新卒からSEとして働いていたKさん。IT分野にどうしても興味が持てず、「働く=苦しいもの」と思い込んだまま、自分が本当はどうしたいのかも分からなくなっていたといいます。
LadyCarryで自分の思考の癖と向き合ったKさんは、学生のキャリアを支える仕事を目指して転職活動を進めたものの、選考が進んでいた企業をすべて辞退するという選択をしました。転職はまだしていないけれど、「本当に受けてよかった」と心から思えている。そう話すKさんに、現職で本音を言えるようになるまでの変化を伺いました。

「働く=苦しい」が当たり前だと思っていた
――LadyCarryを受講する前は、どんなことに悩んでいましたか?
ITにはどうしても興味が持てず、常に勉強し続けないといけない環境が本当に苦しくて。ほかの人が30分で理解できることに、自分は1時間かかると感じる場面もあったほどです。今の仕事が向いていないのは分かっていても、職を変えたところでまた「向いていない」となる気がして、そもそも社会人に向いていないのかもと思っていました。
自分の意見が本心なのか、誰かや世間体を気にした発言なのかも、もう自分では分からない状態で。物事を決めるときも消去法で選んだり、周りと比べて勝手に落ち込んだりしていました。他人の気持ちを必要以上に気遣って、自己犠牲的に動いてしまう自分をやめたかったんです。
不思議と、周りから実力以上に期待されることも多くて、そのたびにプレッシャーを感じていました。「ちゃんとしなきゃ」という気持ちが、いつも頭のどこかにあった気がします。
――LadyCarryを選んだとき、どんな思いで決めましたか?
一番は「自分を変えたい!」という気持ちです。決して安くない金額ですし、普段は財布のひもがとても固いほうなので、だいぶ思い切った投資でした。それでも、払ってでも変えたかったんです。
正直に言うと、始める前は「受けたところで根本は変わらないんじゃないか」と、斜に構えている自分もいましたね。
「働くのはずっと苦しいものだと思っている」と感じているなら、まずはLadyCarryの適職診断で今の自分の傾向をのぞいてみませんか?
いくつかの質問に答えるだけで、あなたの強みや価値観、働き方の傾向から、向いている仕事の方向性を整理できます。
仕事は「苦労の対価」でなくてもいい
――受講中、特に印象に残っているセッションはありますか?
【心の土台①】のセッションで、一皮むけた気がします(笑)。それまでは「仕事=苦労=しんどいもの」と勝手に解釈していて、お給料をもらう以上は苦労を差し出さないといけない、と思い込んでいたんです。必ずしもしんどい思いをしなくちゃいけないわけではないと気づいて、自分で自分を追い詰める働き方をしていたんだと自覚しました。
――ほかにも、ご自身について気づいたことはありますか?
人生を振り返るワークで、私が充実するために大切な価値観は「受容」と「余裕」だと分かりました。ダメな自分も受け入れてもらえると安心する一方で、「できる自分」しか受け入れてもらえないと感じると、しんどさが一気に上がってしまうんです。受け入れてもらうには頑張らないといけない、という考えが根っこにあったことにも気づけました。
上司は「できる子」を求めていると勝手に思い込んで、自分ができること以上にやろうとしていたんですよね。でも実際は、自分が頑張って大きく見せている姿は、意外と上司が求めている姿ではなかったんです。
――コーチとの対話で、印象的だったことを教えてください。
初回のセッションで、コーチングの時間は良い自分を見せようとしなくていい、うまく話そうとしなくていいと思えて、すごく楽になりました。話しているうちに「自分ってこんなこと思ってたんだ」と、本心がクリアになっていく感覚があったんです。
コーチが話した内容を文字に残してくれるので、ネガティブに戻りそうなときに見返して復習できたのも大きな支えになりました。
内定を辞退して守った「等身大で働きたい」という願い
――転職活動は、どのように進めたのですか?
自己分析を重ねるなかで、人生の岐路に立っている人、特に進路に迷う学生が、自分で納得できる選択をできるよう支えたいと思うようになりました。私自身、人からの評価や世間体を気にして選択してきて、本当はやりたいことを素直に選びたかった、という思いがあったからです。
そこで学生支援に関わる仕事を中心に応募し、最終面接まで進んだ企業もありました。以前なら「こうしなくちゃ、ああしなくちゃ」と悪い意味でまじめに、堅く活動していたと思います。今回は、義務感で転職活動をしていない感覚がありました。
――それでも、選考を辞退されたそうですね。
選考が進んで転職が現実的になってはじめて、「そういえばまた自己犠牲型の頑張りへ向かってる!?」と不安になったんです。仕事内容が合っているかばかり見ていて、転職した先で自分がどういう状態でいたいかを、いつの間にか無視していたことに気づきました。
心をすり減らしながら働くなら、結末はこれまでと同じになってしまうかもしれない。だからこそ、自分が楽でいられるか、無理をしないか、等身大の自分でいられるかで選びたいと思い、辞退を決めました。
私にとって穏やかに働ける状態とは、気を張り続けなくていいこと、人間関係におびえなくていいこと、そして感謝や信頼が見える仕事をしていること。心をすり減らさずに役に立てている状態が理想なんだと、言葉にできました。
「正直嫌ですが、やります」と言えるようになった
――受講前と後で、特に変わったと感じることは何ですか?
一番は、無理をしなくなったことです!会社でも本心を言えるようになって、面倒な仕事のときは「面倒くさいな〜」とこぼしたり、嫌な仕事を頼まれたときに「正直嫌ですが、誰かがやるしかない仕事なのでやります(笑)」と返したりできています。
前だったら「全然問題ないです!」と気丈にふるまうのが大人だと思っていたし、嫌われたくなくて大丈夫なふりをするのが当たり前でした。でも、態度を変えても周りの反応は特に変わらなかったんです。小さなことから本音を出していくうちに、以前なら言えなかった異動の希望も伝えられて、動くと良いこともあるんだと知りました。
――今のお仕事への向き合い方も変わりましたか?
前は「とにかく仕事を変えたい!」と思っていたのに、思考の癖が変わったら、今の職場でもだいぶ楽に働けるようになりました。向いていないのは向いていないのですが(笑)、以前のように「早くここから離れないと」と焦る気持ちはもうありません。
自分にも周りにも、全部に完璧を求めなくなったのが大きいですね。馴染めないところがあってもいいじゃん、と今は思えています。
――「べき論」で考える癖はどうなりましたか?
段々なくなってきたと感じます。受講前のべき論が「〜しなきゃダメだ!」のレベル10だとしたら、今はレベル6くらい。「できればいっか」と、自分で自分をいいじゃんと認められるようになりました。
自己犠牲的な行動もやめられたんです。今は余裕がある範囲で人に優しくしていて、どこまでも優しくすることはなくなりました。人との線引きができるようになったのは、私にとって大きな変化です。
自分も満たされて、得意なことで誰かの役に立てる人生へ
――これから先、どんな人生にしていきたいですか?
自分も満たされていて、自分の得意なことで誰かの役に立てる人生にしたいです。いわばWin-Winですね。以前は、自分が何かを犠牲にしないと誰かを満たせないと思っていて、どちらもプラスになるという発想がありませんでした。
将来は、学生や若い世代の就職支援・キャリア支援に関わりたいと考えています。他人軸で生きてしまう人が、自分軸で生きられるようサポートしたいんです。
不安なのは、また受講前の状態に戻ってしまうこと。だからこそキャリアシートを定期的に見返して、小さなことでも「私はどうしたいんだろう」を分かっている状態でいようと決めています。
――LadyCarryの受講を迷っている方へ、メッセージをお願いします。
私も最初は、転職できれば成功、できなかったら失敗という分かりやすい結果を求めていました。でも、転職できていない今、本当に受けてよかったと思えているんです。
周りから見たら、変わっていないように見えるかもしれません。それでも人からの評価を気にしなくなって、自分がどう思うかを大事にできるようになりました。特別なきっかけを境に変わったというより、コーチングを重ねるなかでじわじわ変わっていった感覚です。斜に構えていた私でも、本当に楽になれました。
自分の思考の癖や価値観を見つめ直したい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

キャリアコーチ・キャリアアドバイザー。LadyCarry認定コーチ。これまでに300人以上のキャリア相談に携わる。Gallup認定ストレングスコーチの資格を保有し、強みを活かしたコーチングにも従事。20〜30代女性が「自分らしさを仕事に変える」ための支援に特化。


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