リモートワークができる職種完全ガイド|未経験からの始め方も解説

リモートワークがしたいけれど、未経験からでも挑戦できる職種があるか不安に感じる方も多いでしょう。

実は、未経験からでも挑戦できるリモートワークは存在します。

本記事ではリモートワークに挑戦したい方や、働き方を見直したいと考えている方に向けて、未経験から挑戦しやすい職種を詳しくご紹介します。

職種ごとの特徴や、完全在宅勤務で働ける可能性が高い仕事の選び方、求人応募時の注意点まで、リモートワークを現実の選択肢に変えるための情報を解説します。

目次

リモートワーク(完全在宅勤務)しやすい職種12選

リモートワークの求人が増えた今、未経験でも挑戦できる仕事もあります。この章では、リモートワークの求人がある職種について解説します。

システムエンジニア

システムエンジニアは、Webサイトやアプリの開発・運用を行う職種です。最近ではオンラインの学習サービスやスクールも充実しており、未経験からスキルを身につける人も増えています。

エンジニアになるために、まずはHTMLやCSSなど、簡単なマークアップから学び、少しずつ成果物を作っていくのが第一歩です。

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主な仕事未経験者向けのポイントおすすめの人
Webサイトやアプリの開発、テストHTML/CSSなどの基礎から学び、ポートフォリオを作るとスタートしやすい・学びながら形にするのが好きな人
・地道に努力できる人

Webデザイナー

バナーやWebページのデザイン、画像編集などが主な業務です。デザインセンスに加えて、PhotoshopFigmaなどのツールの使い方を習得することで実務に近づくことができます。

人気の職種のため、未経験の場合はポートフォリオを作成し、スキルをアピールするのがおすすめです。

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主な仕事未経験者向けのポイントおすすめの人
バナーやLPのデザイン、画像作成作品をポートフォリオにまとめる。
無料ツールも活用可能
・見た目や表現にこだわりがある人
・感覚よりも目的に沿って考えられる人

編集・校正

記事を読みやすく整える校正や、文章を一から作るライターの仕事もフルリモートで行いやすい職種です。自分の言葉で書く練習として、noteやブログで発信を始める方も多くいます。

丁寧に文章を書く力、納期を守る姿勢が評価される仕事なので、派手な実績よりもコツコツと信頼を積むことが大切です。

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主な仕事未経験者向けのポイントおすすめの人
記事の構成・校正・執筆noteやブログで文章を書き、ポートフォリオにする。納期や読みやすさが重要・文章を書くのが好きな人
・相手に伝わる言葉を考えられる人

Webプロデューサー・ディレクター

Webサイトやコンテンツの制作を、進行管理・調整役としてまとめていく職種です。実際にデザインや開発をするわけではないため、未経験からでもチーム内のやりとりや段取りが得意な方には向いています

はじめはアシスタントや進行サポートのポジションから経験を積むのが現実的です。

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主な仕事未経験者向けのポイントおすすめの人
制作の進行管理・チーム調整アシスタント業務から始めると◎。段取りや連携がカギ・人とのやりとりが得意な人
・全体を見渡せる人

SEOコンサルタント

Webサイトが検索で上位に表示されるように、改善や分析を行う職種です。「数字を見るのが得意」「地道な改善が好き」という方に向いています。

自分のブログやSNSで実際にSEOを試し、アクセス数の変化を記録することで、実績として評価されることもあります

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主な仕事未経験者向けのポイントおすすめの人
検索順位や広告効果の分析・改善自分のブログやSNSで練習→成果を数字で見せると◎・データを見るのが好きな人
・改善が好きな人

営業・企画営業

Zoomなどのオンラインツールを活用し、お客様への提案や商品の説明を行う仕事です。人と話すことが好きな方や、接客経験がある方には特におすすめです。

最近では、テレアポや飛び込みがない内勤型営業の求人も増えており、フルリモートでも成果を出せる仕組みが整ってきています。

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主な仕事主な仕事おすすめの人
オンライン商談・ヒアリング・提案接客経験がそのまま活かせる。聞く力が武器になる・人と話すのが好きな人
・相手のニーズを引き出すのが得意な人

一般事務・庶務

請求書の作成やデータ入力、スケジュールの調整など、裏方としてチームを支える仕事です。

事務経験がある方はもちろん、PCの基本操作ができる方なら未経験でも応募可能な求人も多くあります。在宅勤務で対応できる業務が明確なため、リモートワーク初心者にも人気の職種です。

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主な仕事未経験者向けのポイントおすすめの人
オンライン商談・ヒアリング・提案接客経験がそのまま活かせる。聞く力が武器になる・人と話すのが好きな人
・相手のニーズを引き出すのが得意な人

オペレーター・アポインター

電話やチャットを通じて、お客様からのお問い合わせに対応する仕事です。

マニュアルが整っている企業も多く、未経験から始めやすいのが特徴です。困っている人の役に立ちたい、という気持ちを活かせる職種でもあります。シフト制の仕事も多いため、働く時間の条件を確認するのがポイントです。

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主な仕事未経験者向けのポイントおすすめの人
チャット・電話・メールでの顧客対応マニュアル完備の求人が多く、研修ありで安心・人の困りごとを解決したい人
・臨機応変に対応できる人

キャリアカウンセラー

働き方や転職について悩んでいる方に対して、面談を通してアドバイスを行う仕事です。

国家資格があると安心の職種ですが、アシスタント業務や相談受付などからスタートできる求人も存在します。共感力や聞く力を活かしたい方におすすめです。

副業パートタイムで始める方も少なくありません。

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主な仕事未経験者向けのポイントおすすめの人
面談での相談・適職提案・就職支援アシスタント業務からも可。共感力と傾聴がカギ・人の話を丁寧に聞ける人
・応援したい気持ちが強い人

秘書

企業の経営者や管理職をサポートする役割で、スケジュール調整や資料作成、メール対応などをオンラインで行います。

一般事務の延長として始めやすく、細かい気配りや事務処理が得意な方に向いています。未経験でも「丁寧な対応」や「時間管理能力」が評価されるため、安心してチャレンジできます。

業務委託で働くスタイルも増えており、在宅勤務との相性も良い職種です。

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主な仕事未経験者向けのポイントおすすめの人
スケジュール調整・資料作成・業務サポート指示通りに丁寧に動けることが評価される。事務経験があれば◎・人を支えるのが好きな人
・マルチタスクに対応できる人

カスタマーサポート(顧客対応)

お客様からの問い合わせに対して、電話やメール、チャットなどで対応する仕事です。

「ありがとう」が直接もらえる機会が多く、人の役に立ちたい方にぴったりの職種です。企業によってはマニュアルや研修体制が整っており、未経験者を歓迎しているところもあります。

注意点としては、対応時間が決まっているシフト制の仕事が多いので、働き方の条件を事前に確認することが大切です。

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主な仕事未経験者向けのポイントおすすめの人
電話・メール・チャットでのお問い合わせ対応、注文処理、トラブル対応などマニュアルや研修が整っている企業も多く、未経験から始めやすい・人の話を丁寧に聞ける人
・相手の立場に立って考えられる人
・安定した対応ができる人

営業

「売り込む」だけではなく、「相手の課題を聞き出して提案する」仕事です。

最近では、Zoomや電話で商談を行う「オンライン営業」が増えており、未経験の方でも挑戦しやすくなっています。

接客や販売の経験がある方は強みを活かせるでしょう。話すことに自信がない方も、聞き上手であることや、丁寧なやりとりが武器になります。

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主な仕事未経験者向けのポイントおすすめの人
オンライン商談、顧客ニーズのヒアリング、資料送付や提案対応など対面営業の経験がなくても、接客経験や聞く力が活かせる・人と話すのが好きな人
・相手の本音を引き出すのが得意な人
・自分の言葉で相手を動かしたい人

リモートワークができる職種の特徴

リモートワークができる職種には共通点があります。

ここでは、リモートワーク未経験の方でもイメージしやすいように、リモートワークOKの職種に多く見られる特徴を4つご紹介します。

場所を問わずに働ける職種

リモートワークができる職種は、基本的にパソコンとインターネットがあれば業務が進められる職種が多くなっています。紙の書類を扱ったり、対面での接客が必須な仕事とは異なり、やりとりや作業のすべてがデジタルで完結することが前提です。

そのため、データ入力・ライティング・デザイン・分析など、物理的にその場にいる必要がない職種が多いです。

フレックスタイム制や裁量労働制で働ける場合もある

フレックス制を取り入れている職種はリモートワークがしやすいです。

自分でスケジュールを調整しながら、決められた期日までに成果を出せばOKというスタイルです。「朝はゆっくりしたい」「夕方から集中できる」という方にもぴったりです。

ただし、カスタマーサポートなど、時間対応が必要な仕事の場合は固定シフト制になっていることもあるため、応募前に確認するようにしましょう。

完全オンラインで仕事が完結する

リモートワーク向きの仕事は、打ち合わせ・作業・納品まですべてオンラインで完結するのが特徴です。

ZoomやGoogle Meetで会議をし、SlackやChatworkで連絡を取り合い、Googleドキュメントやクラウドストレージでファイルを共有します。

ITツールに慣れていないと不安かもしれませんが、使い方は意外とシンプルのため、心配しすぎる必要はありません。

人との連携を常時求められない

リモートワークが可能な職種は、自分のタスクを一人で進める時間が確保されています。たとえば、Webライターやデザイナー、事務職などは、こまめな報連相は必要ですが、ずっと誰かと話していなければならないわけではありません。

そのため、集中して取り組みたい方や、黙々と作業するのが好きな方にも向いています。

事前に確認!リモートワークのデメリットは?

リモートワークには自由度や柔軟性といった魅力がある一方で、始めてみてから合わないと感じることがあるかもしれません。

理想と現実のギャップにがっかりしないためにも、事前にリモートワークのデメリットを理解しておきましょう。

フルリモートでは上司や同僚に相談しづらい

リモートワークでは、オフィスでのような気軽な声かけや雑談の機会が減り、少し確認したいことがあるとき、すぐに聞けない課題があります。

フルリモートではチャットオンライン会議ツールを通じてやりとりはできるものの、対面時よりも心理的なハードルを感じる方も多いようです。

特に入社直後や新しい業務に取り組む際は、相談しやすい体制や雰囲気が整っているかどうかを、あらかじめ確認しておくと安心です。

相手の意図や感情が伝わりづらい場合がある

リモートワークでは、コミュニケーションの多くがテキストや音声中心となるため、相手の表情やニュアンスを汲み取りにくい場面があります。同じ言葉でも伝わり方が変わることもあるため、行き違いや誤解が生まれる可能性も否定できません。

そのため、丁寧な伝え方や確認のひとことを意識するなど、オンラインに適したコミュニケーションスキルが求められます。

仕事とプライベートの切り替えが難しくなることも

完全在宅勤務で働くことで、仕事とプライベートの境界があいまいになりやすいという声も多く聞かれます。
たとえば、業務時間外にもつい作業をしてしまったり、逆に集中しづらい環境に悩む方もいらっしゃいます。

このような状況を防ぐためには、働く時間や空間にルールを設けることが有効です。たとえば作業スペースを明確に分けたり、始業・終業時間を決めるなど、自律的に環境を整える工夫が必要になります。

リモートワークがおすすめの人の特徴は?

リモートワークは柔軟な働き方ができる一方で、すべての人にとって快適とは限りません。働く環境や求められるスタンスが大きく変わるため、自分の性格や働き方の傾向と合っているかを事前に確認することが大切です。

ここでは、リモートワークに比較的向いているとされる方の特徴を2つご紹介します。

1人で黙々と作業することに抵抗がない

リモートワークでは、オフィスのような雑談や他の人の気配が少ない環境で仕事を進めることになります。そのため、「誰かがそばにいないと落ち着かない」「誰かと話しながら仕事をしたい」という方よりも、1人の時間に集中できる方のほうが快適に働ける傾向があります。

特に、ライティング・デザイン・データ入力など、1人で完結する業務が中心の職種においては、この特性が大きな強みになります。

自分から質問したり、助けを求めたりできる

リモート環境では、誰かが常に様子を見ていてくれるわけではありません。業務上の不明点やトラブルがあった際に、「分からないけれど聞きづらい」と黙ってしまうと、仕事全体に支障が出てしまうこともあります。

そのため、必要に応じて自分から質問や相談ができる方は、完全在宅勤務でも円滑に仕事を進めやすく、信頼されやすい傾向があります。

相談するタイミングやツールの使い方を工夫すれば、「オンラインでもしっかりつながれる」と実感できる場面も増えていきます。

リモートワーク可の求人に応募する際の注意点

在宅勤務OK」という表記があっても、実際の働き方は企業や職種によって大きく異なります。リモートワークに期待を持って応募したものの、入社後にこんなはずじゃなかったと感じてしまうケースも少なくありません。

ここでは、リモートワーク可能な求人に応募する際に、事前に確認しておきたい3つのポイントをご紹介します。

リモートワークの頻度・条件は要チェック

「リモートワーク可」と書かれていても、実際には特定の条件がないとリモートワークできない場合や、週に数日の出社が求められる場合もあります

とくに「原則在宅」と「一部在宅」は意味合いが異なりますので、出社の頻度やタイミング(例:週1出社、研修期間のみ出社など)を必ず確認しましょう。

求人票を見る際は、「週に何回の出社があるのか」「完全在宅勤務なのか」など、職種ごとの働き方の特徴をふまえて確認するようにしましょう。面接時に業務の進め方や出社頻度を質問することも、ミスマッチを防ぐポイントです。

入社後のフォロー体制の有無

未経験から新しい職種に挑戦する場合、入社後にどのようなサポートがあるかは非常に重要です。マニュアルや研修制度、チャットで相談できる体制があるかどうかは、在宅勤務で安心して業務を進めるための鍵になります。

たとえば、Webデザイナーやライター職では成果物ベースで評価される傾向がありますが、その分、自己判断を求められる場面も多くなりがちです。

自己評価を求められる職種では、特に業務フローやフィードバックの仕組みが整っているかを事前に確認しておくと安心です。

リモートワークが廃止される可能性も

現在はリモートワーク可能でも、将来的に出社が前提になる可能性がある職種も存在します。たとえば、社内での連携が多いディレクター職や管理部門では、業務方針の変更により出社が求められるケースもあるでしょう。

そのため、応募時には「この職種においてリモート勤務が長期的に認められているか」を企業の制度や社風から見極めることが大切です。

企業の採用ページや口コミサイトで、過去に制度がどう変わってきたかも調べておくと参考になります。

未経験からリモートワークを始める方法4ステップ

ここでは未経験職種でリモートワークを始めるための4つのステップをご紹介します。すぐに理想の働き方にたどり着けなくても、一歩ずつ準備を重ねることが重要です。

①理想の働き方を描く

まずは、「どんなふうに働きたいのか」を明確にすることから始めましょう。たとえば、以下のような問いを自分に投げかけてみてください。

理想の働き方を描く問い
  • どんな時間帯に働きたいか(朝型?夕方中心?)
  • フルリモート希望?一部出社OK?
  • どれくらいの収入が必要か?
  • 一人で黙々と?チームで協力しながら?

これらを整理することで、数あるリモートワーク職種の中から、自分に合った選択肢を見つけやすくなります。働き方の「軸」が見えることで、職種や求人を見るときの判断材料になります。

②これまでの経験を棚卸し

未経験であっても、これまでの経験の中に活かせる要素はたくさんあります。たとえば以下のように、これまでの業務経験は、リモートワーク向けの職種に十分活かすことができます。

リモートワークに活かせる職種の例
  • 接客経験がある方: 丁寧な対応力や相手の気持ちを汲み取る力が、カスタマーサポート職に活かせます。
  • 書類作成や事務補助の経験がある方:正確さやスケジュール管理のスキルが、在宅での事務職・アシスタント職に役立ちます。
  • 趣味や副業でSNSやブログを運用していた方:発信力や構成力が、Webライターやマーケティング関連職の入口になることもあります。

上記のように、「職種としての経験がない=まったくのゼロ」ではありません

LadyCarryでは、これまでの経験の中から活かせる強みを見つけ、言語化するサポートも行っています。自分では気づきにくい強みを明確にすることで、自信を持って次の一歩が踏み出せるようになります。

③最低限のデジタルスキルを習得

リモートワークでは、オンライン上で仕事を進めるため、一定のデジタルスキルが必要です。とはいえ、最初から難しいことができる必要はありません

まずは、以下のような基本的なスキルから身につけていきましょう。

リモートワークを行うための基本スキル
  • Excel・Googleスプレッドシートの基本操作
  • ZoomやGoogle Meetなどのオンライン会議ツールの使い方
  • SlackやChatworkなどのチャットツールでのやり取り
  • ビジネスメールの書き方・マナー

上記のスキルは無料の動画やオンライン講座でも学べるため、時間があるときに少しずつ進めるのがおすすめです。

④小さな案件で実践&実績づくり

学んだことを活かすには、実際の業務を通じて、できることを増やすのが重要です。まずはクラウドソーシングサービスなどを活用し、スキルレベルに合った小さな案件に挑戦してみましょう。

1件完了できたという実績は、大きな自信になりますし、履歴書や応募時のアピール材料にもなります。
たとえば、SNS運用アシスタントや、データ入力、簡単な記事作成など、初心者向けの案件から始めるのが現実的です。

リモートワークは自由に働く選択肢の一つ

リモートワークは、「時間や場所に縛られずに働きたい」「自分のペースを大切にしたい」と考える方にとって、理想の働き方かもしれません。

一方で、すべての人・すべての職種にとって理想的とは限らず、自分に合った職種や働き方を見極める視点が欠かせません。

「スキルがないから不安」「何から始めていいかわからない」という思いがあっても大丈夫です。大切なのは、今の自分からできることを少しずつ見つけていくことです。

そしてその過程で、自分に合ったキャリアの形が見えてきます。

LadyCarryでは、働き方の希望やこれまでの経験を丁寧に整理しながら、自分らしい働き方につながる職種選びと行動の一歩をサポートしています。

リモートワークを前向きに考えたい方は、ぜひ一度、私たちと一緒に可能性を広げてみませんか?

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