顔を合わせるだけで気持ちが重くなる人や、話し方が苦手な人が職場にいる。「こんなふうに思う自分は心が狭いのかな」と、職場の嫌いな人のことで自分まで責めていませんか?
職場に嫌いな人や苦手な人がいるのは自然なことで、相手を変えようとするより、「嫌い・苦手」の正体を分けて、自分が疲れない距離を決めることから始めましょう。距離を置いてもつらさが続くなら、異動や転職で環境を変えるのも1つの選び方です。
この記事では、嫌い・苦手の正体の見分け方、疲れずに働くための距離の置き方5つ、悪口に巻き込まれないコツ、残る・異動・転職の判断基準を、LadyCarry卒業生の例とあわせて紹介します。
- 職場に嫌いな人・苦手な人がいるのは自然なこと。仲良くなるより「疲れない距離」を目指す
- 「嫌い・苦手」の正体を4つのタイプに分けると、自分に合う距離の置き方がわかる
- 距離を置いてもつらさが続くときは、異動や転職で環境を変えることも考える

「人間関係に疲れて、今の職場で働き続けていいのか迷う」と感じたら、LadyCarryの適職診断で今の自分の傾向をのぞいてみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、あなたの強みや価値観、働き方の傾向から、向いている仕事の方向性を整理できます。自分に合う職場を考える前の、はじめの一歩として活用してみてください。
職場に嫌いな人がいるのはダメ?まずは自分を責めなくていい

職場に嫌いな人や苦手な人がいるのは、ダメなことではありません。職場は自分で選んだ人ばかりが集まる場所ではないので、価値観や仕事の進め方が合わない人がいるのは自然なことです。
「嫌い」と感じる自分を責めなくていい理由
「みんなと仲良くしなきゃ」と思うほど、嫌いな気持ちを持つ自分を責めてしまいがちです。でも、仕事で大切なのは仲良くなることより、必要なやり取りができることです。好き・嫌いの気持ちはそのままにして、「仕事を進めるうえで困っていることは何か」に目を向けると、気持ちが少し軽くなります。
人間関係に悩んでいる人は少なくない
人間関係の悩みを抱えているのは、あなただけではありません。LadyMapを運営するLadyCarryの無料セミナーに申し込んだ方のアンケートでは、仕事や生活の不満として「人間関係・職場の環境」に当てはまる内容を書いた人が41.8%で、5つのカテゴリの中でいちばん多い結果でした。
※LadyCarry無料セミナー申込者アンケート(調査期間:2026年5月〜2026年10月14日/有効回答 実人数2,181名)「仕事や生活における不満」に関する自由記述回答を、キーワードをもとにカテゴリ分類した割合(複数該当あり)
同じように悩んでいる人が多いからこそ、一人で抱え込まず、自分に合う対処法を一緒に探していきましょう。
「嫌い・苦手」の正体は?4つのタイプで見分ける

「嫌い・苦手・合わない」と感じる理由は、価値観・仕事の進め方・言い方や態度・悪口の多さの4つのタイプに分けると整理しやすくなります。タイプによって、合う距離の置き方も変わります。
嫌いな人・苦手な人の4タイプ
相手を思い浮かべて、いちばん当てはまるものを選んでみましょう。
- 仕事への熱量や、大事にしたいことが自分と違う
- 「なんでそう考えるの?」と思うことが多い
- 報告のタイミングや段取りの考え方が合わない
- 相手のペースに合わせると、自分の仕事が回らない
- 話し方や口調がきつく、話すたびに緊張する
- 機嫌によって態度が変わる(立場が上の先輩や、いわゆるお局さんに多いことも)
- その場にいない人の悪口や愚痴が多い
- 自分も言われているのではと不安になる
- グループで同じ意見に合わせるよう求められる
タイプ別|まず試したい距離の置き方
当てはまったタイプに合わせて、次の章の「距離の置き方5つ」と、その次の章の「悪口・陰口に巻き込まれないコツ」から、まず試したいものを選んでみましょう。
| タイプ | まず試したいこと | だめなら次に |
|---|---|---|
| 価値観が違う | 2. 相手に期待しすぎない | 5. 仕事の外に自分の時間を持つ |
| 仕事の進め方が違う | 1. 仕事の話だけに絞る | 4. 一人で抱えず味方をつくる |
| 言い方・態度がきつい | 3. 物理的・時間的な距離をとる | 4. 一人で抱えず味方をつくる |
| 悪口・陰口が多い | 悪口に同意しない返し方(「悪口・陰口に巻き込まれないコツ」の章) | 3. 物理的・時間的な距離をとる |
どのタイプでも、試してみてつらさが変わらないときは、後半の「残る・異動・転職の判断基準」で環境を変えるかを考えましょう。
職場の嫌いな人と疲れずに働く距離の置き方5つ

職場の嫌いな人とは、仲良くなろうとするより、仕事に必要なやり取りだけを続けられる「疲れない距離」を決めるのがおすすめです。ここでは、今日から試せる5つの方法を紹介します。
1. 仕事の話だけに絞る
嫌いな人とは、雑談まで無理に合わせる必要はありません。あいさつと仕事の連絡はきちんとして、それ以外は必要なことだけ話すと決めると、気持ちの負担が減ります。話す内容を「仕事に必要なこと」に絞ると、相手の言葉に振り回されにくくなります。
- 「すみません、私の言い方が悪くて…」と必要以上に謝る
- 機嫌をうかがって、雑談に長く付き合う
- 「失礼しました。修正して〇時までにお送りします」と、謝るのは短くして次の行動を伝える
- 「そうなんですね。この作業を〇時までに終わらせたいので、戻りますね」と、雑談を切り上げる
2. 相手に期待しすぎない
「わかってくれるはず」「変わってくれるはず」と期待するほど、裏切られたときのつらさは大きくなります。相手の考え方や性格は変えられないものと考え、自分にできること(言い方・距離・時間)に目を向けましょう。相手が不機嫌なときも、「機嫌を直すのは相手がすること」と考え、自分の責任として抱え込まないようにすると、頭の中で相手の言葉を何度も思い出すことが減っていきます。
3. 物理的・時間的な距離をとる
席が近い、休憩時間が重なるなど、一緒にいる時間が長いほど疲れやすくなります。休憩のタイミングをずらす、やり取りをチャットやメールにする、会議では離れた席に座るなど、小さな距離を積み重ねるだけでも、気持ちの負担は変わります。ランチや休憩の誘いにも、毎回付き合う必要はありません。「今日は済ませておきたい作業があるので」と、軽く断る日をつくるのも1つの方法です。
4. 一人で抱えず味方をつくる
信頼できる同僚や先輩に「あの人とのやり取りで困っている」と相談しておくと、いざというときに間に入ってもらいやすくなります。相談するときは、相手の悪口ではなく「仕事で困っていること」として伝えるのがポイントです。仕事の進め方で困っているなら、上司に業務の分担を相談するのも1つの方法です。上司そのものと合わないときは、上司と合わないときの対処法も参考にしてください。
5. 仕事の外に自分の時間を持つ
仕事が終わってからも嫌いな人のことを考えてしまうと、休んでいる時間まで相手に取られてしまいます。趣味や友人との時間など、仕事と関係のない「自分の時間」を持つと、職場の人間関係を気にしすぎずにいられます。
悪口・陰口に巻き込まれないコツ

悪口や陰口が多い職場では、聞き役にならないことと、自分の気持ちを守る線を引くことが大切です。悪口の輪に入らなくても、職場で浮くわけではありません。
悪口に同意しない返し方
悪口が始まったら、相づちだけで同意はしない、話題を仕事に戻すなどして、聞き役にならないようにしましょう。
「そうなんですね」「いろいろありますよね」と、相づちだけで返す
「そういえば、さっきの件ってどうなりましたか?」と、仕事の話に切り替える
「すみません、この作業を先に終わらせますね」と、自然に席に戻る
同意しない姿勢を続けていると、少しずつ悪口を言われる相手として選ばれにくくなります。
悪口が多い職場で自分を守るために
悪口が飛び交う職場にいると、「自分も言われているかも」と不安になったり、イライラしやすくなったりします。つらさが続くのは、あなたの心が弱いからではなく、環境があなたに合っていないサインかもしれません。
人格を否定する言葉や、無視・仲間外れなどが続くときは、一人で我慢しないでください。社内の相談窓口や人事に相談しましょう。職場のハラスメントについては、厚生労働省のあかるい職場応援団で相談先を調べられます。
それでもつらいときは?残る・異動・転職の判断基準

距離の置き方を試しても、出勤前に気持ちが重くなる日が続くなら、異動や転職で環境を変えることを考えましょう。人間関係は、自分の努力だけで変えられるものではないからです。
今の職場に残るか、環境を変えるかの目安
- 距離を置いたら、気持ちが少しラクになった
- 嫌いな人以外の人間関係や、仕事内容には満足している
- 席替えや人の入れ替わりで、関わる時間が減りそう
- 距離を置いても、出勤前の憂うつが続いている
- 相手のことが頭から離れず、休みの日も休めない
- 仕事内容は好きなのに、人間関係のせいで辞めたいと思う
残る・異動・転職を選ぶ順番
環境を変えるときは、次の順番で考えると、後悔しにくくなります。
| 順番 | 選び方 | 向いているとき |
|---|---|---|
| 1. 今の職場で距離を変える | この記事の距離の置き方5つを試す | 関わる時間を減らせる余地があるとき |
| 2. 異動を相談する | 上司や人事に部署異動を相談する | 仕事内容や会社には満足しているとき |
| 3. 転職する | 自分に合う職場の条件を整理してから動く | 会社全体の雰囲気や働き方が合わないとき |
異動の伝え方や進め方は、異動したいときの伝え方と進め方で詳しく紹介しています。転職するか迷っているときは、転職したいけど迷うときの決め方も参考にしてください。職場全体になじめない感覚があるときは、職場に馴染めないときの原因の見分け方も役立ちます。
「次の職場では、どんな人たちと働くと自分らしくいられるんだろう」と考え始めたら、適職診断で自分の強みや価値観の傾向を確かめておくと、職場選びの手がかりになります。
嫌いな人・苦手な人との関係に悩んだLadyCarry卒業生の例

LadyMapを運営する女性向けキャリアコーチング「LadyCarry」の卒業生にも、職場の苦手な人や悪口に悩み、距離の置き方や環境の変え方を見つけた人がいます。2人の例を、この記事の方法や判断基準のどれに当たるかとあわせて紹介します。
Mさん:期待しすぎないと決めて、異動で環境が変わった
教育系の仕事をしていたMさんは、同じ部署の同僚とのやり取りがしんどく、毎朝の出勤も憂うつだったといいます。価値観を掘り下げるワークで「ここだけは絶対に許せない」というラインがわかり、自分は相手に歩み寄るのが苦手な特性だと理解しました。自己分析を通して「人に過度に期待しない」という考え方を持てるようになり、その後の部署異動で一緒に働く人が変わったことで、人間関係のストレスがぐっと減ったそうです。「人間関係は自分の努力だけで解決するものではない」と話すMさんの例は、「2. 相手に期待しすぎない」に当たり、異動で一緒に働く人が変わるだけでも気持ちがラクになることを教えてくれます。

Hさん:悪口が飛び交う職場から、なりたい未来で選んだ転職へ
病院の厨房で栄養士として働いていたHさんは、悪口や愚痴が常に飛び交う職場で、「自分まで悪者になった気分」だったといいます。明るい自分を取り戻したいと転職を決め、LadyCarryの価値観分析で自分の価値観を知り、最後はコーチに聞かれた「どっちがワクワクするか」で転職先を選びました。悪口が多い環境から離れ、自分の価値観で次の職場を選んだHさんの例は、判断基準の「3. 転職する」に当たります。

一人で抱え込まないために

職場の人間関係の悩みは、毎日のことなので一人で考えていると視野が狭くなりやすく、「辞めるしかない」と思い詰めてしまうこともあります。誰かに話して気持ちを整理すると、今の職場でできることと、環境を変えたほうがいいことが見分けやすくなります。また、誰かを「苦手」と感じる場面には、自分が仕事で大切にしたいこと(ていねいさ、スピード、チームワークなど)が表れていることがあります。人間関係の悩みは、自分がどんな人たちと、どんな環境で働きたいかを知る手がかりにもなります。
「いきなり1対1で話すのは緊張する」「まずは自分で考える手順を知りたい」という方に向けて、LadyCarryでは自己理解をこれからの選択につなげる考え方を学べる無料オンラインセミナーを開いています。人間関係に疲れて今の職場で続けるか迷っている方が、自分に合う働き方や職場の選び方を考えるきっかけにおすすめです。
- 画面オフ・マイクオフで参加できる:自宅から周りを気にせず、リラックスして聞けます
- 自分軸を見つける自己分析のコツ:今のモヤモヤを分けて、自分の判断基準を組み立てる考え方を学べます
- オリジナルワークシートつき:セミナーのあとも、自分のペースで考えを進められます
「やりたいことがまだ決まっていない」という段階でも大丈夫です。実際に、LadyCarryの1対1の個別相談に申し込んだ方の約43%は、まだ求人に応募もしていない“モヤモヤ段階”からのスタートでした。受講後の担当コーチへの満足度は99.6%です。
※LadyCarry 個別相談(無料カウンセリング・パーソナルセッション)申込フォームより集計(2025年2月〜2026年9月/実人数4,108名)、LadyCarry受講生 卒業時アンケート調査(2025年7月〜2026年9月/実人数242名)。担当コーチの満足度は「5:大変満足」「4:満足」と回答した割合
仕事やキャリアの悩みをまとめて整理したい方は、こちらの記事も確認してください。

まとめ|職場の嫌いな人とは「疲れない距離」で付き合えばいい

職場に嫌いな人や苦手な人がいるのは自然なことで、仲良くなることより、疲れない距離で必要なやり取りを続けることを目指せば大丈夫です。
- 「嫌い・苦手」の正体を、価値観・仕事の進め方・言い方や態度・悪口の4タイプに分ける
- 仕事の話に絞る、期待しすぎない、距離をとる、味方をつくる、自分の時間を持つの5つを試す
- 悪口には同意せず、仕事の話に戻して聞き役にならない
- つらさが続くときは、今の職場→異動→転職の順に環境を変えることを考える
まずは今日、苦手な人が4つのタイプのどれに当たるかを確かめ、表の「まず試したいこと」を1つ選ぶところから始めましょう。転職や異動など、働き方の選択肢を広く知りたい方は、こちらの記事も確認してください。

職場の嫌いな人に関するよくある質問
- 職場の嫌いな人を気にしないようにするには、どうすればいいですか?
-
無理に気にしないようにするより、話す内容を仕事に絞る、休憩時間をずらすなど、関わる時間そのものを減らすのがおすすめです。仕事の外に自分の時間を持つことも、相手のことを考える時間を減らすのに役立ちます。
- 嫌いな人にも、愛想よくしたほうがいいですか?
-
あいさつや仕事の連絡など、必要なやり取りをきちんとしていれば十分です。無理に笑顔で雑談まで合わせると疲れてしまうので、自分が続けられる範囲で関わりましょう。
- 職場のお局さんが苦手なときは、どうすればいいですか?
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まずは相手が4つのタイプのどれに当たるかを考え、表の「まず試したいこと」から始めましょう。立場が上の人の場合は、一人で対応しようとせず、信頼できる先輩や上司に相談して、仕事の分担ややり取りの仕方を変えてもらうのも1つの方法です。
- 嫌いな人がいるという理由で転職してもいいですか?
-
人間関係は、転職を考える理由としておかしなものではありません。ただ、次の職場でも合わない人に出会う可能性はあるので、異動で解決できないかを考えたうえで、自分に合う職場の条件(雰囲気・働き方・人との関わり方)を整理してから動くと後悔しにくくなります。自分に合う職場の条件がわからないときは、適職診断や無料オンラインセミナーで整理してみるのもおすすめです。
キャリアコーチ・キャリアアドバイザー。LadyCarry認定コーチ。これまでに300人以上のキャリア相談に携わる。Gallup認定ストレングスコーチの資格を保有し、強みを活かしたコーチングにも従事。20〜30代女性が「自分らしさを仕事に変える」ための支援に特化。


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