育休や産休から復職したあと、以前より責任の軽い仕事を任されるようになることを、「マミートラック」と呼ぶことがあります。周囲の同期が昇進していく一方で、自分だけ取り残されたように感じてしまいますよね。
しかし、自分がマミートラックに当てはまるかどうかより、今の働き方を自分が納得して選べているかが大切です。この記事では、マミートラックの意味や復職後に起こりやすい状況、自分らしいキャリアを考える手順を紹介します。
育児と仕事を両立している方、今後のキャリアについて悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。

キャリアについて考え始めたとき、「向いている仕事が分からない」「このままでいいのか不安」という気持ちになることがあるでしょう。
そんなときに役立つのが、LadyCarryの適職診断です。いくつかの質問に答えるだけで、あなたの強みや価値観、働き方の傾向から、向いている仕事の方向性を整理します。
自分に合う選択を考えるためのヒントとして、ぜひ活用してみてください。
マミートラックとは?育児とキャリアに影響する働き方を解説

マミートラックとは、出産や育児を機に職場へ戻った女性が、本人の意欲や能力とは関係なく、昇進や昇給につながりにくい補助的な業務や部署を担当し続ける状態を指す言葉です。
ただし、時短勤務を選んだことや、子どもの予定に合わせて働くこと自体がマミートラックとは限りません。希望を持って選べているかが見分けるポイントになります。

育児を機に昇進やキャリアアップが難しくなる働き方
マミートラックは、育児を理由に本人の希望とは異なる働き方へ固定され、キャリアアップの機会を持ちにくくなる状態です。
例えば、復職前はプロジェクトの中心を担っていたのに、復職後に補助業務だけになったり、重要な会議や担当から外れたりするケースがあります。勤務時間に制約があるからと、本人に確認しないまま仕事の範囲を狭められることもあります。
子どもとの時間を優先したい希望もあります。問題は、会社が一方的に決めてしまい、本人が希望を伝えたり、将来の選択肢を相談したりできないことです。
女性のキャリア形成に与える影響
働く時間が短くなれば、担当できる業務や参加できる機会が変わることはあります。しかし、その変化が一時的な調整なのか、長期的に戻れない状態なのかで意味は違います。
家庭内の家事や育児の負担が女性に偏ると、残業や出張を引き受けにくくなり、結果として責任ある仕事から外れやすくなる場合があります。総務省の社会生活基本調査でも、6歳未満の子どもがいる世帯では、育児や家事に使う時間に男女差があることが示されています。
企業側にも、女性が働き続けられる仕組みを整えながら、本人の意欲や成長機会をどう守るかが問われています。帝国データバンクの2025年調査では、女性活躍の取組として「性別に関わらず成果で評価」と回答した企業が61.9%でした。
一方、「キャリア開発・育成の充実」は7.2%にとどまっています。制度の有無だけでなく、復職後も経験を積み、評価される仕組みがあるかを確認することが重要です。
大切なのは自分が納得できる働き方を選べているか
自分が納得して選んだ働き方なら、責任や業務量を抑えていても納得のいくキャリアを歩めるでしょう。一方、本人の希望に反して仕事や成長機会を狭められている場合は、マミートラックに当たる可能性があります。
「本当は挑戦したいのに任せてもらえない」のか、「今は家庭を優先したい」のかを分けて考えると、必要な対応が見えてきます。
誰かが決めた成功の形に合わせる必要はありません。今の生活を大切にしながら責任ある仕事を続けたい人も、いったん仕事の負担を下げたい人もいます。自分の希望と会社の扱いがずれていないかを確かめることから始めましょう。
- 自分の希望を会社に伝えられている
- 今の選択を数年後に見直せる
もしかして私も?復職後に起こりやすいマミートラックの状況

復職後に起こる変化は、本人の努力だけでは防ぎにくいものもあります。まずは、どのような状況に違和感を持っているのかを具体的に言葉にしてみましょう。
業務・評価・時間・周囲との関係に分けると、「つらい」と感じた理由や職場へ伝えたいことを整理しやすくなります。

責任ある業務を任せてもらえなくなった
復職後に重要な業務から外されたり、会議のメンバーから外れ、定型作業だけを任されるようになったりすることがありますが、会社から理由を説明されないと戸惑ってしまうでしょう。
勤務時間に制約があるため、業務の引き継ぎや急な対応を考えて調整した可能性もあります。しかし、本人がどこまで働きたいかを聞かずに、最初から成長機会をなくしてしまうことは別の問題です。
以前と同じ業務に戻りたいのか、時間内でできる別の役割に挑戦したいのかを整理し、上司に伝えられる状態にしておきましょう。
- 以前の業務に戻るために必要な条件
- 今の勤務時間で挑戦できる業務
昇進や評価の対象から外れたように感じる
同期が昇進したり、新しい役割を任されたりする一方で、自分には声がかからないこともマミートラックと言えます。復職をきっかけに評価の機会が減ったように感じると、将来のキャリアが見えにくくなります。
評価の基準が勤務時間の長さだけになっていないか、短い時間でも成果を出せる仕事が評価されているかを確認してみてください。数年後の働き方を考えておくと、選択肢の幅が増えるでしょう。
時短勤務に罪悪感や周囲への気遣いを感じる
時短勤務や急な早退が続くと、「職場に迷惑をかけているのではないか」と罪悪感を抱くことがあります。周囲の仕事量が増えているように見えると、制度を使うこと自体をためらってしまう人もいるでしょう。
しかし、育児と仕事を両立する制度は、必要な人のためにあります。個人の我慢だけに頼らず、業務の分担や締め切りをチームで共有することが大切です。
働ける時間と難しい時間をあらかじめ伝えると、周囲も対応を考えやすくなるはずです。
- 対応できる時間と難しい時間
- 急な休みが出たときの引き継ぎ方法
仕事のやりがいを感じにくくなった
業務内容が変わり、責任ある仕事が減ったことで、以前のような達成感を得られなくなることがあります。仕事を続けられているのに、働く目的を見失ったように感じる状態です。
やりがいは、役職や大きな仕事だけで決まるものではありません。人の役に立つこと、専門性を深めること、成果を形にすることなど、自分が仕事のどこに意味を感じていたのかを振り返ってみましょう。
そのうえで、今の職場で取り戻せる部分と、環境を変えなければ難しい部分を分けます。退職を急がず、希望を伝える、業務の幅を相談する、外の求人を見るという順番でも構いません。
- 人の役に立ったと感じた場面
- 時間を忘れて集中できた仕事
仕事と子育ての両立に将来の不安を感じる
不安を項目に分けて考えると、確認することが見えてきます。収入、時間、仕事内容、昇進、周囲の理解などを考え、子どもの成長に合わせて今の職場で続けられるのかを確かめましょう。
不安の中身を分けて確認します。収入、時間、仕事内容、昇進、周囲の理解など、気になることを書き出してみましょう。
不安の中身がわかると、会社に確認すること、家族と話すこと、自分で準備することが見えてきます。次の小さな行動へ移しましょう。
- 収入と働く時間
- 仕事内容と評価
- 子どもの成長後の働き方
- 変更された業務と理由を確認する。いつ、誰から、どのように説明されたのかを書き留めます。
- 希望する仕事と勤務条件を上司に伝える。担当したい業務、働ける時間、今後広げたい仕事を具体的に話します。
- 面談内容と評価基準を記録する。合意したことや次に確認する時期を残しておきます。
- 改善しない場合は人事や労働局へ相談する。制度の利用を理由とする不利益な扱いが疑われる場合は、社外窓口も検討します。
- 異動や転職を、今の職場と比べる。希望を実現できる可能性と、家庭への影響を並べて判断します。
マミートラックで悩む前に考えたい理想の働き方

マミートラックかもしれないと感じたとき、いきなり転職先を探す前に、今後どのように働きたいのかを考えてみましょう。会社を変えても、希望が曖昧なままだと同じ迷いを抱えやすいためです。
大切にしたい条件に優先順位をつけると、理想の働き方を考えやすくなります。

今の働き方に満足しているか考える
マミートラックかもしれないと感じたら、満足している部分と不満を書き出しましょう。「時短で子どもを迎えに行ける」「通勤が短い」など、続けたい条件も忘れずに残すことが大切です。
不満があるからといって、今の職場のすべてが合わないとは限りません。業務内容だけ変えたいのか、評価の仕組みを見直してほしいのか、働く時間を変えたいのかで、取るべき行動は変わります。
- 続けたい条件は何か
- 変えたいのは業務・評価・時間のどれか
- 会社に相談して試せることは何か
仕事で大切にしたい価値観を明確にする
仕事を通して何を大切にしたいのかを考えます。やりがい、収入、働きやすさ、成長、周囲との関係など、候補を並べたうえで、今の自分にとって譲れないものを3つに絞ります。
例えば、「子どもの急な発熱に対応できること」と「人の役に立つ実感」は、どちらも大切な条件です。ただし、すべてを同じ強さで求めると、求人や職場を比べるときに迷いやすくなります。
今だけ必要な条件と、数年後も守りたい価値観を分けて考えると、子どもの成長に合わせて働き方を見直すときにも役立ちます。
子どもの幸せと同じように、自分の幸せも大切にする
理想の働き方を考えるとき、子どもや家庭を優先するあまり、自分の希望を後回しにしてしまうことがあります。家族を大切にすることと、自分が仕事で感じたい充実感を考えることは両立できます。
- 仕事で何を楽しみたいか
- どんな経験を積みたいか
- 家族との時間に何を残したいか
自分らしい働き方をイメージする
マミートラックに悩んでいる状態であれば、理想の生活を踏まえて1日を想像することも重要です。普段は何時に働き始めたいか、どこまで通勤できるか、どの程度の責任を担いたいか、子どもの成長後に仕事をどう広げたいかを考えます。
「自分らしさ」は、性格を一言で決めることではありません。これまで自然にできたことや、人から感謝されたことを振り返ると、自分に合う働き方の手がかりが見つかります。
理想の働き方を実現するための3つのステップ

理想の働き方が見えてきたら、次はどう実現するかを考えます。求人を探す前に、「自分を知る→将来を描く→職場を選ぶ」の順番で進めると、条件に流されにくくなります。

①才能・価値観・関心を整理して自分に合う仕事を考える
自分に合う仕事を考えるときは、才能・価値観・関心の3つを分けて整理します。才能は自然にできること、価値観は仕事で大切にしたいこと、関心は気づくと調べたり学んだりしている分野です。
例えば、同僚の困りごとに早く気づいて声をかけた経験が多いなら、相手の変化に気づく力として書き出せます。短所を無理に長所へ言い換えず、実際にその行動が役立った場面とセットで振り返りましょう。気づくと知識が増えている分野があれば、関心が続きやすいテーマです。
短所に見える行動も、仕事の場面が変わると強みになることがあります。自分を決めつけず、過去の経験を具体的な場面から振り返ってみましょう。
- 自然にできたこと
- 大切にしたい働き方
- 調べたり学んだりしていること
②理想のキャリアプランを考える
次に、どのような働き方やキャリアを実現したいのかを考えます。1年後にどう働いていたいか、子どもが成長したときにどのような仕事を続けていたいかを、家族の予定と一緒に書き出してみてください。
キャリアプランは、最初から完璧な計画を作る必要はありません。「今は時短で経験を積む」「2年後には担当範囲を広げる」「将来は管理職も選択肢に入れる」のように、段階を分けると現実に合わせて見直せます。
一人で考えがまとまらないときは、キャリアに詳しいコーチと話しながら、実現したいことと今できることを分ける方法もあります。第三者に話すと、自分では気づかなかった希望や思い込みを言葉にしやすくなります。
③キャリアプランを実現できる職場を分析する
最後に、理想のキャリアを実現するには、給与や福利厚生だけでなく、仕事の任せ方や評価の仕組みも確認します。女性の管理職登用、復職後のキャリア支援、時短勤務中の評価、子どもの成長後に働き方を広げられるかを見ていきましょう。
求人票に制度が書かれていても、実際に利用しやすいとは限りません。面接や面談では、制度の有無だけでなく、利用実績、業務の分担、急な休みに対する考え方を確認します。
継続と成長を分けて確認すると、目先の働きやすさだけで判断しにくくなります。
働くママが後悔しないために知っておきたいポイント

育児休業や時短勤務などを利用したことを理由に、降格、減給、不利益な評価や配置変更を受けた場合は、法令上の不利益な取扱いに当たる可能性があります。上司や人事に相談しても改善しないときは、都道府県労働局の雇用環境・均等部(室)など、公的な窓口への相談も検討してください。
状況を相談するときは、いつ、誰から、どのような説明を受けたのか、担当業務や評価がどう変わったのかを記録しておくと、事実を伝えやすくなります。詳しい制度や相談窓口は、厚生労働省の資料も確認してください。
制度があっても使いにくかったり、利用後のキャリアが見えなかったりする職場があります。
生活とキャリアの条件を確認することが大切です。

時短勤務や制度だけで職場を判断しない
時短勤務や育児支援制度があることは大切です。ただし、制度を使ったあとにどのような仕事を任されるのか、周囲がどう受け止めているのかまで確認しなければ、復職後に同じ違和感を抱く可能性があります。
そのため、確認すべきなのは制度の内容だけではありません。利用している人がいるか、急な休みのときに誰が仕事を引き継ぐか、本人の希望を聞く面談があるかなど、日々の運用を具体的に聞いてみましょう。
- 制度を使った人の業務内容
- 急な休みに対応する仕組み
- 復職後の面談や評価の方法
管理職など将来のキャリアも視野に入れる
転職後に公開しないためには、数年後に仕事の幅を広げられる職場かを確認しましょう。今は子どもとの時間を優先したいとしても、管理職への登用や専門性を高める機会があるかを見ておくと、将来の選択肢を残せます。
また、管理職を目指すことが全員に必要とは限りません。大切なのは、目指したいと思ったときに選べる環境があることです。将来の希望を伝えたうえで、今の勤務時間で経験できる仕事を相談できる会社なら、キャリアを途切れさせずに済みます。
- 時短勤務中に任される仕事
- 子どもの成長後に広げられる業務
- 評価や登用を決める基準
企業の支援制度を確認しておく
育児休業や時短勤務だけでなく、復職支援、子どもの看護に関する休暇、在宅勤務、フレックスタイム、キャリア面談なども確認します。利用できる条件や申請方法まで把握しておくと、必要になったときに慌てません。
転職先を探す場合は、求人票の文言をそのまま受け取らず、面接で具体例を聞くことが大切です。「子育て中の社員はどのような働き方をしていますか」「復職後に担当業務を広げた例はありますか」と聞くと、制度の使われ方が見えやすくなります。
女性のキャリアに悩んだら相談できる支援サービス

一人で考えにくいときは、相談先を使えます。転職を進めたいのか、まず希望を整理したいのかによって、合うサービスは変わります。
求人紹介か条件整理かを決めておくと、話す相手を選びやすくなります。

女性向けキャリアコーチング
求人前に希望や条件を言葉にする相談先が、女性向けキャリアコーチングです。求人紹介を中心とせず、これまでの経験や価値観を振り返り、これからの方向を言葉にする場です。
LadyCarry(ラディキャリ)では、才能・価値観・関心を整理することで、適職やキャリアプランを考えます。転職だけを前提にせず、異動や副業、独立なども含めて、自分に合う選択肢を考えられることが特徴です。
復職か転職かを急いで決めず、まず何を大切にして働きたいのかを話したい人に向いています。
求人紹介ならエージェントやハローワークが合う場合もあります。サービスの役割と料金を確認し、自分の段階に合う相談先を選びましょう。
マザーズハローワーク・マザーズコーナー
転職や再就職を具体的に考えている人は、マザーズハローワークやマザーズコーナーも相談先になります。厚生労働省によると、子育て中の人が利用しやすい環境を整え、担当者制で就職を支援しています。
応募書類や面接の準備も相談できます。支援内容や予約方法は地域によって異なるため、厚生労働省の案内から近くの窓口を確認しましょう。
体験談:自分らしいキャリアを考えたことで、家族との時間も大切にできるようになった
ここからは、LadyCarryのキャリアコーチングを受けたFさんの体験談を紹介します。Fさんは48歳で、マミートラックそのものを経験した事例ではありませんが、家族との時間を守りたいという希望を言葉にし、自分に合う仕事を選んだケースです。
前職で帰宅が遅く、年齢への不安から転職に踏み出せずにいましたが、無料カウンセリングで経験や価値観、強みを振り返るうちに、「年齢的に転職は難しいか」より、「今の自分にできることは何か」へ考え方が変わりました。
その後、長年望んでいた子どもに関わる仕事へ転職しました。前職で変えたかった「帰宅が遅い働き方」と、守りたかった「家族との時間」を基準に選びました。Fさんはマミートラックの判断例ではありませんが、希望を言葉にして選ぶ過程は、復職後の働き方を見直す参考になります。
- 家族との時間を守りたかった
- 年齢への不安から転職に踏み出せずにいた
- 経験や価値観、強みを振り返った
- 子どもに関わる仕事へ進んだ
当時のことを、Fさんはこう振り返ります。
家族との時間を大切にしたいと思いながら、前職では帰宅が遅くなる働き方を変えられずにいました。年齢を考えると転職は難しいのではないかと不安でしたが、これまでの経験や自分が大切にしたいことを整理すると、年齢ではなく今の自分にできることを考えられるようになりました。子どもに関わる仕事へ進み、家族との時間も自分が納得できる働き方も大切にできています。
Fさんの経験は、年齢への不安だけで判断せず、これまでの経験とこれから守りたい時間を並べて考える大切さを示しています。
▼Fさんの詳しいインタビューはこちら▼

まとめ:女性が理想のキャリアを叶えるためには、自分に合った働き方を見つけることが大切
希望と異なる仕事へ固定される状態が、マミートラックです。ただし、時短勤務や家庭を優先する働き方が、すべてマミートラックに当たるとは限りません。
大切なのは、自分が望む働き方を選べているか、今の選択に納得できているかを確かめることです。
理想のキャリアを考えるときは、次の順番で整理してみてください。
- 今の業務・評価と希望のずれを確認する
- 上司や人事に希望を伝え、改善できるか確かめる
- 改善が難しい場合は、異動・転職・外部相談を比べる
求人前に考えを整理する方法として、キャリアコーチングがあります。転職や復職後の働き方に迷ったときは、求人紹介が必要なのか、まず自分の条件を整理したいのかを確認し、合う相談先を選びましょう。
記事を読んで「自分に合う仕事や働き方を考えたい」と感じた方は、無料カウンセリングで悩みや条件を話すこともできます。
まず一人で今の傾向を確かめたい方は、無料の適職診断から始められます。
よくある質問
マミートラックや復職後のキャリアについて、よくある質問に答えます。
- マミートラックとは何ですか?
-
出産や育児を機に、本人の希望とは関係なく、昇進や成長の機会が少ない業務や部署へ固定される状態を指す言葉です。時短勤務を選んだことや家庭を優先すること自体が、マミートラックとは限りません。
- マミートラックに当てはまるか判断するにはどうすればいいですか?
-
担当業務、評価、勤務時間、将来の選択肢の4つを確認します。本人の希望を聞かれないまま業務の範囲を狭められた、理由の説明がないまま成長機会を失ったなど、会社との認識にずれがないかを整理してみてください。
- マミートラックになったら転職したほうがいいですか?
-
すぐに転職を決める必要はありません。まずは今の職場で希望を伝えられるか、業務や評価について相談できるかを確認しましょう。そのうえで、理想の働き方を実現できる職場がほかにあるのか、求人を見て比べる方法があります。
- 復職後もキャリアアップを目指せますか?
-
目指せます。今の勤務時間で経験できる業務を確認し、数年後に広げたい仕事を上司と共有しておくことが大切です。制度の有無だけでなく、実際に復職後の社員がどのような仕事を任されているかも確認しましょう。
- マミートラックについて誰に相談すればいいですか?
-
今の職場での業務や評価については、上司や人事に相談できます。育児制度の利用を理由とした不利益な扱いが疑われ、社内で改善しないときは、都道府県労働局の雇用環境・均等部(室)などの公的な窓口も候補です。転職や再就職を考えているなら、マザーズハローワークやマザーズコーナー、自分の希望や価値観を整理したい場合は、女性向けキャリアコーチングも選択肢になります。
育児と仕事の両立に迷ったときは、家庭を大切にしながら、自分の希望も置き去りにしない働き方を考えてみてください。
LadyCarry認定キャリアカウンセラー。「動物も人も笑顔で共存できる環境づくり」とキャリア支援領域を中心に、キャリア支援と動物事業を両立する二軸の起業家。自身もLadyCarryを受講した末に起業の道を選択。現在はLadyCarryでキャリアカウンセラーをしながら、女性のキャリアを応援するライターに従事。


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