じない方は、ルーチンワークの多い事務職に向いています。
事務職では、データ入力や書類整理など、日常的に同じ作業を繰り返す業務が多くあります。繰り返し作業を正確かつ効率的にこなせる人は、職場で安定した成果を出せるため、評価されやすいでしょう。
たとえば、毎日のデータ入力を丁寧に行うことで、ミスのない正確な資料ができ、上司や取引先からの信頼を得られます。反対に、繰り返しの作業を苦痛に感じてしまうと集中力が続かず、誤入力やミスにつながるリスクがあります。
繰り返しの業務を苦にせず、正確に取り組める人は、事務職で長く活躍できる可能性が高いです。
期日通りに業務を進められる方
期日通りに業務を進められる方は、締め切りのある作業が多い事務職に向いています。
事務職では、書類作成やデータ入力など、締め切りが決まっている業務が多数あります。期日を守って業務を進められる能力は、ミスや遅延を防ぎ、職場全体の効率向上につながるでしょう。
たとえば、月次報告書や会議資料の準備など、決められた期限内に作業を完了させることで、社員からの信頼を得ます。また、未経験で事務職に転職する場合でも、期日を守る意識や計画性があることをアピールすると、採用担当者に好印象を与えやすくなるでしょう。
期日通りに業務を進められるスキルは、事務職で安定して活躍するために非常に重要です。
オフィスでのコミュニケーション力やビジネスマナーが身についている方
オフィスでのコミュニケーション力やビジネスマナーが身についている方は、社内外とのやり取りが多い事務職で評価されやすいです。事務職はデータ入力や書類作成などの内勤業務に加え、電話応対や取引先とのやり取りなど、社内外の人と接する機会が多い仕事です。
たとえば、適切な言葉遣いやマナーを守りながら円滑にコミュニケーションを取れる人は、取引先や社員からの信頼を得やすく、職場での存在感も高まるでしょう。
未経験から事務職を目指す場合は、言葉遣いや立ち居振る舞いなどコミュニケーションスキルを磨くことで、即戦力になります。コミュニケーションスキルやビジネスマナーは事務職で信頼される人材になるために欠かせないスキルです。
柔軟な対応ができる方
柔軟な対応ができる方は、急な依頼やトラブルに対応する事務職で頼りにされやすいです。事務職は、繰り返しの作業だけでなく、会社からの突発的な依頼や取引先からの急な問い合わせなど、想定外の業務が発生することも多い仕事です。
たとえば、取引先との打ち合わせの時間が急に変更となった場合、スケジュール調整を迅速に行うことで、取引先との信頼関係や会社への評価を保つことができるでしょう。
臨機応変に柔軟な対応ができる人は、会社全体の業務を円滑に進めるうえで欠かせない存在になります。
パソコン業務に苦手意識がない方
パソコン業務に苦手意識がない方は、パソコンを使った事務職をスムーズに行うことができるでしょう。
そのため、パソコンを使用できない人や、初めてのパソコン業務に不安がある人は、業務習得に時間がかかる傾向があるかもしれません。逆に、基本操作に慣れている人は効率的かつ正確に仕事を進めることが可能です。
たとえば、事務職では以下のパソコンスキルを得意とする人に向いています。
- Excel:関数や表計算でデータ整理・集計
- Word:インデントやフォント設定、箇条書きで見やすい文書作成
- PowerPoint:会議資料やプレゼン資料の作成・簡単なデザイン調整
パソコンができない人には負担になる場面ですが、苦手意識がなければ事務職でスムーズに活躍でき、求人応募や面接の採用で有利になります。
未経験から事務職に転職する際に有利になる資格

未経験から事務職に転職する際、事務職に必要な資格を取得しておくと、求人応募や面接で有利に働き、採用率が高まります。
特に未経験者は、資格を活用して即戦力として活躍できる人材という印象を企業に与えることができるでしょう。
事務職への転職で評価されやすい代表的な資格を3つ紹介します。
資格はスキルを証明する手段として非常に役立ちます。資格をうまく活用して、未経験から事務職への転職を有利に進めましょう。
MOS
MOSは、Excel・Word・PowerPointなどのMicrosoft Office製品の操作スキルを客観的に証明できる資格です。事務職では書類作成やデータ管理などでパソコンスキルが一般的に求められるため、未経験者でも能力を示す手段としてMOS資格は有利になるでしょう。
資格を持っていれば、採用担当者に基礎的なパソコンスキルは備わっていると分かりやすくアピールでき、入社後もスムーズに業務に取り組めます。
MOS | 詳細 |
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資格の内容 | Excel・Word・PowerPointなどのMicrosoft Office製品の知識・操作スキルを評価・証明する資格 |
主催会社 | マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS) |
受験料 | 一般:12,980円 / 学割:9,680円 |
受検日 | 全国一斉試験:毎月1〜2回 / 随時試験:会場ごとに日時設定 |
簿記
簿記は、経理や財務の基礎知識を証明する資格です。
仕訳や帳簿管理など、一般的な会計業務のスキルを身につけることで、会社のお金の流れを理解できるようになります。未経験者でも数字に関わる業務に対応できるという具体的な強みを採用担当者に示せるため、有利になるでしょう。
事務職では、経理や給与計算など数字を扱う業務が発生することが多いため、簿記の知識があると業務理解が早く、ミスを減らしながら効率的に業務に取り組めます。
簿記 | 詳細 |
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資格の内容 | 商業簿記・会計知識を学び、企業の経理業務に必要な知識・スキルを証明する資格 |
主催会社 | 日本商工会議所 簿記検定 |
受験料 | 1級:8,800円 / 2級:5,500円 / 3級:3,300円 |
受検日 | 年3回(6月・11月・2月) |
秘書検定
秘書検定は、ビジネスマナーや社内外のコミュニケーション能力を客観的に証明する資格です。
事務職では電話応対や来客対応など、社会人としての基本的な対応力が求められるため、マナーや対応力を備えていることは未経験者でも信頼感を得られるでしょう。
秘書検定を取得していれば、電話応対や来客対応などの業務をスムーズにこなせるようになり、社内外のやり取りも効率的に進められます。
また、マナーや対応力を備えていることで、先輩社員からの指示や業務の引き継ぎもスムーズになり、職場全体の業務効率向上につながります。
秘書検定 | 詳細 |
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資格の内容 | ビジネスマナーや実務能力、社内外のコミュニケーション能力を証明する資格 |
主催会社 | 公益財団法人 実務技能検定協会 |
受験料 | 2級:6,600円 / 3級:4,400円 |
受検日 | 年3回(6月・11月・2月) |
未経験から事務職への転職に苦戦している方の対処法

未経験者が事務職への転職準備を進めるなかで、未経験者の求人募集が無い、応募できても面接まで進めないと事務職への転職を難しいと感じている人は多いです。
事務職は人気の高い職種のため、ライバルが多く、戦略的なアプローチが必要となります。しかし、事務職への転職に苦戦している人でも、応募方法や活動の仕方を少し変えるだけで採用の可能性を高められます。
未経験者でも採用してもらえる効果的な対処法を紹介します。
未経験者が初めての職種に挑戦することは難しいことです。事務職への転職に苦戦している人は、自分の状況を把握し、未経験から事務職への採用につながるチャンスを広げましょう。
正社員ではなく無期雇用派遣や派遣社員の募集に応募する
未経験から事務職への転職に苦戦している人は、正社員ではなく無期雇用派遣や派遣社員の募集に応募することをおすすめします。事務職は人気が高く、正社員求人では即戦力や実務経験ありを条件にしている企業が多く、未経験者は選考で不利になりやすい傾向があります。
しかし、無期雇用派遣や派遣社員の求人は、未経験歓迎や研修制度が充実している会社も多く、働きながら必要なスキルや経験を身につけられるでしょう。
たとえば、派遣社員としてデータ入力や書類作成、電話対応などの事務作業を経験し、パソコンスキルを実務で磨いたとします。1年後、派遣先で正社員登用制度を利用して正社員になることもできます。
初めから正社員採用にこだわらず、段階的なキャリアの構築は、未経験者にとって効率的かつ現実的な方法となります。事務職への転職を成功させるには、スキルや経験を積み、転職市場での評価を高めることが大切です。
キャリアコーチングを受けて、自分のスキルを明確にする
未経験から事務職への転職に苦戦している人は、キャリアコーチングで自分のスキルを明確にすることをおすすめします。
未経験で事務職を目指す場合、自分の強みやアピールできるスキルが不明確だと、書類選考や面接で説得力のある自己PRができず、転職活動で不利になることがあるでしょう。しかし、キャリアコーチングでは、過去の経験や能力を整理し、事務職に活かせるポイントを客観的に把握できます。
たとえば、接客業で培ったコミュニケーションスキルや勤務・予約管理能力は、事務職における社内外の対応やスケジュール管理に応用ができます。
自分では気づかない強みや効果的なアピール方法も、キャリアコーチの分析によって明確になり、面接で自信を持って自己PRできるようになります。
未経験から事務職への転職を成功させるには、キャリアコーチングを活用して自分のスキルを正しく把握し、効果的にアピールすることが大切です。
転職エージェントに登録して情報収集を行う
未経験から事務職への転職に苦戦している人は、転職エージェントに登録して情報収集を行うことをおすすめします。
転職エージェントは、求人サイトには掲載されない非公開求人を保有しており、効率的に希望条件に近い求人を探せます。また、応募書類の添削や面接対策など、選考通過率を高めるサポートも受けられます。
たとえば、未経験者がエージェントを通じて応募した場合、自己PRや志望動機の完成度を高めることにより、書類選考通過率が向上し、結果的に短期間で内定を獲得できるケースもあるでしょう。また、業界や企業の採用ニーズを事前に教えてもらえるため、応募先ごとに最適な準備が可能です。
未経験から事務職への転職を成功させるためには、転職エージェントを活用して情報収集と選考対策を徹底することが重要です。
まとめ:未経験でも事務職に転職できる!不安ならキャリアコーチングがおすすめ

未経験から事務職への転職は、持っているスキルや経験を整理し、事務職にどう活かせるかを考えることが大切です。パソコンスキルやコミュニケーション能力、資格取得などを準備することで、採用される可能性は高まるでしょう。
また、未経験okの求人に応募したり、必要に応じてキャリアコーチングで自分の強みを客観的に確認したりすることも効果的です。情報を整理して行動すれば、未経験でも事務職への道は開けます。
それでも迷いや不安を感じる場合は、キャリアコーチングで客観的な意見をもらう事も良いでしょう。LadyCarryでは、一人ひとりの経験や強みを丁寧に分析し、事務職への転職をサポートしています。
自分に合った方法で準備を進め、未経験からでも理想のキャリアへの一歩を踏み出しましょう。
「動物も人も笑顔で共存できる環境づくり」とキャリア支援領域を中心に、キャリア支援と動物事業を両立する二軸の起業家。自身もLadyCarryを受講した末に起業の道を選択。現在はLadyCarryでキャリアカウンセラーをしながら、女性のキャリアを応援するライターに従事。
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