入社2年目、営業として働いていたSさん(24歳)。人と話すこと自体は苦手ではないのに、「売るための会話」にはどうしても違和感がありました。苦手な仕事を毎日続けるのがつらく、どこに助けを求めればいいのかも分からないまま時間だけが過ぎていったと言います。
ラディキャリで幼少期からの人生を振り返るなかで見えてきたのは、「人のため」のほうが力を発揮できるという自分の特性でした。転職はせず社内で部署が変わった今、仕事への向き合い方そのものが変わったそうです。
自己分析で気づいたことや、受講後の働き方の変化について伺いました。

「売るための会話」に違和感。苦手な仕事を毎日続けるのがつらかった
――まずは、受講前のお仕事について教えてください。
入社2年目で、営業の仕事をしていました。人と話すこと自体は苦手ではないんです。ただ、商品を売るための会話となると、どうしても抵抗感や違和感が拭えなくて。
打ち合わせで想定外の質問をされると頭が真っ白になって、何も答えられずに落ち込むことがほとんどでした。自分では十分に準備したつもりでも、うまくいかないことが続いて……。
――当時、いちばんの悩みは何でしたか?
自分の苦手な仕事を、毎日しているのがシンプルにつらかったことです。新人なので慣れなきゃいけないと思っていたのですが、苦手意識があるからか、なかなか慣れなくて。いつも「なにか違う」と思いながら、もやもやしていました。
そもそも自分にどんな仕事が合っているのか、何がしたいのかも見えていなかったんです。体調も崩しがちで、今の業務をこのまま続けるのは難しいと感じていました。
転職エージェントもたくさんあって、どこに助けを求めたらいいのかもよく分からなくて。ただひたすら仕事をして、時間が過ぎていくのを待っている毎日でした。
「苦手な仕事を毎日続けるのがつらい」と感じているなら、まずはLadyCarryの適職診断で今の自分の傾向をのぞいてみませんか?
いくつかの質問に答えるだけで、あなたの強みや価値観、働き方の傾向から、向いている仕事の方向性を整理できます。
転職を勧めるより自己分析から。「今だからこそ」と受講を決めた
――無料カウンセリングに参加してみて、どうでしたか?
転職するかどうかも迷っていたので、ラディキャリを受講するかもかなり迷っていました。でもカウンセリングで、ラディキャリは転職を勧めるよりも、まず自己分析をして、そこからなりたい姿を探していくと聞いたんです。適職を探すなら自己分析は絶対にしたいと思っていたので、「いいな」と感じました。
短い時間でも親身に話を聞いてくださり、強引な勧誘もなかったんです。最終的に受けるかどうかは「その判断はお任せします」と言っていただけて、その安心感も大きかったですね。
――受講費用については悩みましたか?
正直、悩みました。安いものではないので、どうしようかなとかなり考えましたね。でもカウンセリングで、年齢を重ねるうちに転職のしやすさが変わっていくという話を聞いて、逆に今だからこそやっておいたほうがいいと思ったんです。
お金の不安があることも正直に伝えたら、細かいところまで気を使ってくださって、本当にありがたかったですね。コストも時間も労力もかかりますが、これからのキャリアを考えるなら、かけてでもやる価値があると思って決めました。
先輩のために練習した吹奏楽部の記憶。「人のため」のほうが力を発揮できる
――受講して印象に残っている内容は何ですか?
幼少期から振り返ること自体、少し意外でした。でも実際に振り返ってみると、今の仕事への向き合い方につながっていて、驚くと同時に納得したんです。
学生時代の吹奏楽部で、同じパートの先輩たちと大会に出たことがあります。最初は予選を通るかも分からない状態から、先輩たちのために必死で練習したんです。その経験を振り返って、自分は人のためのほうが力を発揮できるのだと気づきました。
入社してすぐに社内の企画を任されたときも、驚きと嬉しさがありましたね。価値観としては「援助」や「献身」が出てきて、周りの人の役に立つことにやりがいを感じるのだと分かりました。
――ストレングスファインダーの結果はどうでしたか?
自分で振り返っただけではしっくりこなかったのですが、コーチングで話すうちに最上志向に当てはまる部分が多いと分かったんです。人と比べて落ち込んだり、心配性だったりするのも、最上志向の裏返しなんだと知れたのは新しい発見でした。
レポートもとても細かくて、自分だけの分析結果を読むのが面白かったです。自分の分析だからこそ、自分を俯瞰して見られました。
――悩みの原因についても、新しい気づきはありましたか?
合わないのは、仕事内容が主な原因だと思っていました。でも話すなかで、社風や業界への関心など、原因は一つではなかったと気づいたんです。
職場に頼れる人がいるかどうかが自分にとって大きいことも分かりました。明確な目標や目的があることが、仕事のモチベーションになっていることも新しい気づきです。
カウンセラーへの興味から、社内で人事総務の経験を積む道へ
――キャリアの方向性はどのように考えていきましたか?
もともと、ぼんやりとカウンセラーのような仕事がしたいという思いがありました。調べてみると、その分野にもいろいろな職種や働き方があると分かったんです。
そのうちに、学校事務にも興味があったことを思い出しました。カウンセラーよりもハードルが低めで、現実的な選択肢として視野に入れてみようと思えたんです。
キャリアの軸を書き出してみると、いちばん大事なのは「誰かの役に立てる仕事、サポートができる仕事」でした。その軸に照らすと、大学事務と産業カウンセラーが自分のやりたいことに近いと分かったんです。
まずは今の会社で人事総務の実務経験を積み、将来は大学事務やカウンセラー系の資格も視野に入れる、という道のりが見えてきました。
ずっと抱えていたもやもやが晴れて、前向きな気持ちになれたんです。
――現在はどのようなお仕事をされていますか?
転職はしていないのですが、社内で部署が変わりました。今は管理部門で、予算を決めたり、新卒採用に携わったり、イベントを企画したりと、幅広い業務を担当しています。
最終回のセッションでは、最上志向や慎重さが自分に強く表れていることも改めて分かりました。自分がどんなときに資質を才能にできるのか、これからも研究しながら自分に投資していきたいです。
自信がついて、一人で抱え込まなくなった。受講して前向きになれた
――受講してよかったと感じるのは、どんなところですか?
自信がついたことが、いちばんよかったところです。自己分析やキャリア分析を通して、自分の力を発揮できる場面と、逆にこういう場面には弱いんだというのが分かりました。
それが仕事にもプライベートにも活かせていて、一つの安心材料になっています。不安要素がなくなったことで、少しずつ自信がついてきました。
――仕事への向き合い方に変化はありましたか?
以前は苦手意識が強くて、やりたくないと思うことも多かったんです。部署が変わって職場環境も少し変わり、仕事に対する姿勢が変わって、やる気やモチベーションが出てきたのを感じています。
人間関係も変わりましたね。今までは全部一人でやっていたことを、人に任せたり依頼したりできるようになって、その変化はすごくいいなと思っています。
――受講を迷っている方へ、メッセージをお願いします。
私も最初は、受講するかすごく迷っていました。でも転職するしないに関わらず、受講してみて気持ちの面ですごく前向きになれている自分がいて、それが大きいなと実感しています。
こんなに自分を自己分析する時間は、これまでもなかったし、これからもそんなにないだろうなと思うと、本当に貴重な時間でした。コーチとのコーチングの時間も楽しかったです。
迷っている方にとっても、やる価値は絶対にあると私は思っています。将来について考えたい方には、おすすめしたいですね。
自己分析で自分の強みや価値観を整理したい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

キャリアコーチ・キャリアアドバイザー。LadyCarry認定コーチ。これまでに300人以上のキャリア相談に携わる。Gallup認定ストレングスコーチの資格を保有し、強みを活かしたコーチングにも従事。20〜30代女性が「自分らしさを仕事に変える」ための支援に特化。


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