学習塾の講師を経て、学童スタッフとして子どもたちと関わってきたTさん(26歳)。教育の仕事を続けてきたものの、それが本当に自分に向いているのかが分からなくなり、正社員歴の短さにも不安を抱えていました。
LadyCarryで自分の過去を一つずつ振り返るなかで見つけたのは、「子育てに悩む保護者が、ほっとひと息つける場所をつくりたい」という、自分だけの芯でした。
将来の独立から逆算し、子どもと保護者に向けたイベントの企画・運営の仕事を選んだTさん。受講前の迷いから気持ちの変化、これからの夢までを伺いました。

やりたいことが見つからないまま、変わりたいと願っていた
――LadyCarryを受講する前は、どんなことに悩んでいましたか?
やりたいことが見つからない、でもこのまま進んでいてはよくないと思っていました。とにかく変わりたかったんです。正社員に戻りたい気持ちはあるのに、社員歴が短いので、正社員として働けるのか、面接に通るのかも不安でした。
これまでの仕事は教育関係で一貫していましたが、それが自分に合っているのかも分からなくなっていて。仕事を知らないだけで、ほかにも向いている仕事があるのではないかと感じていました。
――転職エージェントではなく、LadyCarryを選んだのはなぜですか?
転職活動を一人で進められる気がせず、サポートは受けたいと思っていたんです。ただ、エージェントは焦らされる感じや業務的な雰囲気があって、あまり好きになれませんでした。「数を受けて」と言われたこともありますが、私はやりたい仕事を見つけて、一社一社に熱量を持って臨みたかったんですよね。
自分で仕事や会社を選ぶには、まず自分のことを知る必要がある。対話の中で自分を深められるコーチングが、いちばん合っていると感じました。
――無料カウンセリングに参加してみて、どう感じましたか?
とにかく丁寧に、深くまで話を聞いてくれました。何を話しても否定されず、私のことをわかろうとしてくれる。このまま続ければ、自分のよさや性格、強みや弱点が分かるのではないかと思えたんです。
実はそのころ、年明けから別の職場に移る予定で、今の職場を年末で辞めることになっていて。ところが新しい職場を辞退することになり、退職を撤回できないか相談するか、そのまま辞めるかで悩んでいたところでした。その話をしたら私の気持ちを汲み取って、「続けられないか話してみる」ことの背中を押してくれたんです。無料カウンセリングでここまで親身になってもらえたことに、感謝が止まりませんでした。
職場を続けられると決まってから、もう一度無料カウンセリングを受けて受講を考えました。心の中ではやるつもりでも、お金の面が不安で、決めるのが怖かったのが正直なところです。それでも、ここで変わろうと、自分へのけじめとして受講を決めました。
「やりたいことが見つからないけど、変わりたい」と感じているなら、まずはLadyCarryの適職診断で今の自分の傾向をのぞいてみませんか?
いくつかの質問に答えるだけで、あなたの強みや価値観、働き方の傾向から、向いている仕事の方向性を整理できます。
「相談できない環境」がつらかったと、涙とともに気づいた
――受講が始まって、最初にどんな気づきがありましたか?
初回のセッションで塾で働いていたころの話をしていたら、涙が出てきて自分でも驚きました。いろいろな場所でその話はしてきて、もう心は元気になったと思っていたんです。でも、まだ溶けきっていない氷が残っていたんだと感じました。
当時は毎日が授業の準備に追われ、仕事をこなしている感覚でした。話すなかで、自分にとって「相談できない環境」がどれほどしんどかったのかを理解できたんです。弱さを出せずに猫をかぶっていたから、上司には“やる気があって頑張っている人”に見えていたのかもしれません。期待に応えなければという思いが、自分を縛っていたのだと思います。
――ストレングスファインダー®の結果からは、どんなことが見えましたか?
人との関係を築く力が、自分の才能だと分かりました。塾で生徒から「塾はめんどくさいけど、先生と話したいから来た」と言ってもらえたこともあって、そうした関わり方は意識してやっていたんです。わざわざ話すことでもないと思っていたけれど、そのエピソードこそが強みの表れで、関心にもつながっていたと気づきました。
一方で、ポジティブと最上志向が悪い形で結びつくと、楽なほうへ流れてしまうこともあります。結果にもつながらず、自己肯定感も下がっていく。同じ才能でも、どう活かしてどう扱うかで、プラスにもマイナスにも働くことがよく分かりました。
――人生分析では、どんな価値観が見えてきましたか?
私が大切にしていたのは、自分らしく“ありのまま”でいることでした。モヤモヤを感じるのは、自分らしさや直感と行動がずれているとき。自分では見つけられなかった「自分らしさを大切にしている理由」も、幼いころの環境までさかのぼって見えてきました。
セッションのあとには、「そのままでいい」「猫をかぶらなくていい」「別に好かれなくたっていい」と、自分で自分を認める言葉を書き出しています。好きなアーティストに惹かれていたのも、ありのままを歌い「そのままでいい」と認めてくれる歌だからだと、ライブに行って腑に落ちました。
コーチのひと言で、すべてがつながった瞬間
――やりたいことが見つかったのは、どんなタイミングでしたか?
価値観と関心を深めたセッションで、「食育」という話が出たときです。子どもに関わりたい気持ち、子どもの成長を学んできたこと、人がよりよい人生を送る手助けをしたい気持ち。幼稚園や保育園での保護者との関わり方とは違う気がする、という引っかかりまで、すべてが腑に落ちました。
関心に料理や栄養と書いてはいたものの、それが何なのか、子どもにどう関わりたいのかは分からないままだったんです。コーチのひと言で視界が開けて、見つけたかったのはこれだったんだと思えました。自分でもこんなにすらすら話せることに驚いたほどです。
――関わりたい相手についても、発見があったそうですね。
もともとは子どもに関わりたいと思っていましたが、本当にアプローチしたいのは保護者でした。保護者が変われば、子どもも自然と変わっていく。理想と現実のギャップに悩む保護者に寄り添い、会話の中から悩みの本質を見つけて、一緒に解決の手段を探したいと思ったんです。
食は保護者の悩みが見えやすく、体をつくるものでもあるので、今は入り口として「食」を考えています。ただ、仕事は食育に限らなくてもいいと思い始めていて、ほかの方面から保護者にアプローチする道もありそうだと感じているところです。
――印象に残っているカリキュラムを教えてください。
ビジョン分析です。やりたいことを考えるのがとても楽しくて、どんどん夢が現実に近づいていく感じがしました。これからの人生が、これまで以上に楽しみになったんです。
見えてきたのは、子育てに悩む保護者がほっとひと息つける場所をつくりたいという夢でした。保護者の心が休まれば、子どもへの声かけや接し方が変わり、子どもものびのび育っていきます。「あなたはそのままで十分素晴らしい」「頑張っているね」「気を抜いて大丈夫」と言える人になり、そんな場所をつくりたいと思いました。
独立から逆算して選んだ、イベント企画の仕事
――そこから、どのように仕事を選んでいったのですか?
そうした活動をしている場所で働くより、小さくても自分で事業を立ち上げたいと思ったんです。事業を立ち上げるために何が必要かを逆算して、企画・営業・運営を一貫して経験できる仕事を探しました。やるなら子ども向けがいいし、楽しく働きたい。その思いから、子どもと保護者向けのイベントを企画から運営まで手がける会社を見つけたんです。
――仕事選びで、意識していたことはありますか?
求人票を見ているうちに、何がやりたいかより何ができるかという視点に、無意識に変わっていた時期があったんです。会社の理念よりも実際の仕事の中身を見て、自分軸を忘れずに選ぼうと決めました。
自分の思い込みが行動を止めていることもあると気づいたので、できるよりもやりたいを優先して、ワクワクをベースに考えるようにしています。直接お客さんの表情が見えること、乳幼児から小学生とその保護者が対象であること、チームで相談しやすいことも大事にしたポイントです。
――書類や面接の対策はいかがでしたか?
正直、とても難しくて進めるのが大変でした。何を書けばいいのか悩んでいましたが、求められていることに合わせて自分の経験を引き出せばいいと分かったんです。数字を出したり、スキルを言葉にしたりすると、ぐっと伝わりやすくなります。
子どもとも大人とも、信頼関係のつくり方は同じ。子どもたちと築いてきた関わり方は、大人とのお仕事にも活かせると伝えられるようになりました。面接では、覚えたことを話すのではなく、伝えたいことを熱意とともに届けたいと思っています。
――受講前と後で、特に変わったと感じることは?
やりたいことが見つかって、自分の芯ができたことです。これは自分一人では絶対に見つけられませんでした。会話の中で深掘りされていくうちに、少しずつ芯が見えてきたんです。
失敗してなんぼだと思えるようになったのも、大きな変化ですね。それに、これまでとても幸せな人生を歩んできたんだなと実感できました。
準備をしたうえで「自分ならできる」と言える私へ
――これから先、不安に感じていることはありますか?
ポジティブと最上志向が悪いほうに結びついて、結果が出ないことから逃げてしまうことです。これまでは、結果が出ないことや失敗することがとても怖くて。
でも、失敗からしか学べないことや気づけないことがたくさんあると思えるようになりました。失敗を恐れるのではなく、それまでの行動を振り返って、そのあとの行動を変えていくことが大切だと思っています。
――その不安とは、どう付き合っていこうと考えていますか?
私のポジティブは「準備しなくても大丈夫」「やりたいときにやれば大丈夫」と、楽なほうに考えてしまうことが多くありました。楽を選ぶのは逃げていると感じて、自信をなくしてしまうんです。これからは準備をしたうえで、「ここまでやってきたから大丈夫」「自分ならできる」と、最後にポジティブに持っていくようにしたいと考えています。
――これから、どんな人生にしていきたいですか?
まずは自分が毎日ご機嫌で、楽しく充実した日々を過ごし、周りの人に幸せや愛を振りまいていきたいです。そうすれば愛の循環が起きて、子育てを楽しむ保護者が増え、子どもがイキイキ過ごす姿をたくさん見られると思っています。
今は周りからもらうことが多すぎるので、これからは何を与えられるか、何をしたら喜んでもらえるかを考えて動いていくつもりです。将来は独立して、親子で料理や工作、音楽を楽しめる、大人も子どももほっとできる場所をつくるのが夢。受講中に学んだ気持ちの整理の仕方も、これからずっと続けていきます。
――受講を迷っている方へ、メッセージをお願いします。
受講前の私は、やりたいことも分からず、お金の面でも迷っていました。それでも「ここでやらなかったら、これからも変われないかもしれない」と思って決めたんです。今が一番早くて若い。そう思えたことが、私の一歩になりました。
自分一人では見つけられなかった芯も、対話を重ねるなかで見えてきました。迷っている今の気持ちも、そのまま話してみてくださいね。
自分の価値観や強みを知る方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

キャリアコーチ・キャリアアドバイザー。LadyCarry認定コーチ。これまでに300人以上のキャリア相談に携わる。Gallup認定ストレングスコーチの資格を保有し、強みを活かしたコーチングにも従事。20〜30代女性が「自分らしさを仕事に変える」ための支援に特化。


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