仕事の価値観がわからない人へ|価値観リスト40と、大切にしたいことが見つかるワーク4ステップ

仕事の価値観がわからない人へ|価値観リスト40と、大切にしたいことが見つかるワーク4ステップ

「仕事で大切にしたいことは?」と聞かれても、すぐに答えが出てこない。転職を考えているのに、何を基準に選べばいいのかわからない。そんなふうに、自分の仕事の価値観がわからずに迷っている人は少なくありません。

仕事の価値観は、これまでに「うれしかった場面」と「しんどかった場面」を振り返ると、少しずつ言葉にできます。わからないのは、あなたに大切なものがないからではなく、当たり前すぎて気づきにくいからです。

この記事では、仕事の価値観とは何か、わからない3つの理由、価値観リスト40、価値観を見つけるワーク4ステップと、仕事選びに活かすコツを紹介します。自分の価値観に気づいたLadyCarry卒業生の例もあわせて紹介します。

この記事のポイント
  • 仕事の価値観とは、仕事で「これだけは大切にしたい」ことを言葉にしたもの
  • 年収や休日などの「条件」の奥にある「なぜそれが大事か」が価値観
  • 場面を書き出す→「なぜ?」で深掘りする→リストから3つに絞る→仕事選びの基準にする、の4ステップで見つけられる
3分でできる適職診断バナー:リーダータイプ・クリエイタータイプ・アナライザータイプ・サポータータイプの4つの適職診断結果イメージ

「自分が仕事で何を大切にしたいのか、まだよくわからない」という方は、まずLadyCarryの適職診断で今の自分の傾向をのぞいてみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、あなたの強みや価値観、働き方の傾向から、向いている仕事の方向性を整理できます。価値観を考える前の、はじめの一歩として活用してみてください。

目次

仕事の価値観とは?「これだけは大切にしたいこと」を言葉にしたもの

仕事の価値観とは?「これだけは大切にしたいこと」を言葉にしたもの

仕事の価値観とは、働くうえで「これだけは大切にしたい」と思うことを言葉にしたもので、仕事を選ぶときや迷ったときの基準になります。

価値観は「条件」の奥にある「なぜ」

年収、休日、勤務地のような条件と、価値観は少し違います。条件の奥にある「なぜそれが大事なのか」が、価値観です。

条件で考えると

「年収400万円以上」「土日休み」「残業が少ない」。数字や制度で比べられるが、なぜそれを求めているのかは見えにくい。

価値観で考えると

「家族との時間を大切にしたい」から土日休みと残業の少なさを求めている。理由がわかるので、条件が少し違う求人でも判断できる。

条件は会社によって変わりますが、価値観は「どの会社でも大切にしたいこと」なので、迷ったときの軸になります。

価値観がわかると変わる3つのこと

  • 仕事を選びやすくなる:求人を見るとき、条件だけでなく「自分の大切にしたいことが守れるか」で比べられる
  • 迷ったときに決めやすくなる:転職するか、残るか、異動するかを、価値観に近い方で選べる
  • しんどさの理由がわかる:「なぜこの職場がつらいのか」が、価値観とのズレとして説明できる

価値観は、仕事選びだけでなく、今の職場でのモヤモヤをほどく手がかりにもなります。価値観は、自分を知るための4つの要素の1つです。全体像は自分を知る4つの要素で紹介しています。

仕事の価値観がわからない3つの理由

仕事の価値観がわからない3つの理由

仕事の価値観がわからないのは、多くの場合、見つけ方を知らないだけです。

当たり前すぎて、言葉にしたことがない

価値観は、毎日の選択の中で自然と使っているものです。だからこそ、自分にとって当たり前すぎて、改めて言葉にする機会がありません。

「当たり前にやっていること」や「なぜかゆずれないこと」の中に、価値観は隠れています。

周りの期待や「正解」で選んできた

親や先生のすすめ、世間でよいとされる会社、周りの友だちの選び方。人の期待や正解を基準に選んできた人ほど、自分の価値観が見えにくくなります。

「人からどう見えるか」をいったん横に置くと、自分の本音が出てきやすくなります。周りの目が気になって自分で選べないと感じる方は、他人軸から抜け出して自分軸で仕事を選ぶ方法も読んでみてください。

条件と価値観がまざっている

「年収」「休日」「通勤時間」などの条件を、そのまま価値観だと思っていると、「条件はそろっているのに満たされない」ことが起こります。

条件が出てきたら「なぜそれが大事?」と1回聞き返すと、その奥にある価値観にたどり着けます。

仕事の価値観リスト40|8つのグループで見てみよう

仕事の価値観リスト40|8つのグループで見てみよう

仕事の価値観がうまく言葉にならないときは、リストの中から「気になる言葉」を選ぶところから始めると見つけやすくなります。

次の40個の中から、「これは大事」「なぜか気になる」と感じる言葉に、いくつでも印をつけてみてください。正解はありません。

グループ価値観の例
成長・挑戦成長、挑戦、学び、専門性、達成
人との関わり貢献、感謝、援助、信頼、受容
安心・安定安定、平穏、健康、安全、継続
自由・自分らしさ自由、裁量、自分らしさ、マイペース、創造
評価・影響評価、承認、影響力、リーダーシップ、収入
暮らし・時間家族、余裕、プライベート、時間のゆとり、住む場所
誠実・公平誠実、公平、道理、正確さ、責任
楽しさ・つながり楽しさ、好奇心、変化、美しさ、仲間

※LadyMap編集部作成。言葉の分け方に決まりはないので、リストにない言葉を自分で書き足してもかまいません。

印をつけた言葉が多いグループが、今のあなたが仕事で大切にしたいことの方向です。ここで選んだ言葉は、次のワークのSTEP3で使います。

「リストを見ても、どれも大事に思えて選べない」という方は、無料の適職診断を手がかりにするのも1つの方法です。強みや価値観、働き方の傾向から、向いている仕事の方向性を整理できます。

仕事の価値観を見つけるワーク4ステップ

仕事の価値観を見つけるワーク4ステップ

場面を書き出す→「なぜ?」で深掘りする→リストから3つに絞る→仕事選びの基準にする、の順で進めると、仕事の価値観を自分の言葉で見つけられます。

STEP1 うれしかった場面・しんどかった場面を書き出す

これまでの仕事やアルバイト、学生時代の部活などで、「うれしかった・やりがいを感じた場面」と「しんどかった・モヤモヤした場面」を、それぞれ3つずつ書き出します。

STEP
うれしかった場面

後輩に教えた作業手順が役に立ち、「わかりやすかったです」とお礼を言われた。

STEP
しんどかった場面

急な予定変更が続き、自分のペースで仕事を進められない日が続いた。

しんどかった場面も、「大切にしたいことが守られなかった場面」なので、価値観を見つける大事な材料になります。

STEP2 「なぜ?」で理由を深掘りする

書き出した場面ごとに、「なぜうれしかった?」「なぜしんどかった?」と自分に聞いてみましょう。理由に対して、もう一度「なぜ?」と聞くと、より深い価値観が出てきます。

うれしかった場面の深掘り

お礼を言われてうれしかった→なぜ?→人の役に立てたと感じたから→なぜ?→誰かを支えることにやりがいを感じるから

しんどかった場面の深掘り

予定変更がしんどかった→なぜ?→自分のペースが崩れたから→なぜ?→落ち着いて丁寧に取り組める時間を大切にしたいから

「なぜ?」を2〜3回くり返して出てきた言葉が、あなたの価値観に近い言葉です。

STEP3 リストから近い言葉を選び、上位3つに絞る

STEP2で出てきた言葉と、価値観リストで印をつけた言葉を見比べて、近いものを選びます。そのうえで、いちばんゆずれないものから順に3つまで絞りましょう。

全部を大切にしようとすると選べなくなるので、上位3つに絞るのがポイントです。迷ったら「2つのうち、どちらか1つしか守れないとしたら?」と比べてみてください。

STEP4 価値観を仕事選びの基準にする

最後に、上位3つの価値観を、仕事で確かめられる言葉に置きかえます。求人を見るときや面接で質問するときに使えるようにしておきましょう。

価値観仕事で確かめること
援助・貢献誰の役に立つ仕事か、感謝が直接届くか
安定雇用形態、評価や昇給の仕組み、長く働く人が多いか
余裕・マイペース残業の多さ、休みの取りやすさ、仕事の進め方を自分で決められるか
成長・挑戦研修の有無、任される仕事の幅、新しい仕事に手を挙げられるか
自由・裁量在宅勤務や働く時間の選び方、自分で決められる範囲

価値観を「仕事で確かめること」に置きかえておくと、求人の条件だけで決めずにすみます。仕事選びの軸としてまとめる方法は、転職の軸の決め方で紹介しています。

仕事の価値観を仕事選びに活かすときのコツ

仕事の価値観を仕事選びに活かすときのコツ

価値観は「全部満たす仕事を探すもの」ではなく、「何を優先するかを決めるもの」として使うと、仕事を選びやすくなります。

すべてを満たす仕事はないと知っておく

上位3つの価値観をすべて満たす仕事は、なかなか見つからないこともあります。1つ目は必ず守る、2つ目と3つ目はできるだけ、のように優先順位をつけておくと、求人を比べるときに迷いにくくなります。

優先順位が決まっていると、「何をあきらめて、何を守るか」を自分で選べます。たとえば年収が下がっても大切にしたいことがあるなら、転職で年収が下がっても後悔しないための判断基準も参考になります。

価値観どうしがぶつかるときは

「成長したい」と「余裕を持ちたい」のように、価値観どうしがぶつかることもあります。そんなときは、今の暮らしの状況に合わせて、どちらを先に満たすかを決めましょう。

ぶつかる価値観は、時期によって優先する順番を変えると、どちらも大切にしやすくなります。

価値観は変わってもいい

結婚や出産、転職、年齢などで、大切にしたいことは変わることがあります。

一度決めた価値観にしばられすぎないようにしましょう。仕事の節目や、モヤモヤが続くときに、ワークをもう一度やり直すのがおすすめです。

価値観は、そのときの自分に合わせて見直していくものです。自分の強みや苦手とあわせて1枚にまとめたい方は、自分の取扱説明書の作り方も読んでみてください。

卒業生の例|自分の価値観に気づいて働き方を選んだ3人

卒業生の例|自分の価値観に気づいて働き方を選んだ3人

自分の価値観が言葉になると、職場選びや今の職場での働き方を、自分で納得して選べるようになります。LadyMapを運営する女性向けキャリアコーチング「LadyCarry」の卒業生にも、過去を振り返って自分の価値観に気づいた人がいます。

「安定性」が本当に大切な価値観だと気づいたAさん

補助金支援の仕事で書類の申請や問い合わせ対応をしていたAさんは、休日も連絡が絶えず、給料が上がる見込みもない働き方に将来の不安を感じていたそうです。受講前は、安定性などの「最低限の条件」ばかりを気にしていました。

LadyCarryで幼少期から過去を振り返るワークに取り組むと、漠然と求めていた安定性は、ずっと無意識に大切にしてきた価値観だったとわかりました。その気づきから「安定性」を軸に転職活動を進め、今は給料も上がり、勤務時間も短い職場で働いています。

Aさんの例は、条件だと思っていたものの奥にある価値観に気づき、STEP4のように仕事選びの基準にした例に当たります。

Aさんが自分の軸を見つけて転職するまでの話は、こちらのインタビューで紹介しています。

「受容」と「余裕」がしんどさの理由だったKさん

新卒からSEとして働いていたKさんは、ITに興味が持てず、「働く=苦しいもの」と思い込んでいたそうです。LadyCarryで人生を振り返るワークに取り組むと、自分が充実するために大切な価値観は「受容」と「余裕」だとわかりました。

「できる自分」しか受け入れてもらえないと感じると、しんどさが一気に上がる。そう気づいたKさんは、上司に求められていると思い込んで、できる以上にやろうとしていた自分にも気づいたそうです。学生のキャリアを支える仕事を目指して転職活動を進めましたが、選考中の企業はすべて辞退し、今は同じ職場で本音を言えるようになったと話しています。

Kさんの例は、しんどかった場面の理由を価値観として言葉にした、STEP1〜2に当たります。

Kさんが「仕事=苦労」という思い込みを手放すまでの話は、こちらのインタビューで紹介しています。

「平等であること」を大切にしていたYさん

幼いころからの夢を叶えて保育士になったYさんは、いつしか子どもより大人の顔色ばかりが気になるようになり、疲れ切っていたそうです。自己分析を進めるなかで、「コミュニケーションの良さ」「公私混同しないメンバーが集まっていること」「その中で自分が認めてもらえること」、まとめて平等であることを重視していると言葉にできました。

その価値観で振り返ると、以前勤めていた園は自分に合っている環境だったと再確認でき、Yさんは以前の園に戻ることを決めました。戻るだけでなく、人が足りている状態にするために本社へ意見を出すという行動も起こせるようになったそうです。

Yさんの例は、いくつかの言葉を1つの価値観にまとめて、職場を選ぶ基準にしたSTEP3〜4に当たります。

Yさんが保育の道で自分らしく働けるようになるまでの話は、こちらのインタビューで紹介しています。

仕事の価値観を一人で見つけにくいときは

仕事の価値観を一人で見つけにくいときは

価値観は、自分にとって当たり前すぎて、一人では言葉にしにくいものです。人と話しながら過去を振り返ると、自分では見落としていた「ゆずれないこと」が見えやすくなります。

LadyCarryの卒業時アンケートでは、満足度の高かったカリキュラムの1位が「人生分析」(149票)でした。「人生分析」は、生まれてから今までを振り返り、充実していた時期や落ち込んでいた時期、ターニングポイントになった出来事を書き出して、自分が大切にしてきた価値観を見つけるワークです。

※LadyCarry受講生 卒業時アンケート調査(2025年7月〜2026年9月/実人数242名)。満足度の高かったカリキュラムを問う設問(複数選択)の集計結果(「人生分析」149票)

「ワークをやってみたけれど、価値観がうまく言葉にならない」「まずは考え方だけ知りたい」という方に向けて、LadyCarryでは自己理解をこれからの選択につなげる考え方を学べる無料オンラインセミナーを開いています。自分の価値観を、仕事を選ぶ基準に変える考え方を知りたい方におすすめです。

LadyCarryの無料オンラインセミナー
  • 画面オフ・マイクオフで参加できる:自宅から周りを気にせず、リラックスして聞けます
  • 自分軸を見つける自己分析のコツ:今のモヤモヤを分けて、自分の判断基準を組み立てる考え方を学べます
  • オリジナルワークシートつき:セミナーのあとも、自分のペースで考えを進められます

「やりたいことがまだ決まっていない」という段階でも大丈夫です。実際に、LadyCarryの1対1の個別相談に申し込んだ方の約43%は、まだ求人に応募もしていない“モヤモヤ段階”からのスタートでした。受講後の担当コーチへの満足度は99.6%です。

※LadyCarry 個別相談(無料カウンセリング・パーソナルセッション)申込フォームより集計(2025年2月〜2026年9月/実人数4,108名)、LadyCarry受講生 卒業時アンケート調査(2025年7月〜2026年9月/実人数242名)。担当コーチの満足度は「5:大変満足」「4:満足」と回答した割合

価値観だけでなく、強みや興味も含めて自分を知る方法を知りたい方は、自己分析のやり方もあわせて確認してください。

まとめ|仕事の価値観は、過去の場面から見つけられる

まとめ|仕事の価値観は、過去の場面から見つけられる

仕事の価値観は、うれしかった場面としんどかった場面を振り返り、「なぜ?」をくり返すことで、自分の言葉で見つけられます。

  • 仕事の価値観とは、仕事で「これだけは大切にしたい」ことを言葉にしたもの
  • わからないのは、当たり前すぎる・周りの期待で選んできた・条件とまざっている、の3つが理由
  • 場面を書き出す→「なぜ?」で深掘りする→リストから3つに絞る→仕事選びの基準にする、の4ステップで見つける
  • 価値観は優先順位をつけて使い、節目ごとに見直す

まずは今日、仕事で「うれしかった場面」と「しんどかった場面」を1つずつ書き出すところから始めてみましょう。他人の目を気にせず自分で選ぶ方法を知りたい方は、こちらの記事も確認してください。

仕事の価値観に関するよくある質問

仕事の価値観には、どんな例がありますか?

「成長」「貢献」「安定」「自由」「家族」「誠実」「楽しさ」などがあります。この記事の価値観リスト40から、気になる言葉に印をつけて選ぶと見つけやすくなります。

仕事の価値観は、いくつに絞ればいいですか?

上位3つまでに絞るのがおすすめです。全部を大切にしようとすると選べなくなるので、「1つ目は必ず守る、2つ目と3つ目はできるだけ」のように優先順位もつけておきましょう。

仕事の価値観は、年齢や環境で変わりますか?

変わることがあります。結婚や出産、転職などの節目や、モヤモヤが続くときに、ワークをやり直して見直しましょう。

価値観ワークをやっても、大切にしたいことが見つからないときは?

しんどかった場面から考えるのがおすすめです。「なぜしんどかったのか」を深掘りすると、守られなかった大切なものが見えてきます。一人で難しいときは、人と話しながら振り返るのも1つの方法です。

仕事の価値観がわからない人へ|価値観リスト40と、大切にしたいことが見つかるワーク4ステップ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次