小学生のころ、温かい保健室に通っていた経験から養護教諭になったHさん。けれど結婚や出産、契約期間の満了が重なり、働く場所を何度も変えてきました。「このまま転々と働くのは、自分が満足できる働き方ではない」。
そう感じて受講したのが、LadyCarryのキャリア実現コースです。
自己分析を重ねるなかで見えてきたのは、ずっと好きだったファッションと、人の気持ちに寄り添う力。「母親だから」「年齢だから」ではなく、自分はどうしていきたいかで考えられるようになったと話します。
卒業時点で、アパレル業界のEC職を中心に転職活動を進めていたHさんに、受講前後の変化を伺いました。

「このまま転々と働くのは違う」契約のたびに揺れた働き方
――受講前は、どんなお仕事をされていましたか?
高校で養護教諭、いわゆる保健室の先生をしていました。生徒の急病やけがの対応、健康相談、健康診断の計画と集計、保健教育まで、仕事の幅は広いです。
新卒ではアパレルの販売員として働き、その後は保育士や養護教諭として、保育の現場や学校で経験を積んできました。
――当時、どんなことに悩んでいたのでしょうか?
長く働ける職場が、なかなか見つからないことです。子どもが生まれてからは、契約期間のある仕事や、産休・育休の代わりのポジションが多くなりました。結婚や出産のたびに仕事を辞めなければならないこともあり、転職を何度も重ねています。
このまま転々と働き続けるのは、自分が満足できる働き方ではないのかなと思うようになったんです。
仕事そのものは嫌いではなく、やりがいもありました。ただ事務作業が多くて、毎日定時には帰れません。仕事のイライラを抱えたまま保育園へお迎えに行き、子どもにきつく当たってしまうこともあって……。子どもにもそれが伝わり、悪循環になっていました。
――LadyCarryを知る前にも、転職の相談はしていたんですか?
転職エージェントに相談したことはあります。でも、やりたいことを伝えても「それは無理です」というような反応で終わってしまって。どこに相談すればいいのか、悩んでいました。
自分の価値観や才能を見つけてみたい、自分に合った適職を知りたい。その気持ちが、受講を決めた理由です。
「どれか1つに決めなくていい」好きなものと才能が重なった
――無料カウンセリングに参加して、どんな気づきがありましたか?
自分1人では、やりたいことはなんとなくあるのに、どうしたらいいかがぼやけている状態でした。そこに明確なアドバイスをもらえたことで、自分に自信が持てるようになったんです。
――受講中、印象に残っているカリキュラムはありますか?
人生を振り返るワークです。未来をどうしたいかを考える機会は最近よく見かけますが、過去を振り返るのは難しくもありました。それでも「あのとき自分はこう思っていたのか」と振り返れたのは、いい機会だったと思います。
振り返ってみると、充実していた時期にはいつも、友達や周りの人とのいい関係がありました。ファッションも、ずっと変わらない関心ごとだったと気づいています。価値観の分析では、個性や表現、感謝を大切にしていることも見えてきました。
才能分析では、ストレングスファインダー®の結果をもとに、才能を具体的に出してもらえて、より深く理解できた気がします。相手の様子を観察して気持ちを想像すること、話を聞いて整理すること。
どれも保健室で生徒と向き合うなかで、自然と使っていた力でした。
適職の可能性をたくさん出してもらえたのは、すごくうれしかったですね。自分だけだと、広い視野で見られないので。
――キャリアを考えるうえで、考え方が変わった場面はありましたか?
仕事はどれか1つにしないといけない、と思ってしまいがちでしたが、1つだけではなく、ほかの方法や可能性もあるとわかりました。
コーチからは、「心」と「外見」の両方を支えるという視点も出してもらいました。自分の関心が高いものも含めて、自分なりの答えを見つけていきたいと思えた時間です。
好きなファッションを仕事に。保健室の経験を強みにECへ
――最終的に、どんなキャリアプランを描きましたか?
まずはアパレル業界の内勤、特にECの仕事に就いて、パソコンのスキルを磨くプランです。その先には、パーソナルスタイリストやWEBデザインなど、人の魅力を表現する仕事も視野に入れています。
一緒にワークを見てもらううちに方向性がはっきりしてきて、自分でも「これで行こう」と思えるようになりました。現実的なところも見えてきて、あともう少しだと感じられたのを覚えています。
――異業種への挑戦で、養護教諭の経験はどう活かせそうですか?
書類や面接の準備をするなかで、自分の経験を整理し直しました。たとえば、保健室の来室状況をExcelで分類してグラフにまとめ、毎月先生方に共有していたこと。
性教育の授業では事前にアンケートを取り、生徒の不安や疑問に合わせて伝える内容や言葉選びを調整しました。授業後の感想には、一人ひとりに返事を書いて返しています。
相手の不安を想像して、情報を整理し、わかりやすく届ける。この力は、お客様が安心して商品を選べるECの仕事にも通じると考えています。書類を添削してもらったことで、言葉選びも明確になり、企業研究も進めやすくなりました。
――卒業時点で、転職活動はどんな状況ですか?
アパレル業界のEC職を中心に、選考を進めているところです。ファッションに携わっていたいという思いから、物販の副業も始めました。商品のリサーチや、画像加工での見せ方の工夫にも取り組んでいます。
自己分析から書類作成までのワークは、迷ってしまったときに振り返って、どうしていきたいかを確かめられるものになっています。
「母親だから」を手放して、自分はどうしたいかで選ぶ
――受講前と後で、特に変わったと感じることは何ですか?
母親だからとか、年齢を気にせずに、自分はどうしていきたいかを考えていけるようになりました。
子どもが少しずつ手を離れてきて、自分の暮らしや人生に目を向けられるようになってきたところでもあります。これからは自分はどうしたいかを出発点に、働き方を選んでいくつもりです。
――これから先、どんな人生にしていきたいですか?
自分にも、子どもにも、自信を持って楽しく生きている自分を見せたいと思います。頑張っている姿も、輝いているところも、応援してもらえるような人生にしたいです。
子どもたちに「早くしなさい」と言うのではなく、笑顔で過ごす日を増やしたい。そのためにも一人で溜め込まず、夫にも少しずつ話す時間をつくって、子どもたちとの時間も含めた働き方のバランスを相談していけたらと考えています。
受講を迷っている方へ「自分だけだと、広い視野で見られないから」
――最後に、受講を迷っている方へメッセージをお願いします。
自分ひとりで考えていると、どうしても広い視野で見られません。私も、やりたいことはなんとなくあるのに、どうしたらいいかがぼやけていました。
LadyCarryでは、マイナスではなくプラスに考えてもらえたので、自分について詳しく知ることができました。客観的に見てもらうと、自分では考えつかない選択肢も出てきます。それが大きな発見でした。
仕事はどれか1つに決めなくてもいいし、母親だから、年齢だからと諦めなくてもいい。まずは自分を知るところから始めてみてくださいね。
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キャリアコーチ・キャリアアドバイザー。LadyCarry認定コーチ。これまでに300人以上のキャリア相談に携わる。Gallup認定ストレングスコーチの資格を保有し、強みを活かしたコーチングにも従事。20〜30代女性が「自分らしさを仕事に変える」ための支援に特化。


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