転職エージェントが合わないと感じたら、まず「担当者」「サービス」「自分の転職の軸」のどこにずれがあるかを見分けましょう。原因によって、担当変更・別のエージェント・エージェント以外の方法・キャリア相談やコーチングのどれを選ぶかが変わるからです。
担当者と話がかみ合わない、届く求人がしっくりこない、電話が多くて疲れてしまう。そんな「なんだか合わない」は、使い方や選び方を変えると楽になることが多いです。
この記事では、合わない原因の見分け方と、合わなかったあとの4つの選択肢の比べ方、担当変更の頼み方、求人の断り方、電話を減らす伝え方を例文つきで紹介します。

「そもそも自分に合う仕事がよくわからない」という方は、まずLadyCarryの適職診断で今の自分の傾向を確かめてみませんか?
いくつかの質問に答えるだけで、あなたの強みや価値観、働き方の傾向から、向いている仕事の方向性を整理できます。エージェントに希望を伝えるときの材料にもなります。
転職エージェントが合わないと感じる3つの原因

転職エージェントが合わないと感じる原因は、大きく「担当者」「サービス」「自分の転職の軸」の3つに分けられます。
合わないと感じるのは、あなたのせいとは限りません。転職エージェントは、採用が決まったときに企業から報酬を受け取る仕組みで運営されているため、応募や選考を前に進める提案が多くなりやすいからです。仕組みについては転職エージェントがゴリ押ししてくる理由で詳しく解説しています。
担当者との相性が合わない
話を最後まで聞いてもらえない、提案の理由が説明されないと感じるなら、担当者との相性が原因かもしれません。
転職エージェントは同じ会社でも、担当者によって話の進め方や得意な業界が違います。テンポよく進めたい人もいれば、じっくり話したい人もいるので、相性が合わないのはよくあることです。
- 話の途中で求人の話に切り替えられる
- 希望と違う求人に理由の説明がない
- 連絡の頻度やタイミングが自分と合わない
サービスの得意分野が合わない
担当者を変えても希望に近い求人が届かないなら、サービスの得意分野と希望がずれている可能性があります。
転職エージェントには、幅広い業界を扱う総合型と、特定の業界や職種にしぼった特化型があります。例えば、未経験の職種に挑戦したいのに即戦力向けの求人が多いサービスを使っていると、紹介できる求人そのものが少ないことがあります。
自分の転職の軸がまだ決まっていない
どの担当者・どのサービスでも「しっくりこない」と感じるなら、自分の転職の軸がまだ言葉になっていないのかもしれません。
転職の軸とは、仕事を選ぶときに大切にしたい基準のことです。軸が決まっていないと、担当者は求人を幅広く紹介しながら方向を探ることになります。その結果、どの求人も「何か違う」のに理由がわからない状態になりやすいのです。
転職の軸がまだ決まっていないのは、珍しいことではありません。まずは今の気持ちを整理するところから始めましょう。
どれに当てはまる?原因の見分け方
迷ったときは、次の表で今の状態に近いものを探してみましょう。
| 今感じていること | 考えられる原因と次の一歩 |
|---|---|
| 担当者の話し方や進め方が苦手 | 担当者が原因。担当変更を頼む |
| 担当を変えても希望の求人が少ない | サービスが原因。別のエージェントや方法に切り替える |
| どの求人も「何か違う」けれど理由が言えない | 自分の軸が原因。求人から離れて条件を整理する |
当てはまるものが1つとは限りません。担当者とサービスの両方が合わないこともあります。まずは一番強く感じるものから手をつけましょう。
原因別の対処法|担当変更・切り替え・軸の整理

合わないまま我慢して使い続けるより、原因に合った方法で早めに動くほうが、気持ちも時間も消耗せずに済みます。担当者・サービス・自分の軸のそれぞれについて、次の一歩を紹介します。
担当者が原因なら担当変更を頼む
担当者と合わないときは、担当変更を頼んで大丈夫です。転職エージェントの多くは問い合わせ窓口を設けていて、担当変更もそこから相談できます。担当者本人に直接言わずに済むので、気まずさも少なくなります。
伝えるときは、不満を並べるより「次の担当者に何を望むか」を添えると、合う人に替えてもらいやすくなります。
いつもお世話になっております。〇〇(氏名)です。
現在ご担当いただいている〇〇様には丁寧に対応いただき感謝しております。ただ、私の希望する進め方と少し合わない部分があり、担当の方を変更していただくことは可能でしょうか。
事務職の経験がある方、または応募を急がず条件を一緒に整理してくださる方だと大変ありがたいです。
お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
サービスが原因なら別の方法に切り替える
サービスの得意分野が合わないなら、希望の業界・職種に強い別のエージェントに切り替えるか、エージェント以外の方法を組み合わせましょう。
選び直すときの見方は転職エージェントの選び方で、求人サイトや直接応募などの方法は転職エージェント以外の進め方で紹介しています。登録は増やしすぎず、まずは1〜2社にしぼると連絡に追われにくくなります。
軸が原因ならいったん求人から離れる
自分の軸が決まっていないときは、求人を見るのをいったん止めて、何を大切にしたいかを書き出す時間をとりましょう。
求人を見続けるほど迷いが増えるときは、選ぶ基準がまだないサインです。転職のための自己分析を先に進めておくと、エージェントに戻ったときも「受ける・見送る」を自分で決められるようになります。
合わなかった後の4つの選択肢を比べる
転職エージェントが合わなかった人の次の一歩は、「担当変更」「別のエージェント」「エージェント以外の進め方」「キャリア相談やコーチング」の4つから選べます。どれが正解というより、今の悩みがどこにあるかで向き不向きが変わります。
向いている人:サービスの求人には満足していて、担当者との相性だけが気になる人
よいところ:登録し直す手間がなく、これまでの希望や経歴を引き継いで続けられる
気をつけたいこと:担当者が変わっても、自分の希望があいまいなままだと同じ違和感が残りやすい
向いている人:希望の業界・職種がある程度決まっていて、求人の数や種類が合わなかった人
よいところ:特化型など得意分野の違うサービスを選ぶと、届く求人が変わる
気をつけたいこと:登録を増やしすぎると連絡に追われるので、まずは1〜2社にしぼる
向いている人:自分のペースで進めたい人、行きたい会社が決まっている人
よいところ:求人サイト・直接応募・スカウトなどで、連絡のタイミングを自分で決められる
気をつけたいこと:書類の見直しや日程調整、条件の交渉を自分で行う必要がある
向いている人:どの求人も「何か違う」と感じ、何を大切にしたいかから整理したい人
よいところ:求人紹介を前提にしないので、転職するかどうかも含めて考えられる
気をつけたいこと:求人は紹介されないので、方向性が決まったら求人サイトやエージェントを使う。キャリアコーチングは有料のものが多い
迷ったときは、「求人に不満があるのか、選ぶ基準がないのか」で考えてみましょう。求人に不満があるなら1〜3、選ぶ基準がまだないなら4から始めると、遠回りしにくくなります。無料で話を聞いてもらいたいときは、ハローワークなどの公的な窓口でキャリアコンサルタントに相談する方法もあります。
そもそもエージェントを使うかどうかから考え直したい方は、転職エージェントのデメリットと使わないほうがいい人の特徴も参考にしてください。
紹介された求人の断り方|そのまま使える例文

紹介された求人を断るのは失礼ではありません。理由を一言添えて断ると、次に届く求人の精度が上がります。
断りにくくて応募してしまうと、気が進まない面接の準備に時間をとられてしまいます。断る理由は、担当者にとっても次の提案を考えるための大切な情報です。
断るときは「理由」と「次に望むこと」をセットで
断るときは、合わなかった理由と、次はどんな求人がほしいかをセットで伝えましょう。
「今回は見送ります」だけだと、担当者は何がずれていたのかわかりません。「土曜出勤があるので見送ります。土日休みの求人を優先してください」のように伝えると、同じずれをくり返さずに済みます。
求人を断るときの例文
メールやチャットでそのまま使える例文です。〇〇の部分を自分の言葉に置きかえて使ってください。
- 「ご紹介ありがとうございます。勤務地が通勤1時間を超えるため、今回は見送らせてください。次は〇〇駅から30分以内の求人だとうれしいです」
- 「仕事内容は魅力的なのですが、営業ノルマがあるため見送ります。ノルマのない事務・サポート系の求人を中心にお願いできますか」
- 「今は応募より、希望条件を固めたい時期です。しばらくは週に2〜3件のご紹介にしていただけると助かります」
利用を休みたい・やめたいときの伝え方
転職活動を休みたいときや、そのエージェントの利用をやめたいときも、短いメールで伝えれば十分です。
休むだけなら、再開の目安を一言添えておくと、また使いたくなったときに戻りやすくなります。退会の手続きは会社によって違うので、マイページや問い合わせ窓口で確認しましょう。
- 「仕事が忙しくなったため、1〜2か月ほど転職活動をお休みします。再開するときは改めてご連絡します」
- 「いろいろとご提案いただきありがとうございました。自分で進める方法に切り替えることにしたため、今回で利用を終了させてください」
電話や連絡が多くてつらいときの減らし方

電話が多くてつらいときは、連絡の手段・時間帯・ペースを自分から先に伝えておくと、調整してもらいやすくなります。
働きながら転職活動をしていると、勤務中の着信やこまめな確認の連絡が負担になりがちです。転職エージェントにとっても、連絡がつきやすい方法を知っておくほうが助かるので、遠慮せずに伝えましょう。
連絡手段と時間帯を先に伝える
電話よりメールやチャットがいい、平日は夜しか返せないなど、連絡の希望ははっきり伝えましょう。
- 「勤務中は電話に出られないため、ご連絡はメールかチャットでお願いできますか。返信は平日の夜か土日にまとめてします」
- 「お電話は平日19時以降だと出やすいです。それ以外の時間はメッセージを残していただけると助かります」
「今は整理したい」とペースを伝える
連絡が多いのは、応募を進めたい時期だと思われているからかもしれません。今の段階を言葉で伝えると、ペースを落としてもらいやすくなります。
例えば「まだ応募より、何を大切にしたいかを整理したい段階です」と伝えるだけで、担当者もそれに合わせて動けます。それでも連絡が続いてつらいときは、前の章の例文で休止を伝えて、いったん距離を置いて構いません。転職活動そのものに疲れてしまったときは、転職活動に疲れたときの休み方と立て直し方も参考にしてください。
担当を変えても合わないなら「自分の軸」を見直す

担当を変えても、サービスを変えても合わないと感じるなら、エージェント選びより先に「自分の軸」を見直してみましょう。
あなたが悪いわけではありません。転職エージェントは、希望が決まっている人ほど力を発揮しやすいサービスです。逆に、何を大切にしたいかがまだ言葉になっていないと、どの担当者に会っても「何か違う」と感じやすくなります。
- どの求人も「悪くないけど決め手がない」と感じる
- 希望条件を聞かれても、給与や休日くらいしか出てこない
- 今の仕事の何がつらいのか、うまく説明できない
当てはまるなら、次の3つの順番で書き出してみましょう。きれいにまとめなくても大丈夫です。
残業、人間関係、仕事内容など、つらいと感じていることを具体的に書き出します。
給与、通勤のしやすさ、好きな業務など、手放したくない条件も書いておくと、転職でかえって失うものに気づけます。
変えたいことと残したいことをもとに、「これが叶わないなら転職しない」と思える条件を3つ選びます。エージェントにはこの3つを伝えましょう。
自分の強みや価値観から考えたい方は、自分の強みがわからないときの見つけ方も参考にしてください。
一人で書き出すのが難しいときは、求人紹介をしないキャリアコーチングで、対話しながら軸を言葉にする方法もあります。転職エージェントとの役割の違いやサービスの比べ方は、こちらの記事で紹介しています。

【体験談】転職エージェントでは手応えがなかったMさん

LadyMapを運営する女性向けキャリアコーチング「LadyCarry」の卒業生、Mさん(30歳)の体験談を紹介します。
Mさんは派遣社員としてフルリモートの事務をしていましたが、チャットのステータスで常に見られているような働き方に気を張り続け、体調を崩してしまいました。これまでも転職をくり返してきたため、「この先もずっと同じように転職を繰り返すのかな」という不安も大きかったそうです。
転職エージェントを使った経験について、Mさんはこう話しています。
Mさん/30歳これまでも転職エージェントを利用したことはありましたが、希望を聞いて「それに近い仕事を紹介する」という感じで、利用してよかったと感じることが少なくて。でも、LadyCarryは私の深いところまでカウンセリングして、強みや苦手をしっかり視覚化してくれました。
LadyCarryでは、生まれたときから今までを振り返る「人生分析」などで自己分析を進めました。その中でMさんは、「正社員としてガッツリ働く」よりも、「アルバイトと副業を両立する」働き方が自分に合っていると気づきます。今はアルバイトとライターの仕事を両立しながら、体を休める時間もしっかりとれるようになったそうです。
Mさんの場合、必要だったのは別の求人ではなく、自分に合う働き方を知ることでした。エージェントが合わないと感じたときは、求人を探し続ける前に、自分の軸を確かめる時間をとってみましょう。
▼Mさんの詳しいインタビューはこちら▼

携帯ショップで働いていたKさん(28歳)も、エージェントに言われるがまま応募していた一人です。「やりたい」と思えない求人だったため面接でも思いを話せず、転職活動を3回あきらめました。コーチングで自分の人柄や強みから合う仕事を考えたことで、人事への転職を決めています。
▼Kさんの詳しいインタビューはこちら▼

まとめ:合わない原因を見分けて、自分のペースで進めよう

転職エージェントが合わないと感じたら、原因が「担当者」「サービス」「自分の軸」のどこにあるかを見分けて、原因に合った行動をとりましょう。
- 担当者が原因 → 理由と希望を添えて担当変更を頼む
- サービスが原因 → 希望に強いエージェントや別の方法に切り替える
- 自分の軸が原因 → 求人から離れて、譲れない条件を3つ書き出す
求人の断り方や連絡の減らし方は、遠慮せず自分から伝えて大丈夫です。転職エージェントはあくまで手段のひとつなので、自分のペースを守りながら使いましょう。登録から内定までの流れをおさらいしたい方は、転職エージェントの使い方も確認してください。
LadyCarryの無料オンラインセミナーでは、今の働き方にモヤモヤする理由や、自分軸を見つけるための自己分析のコツを学べます。画面オフ・マイクオフで参加できるので、まだ転職するか決めていない段階でも気軽に聞いてみてください。
LadyCarryの卒業時アンケートでは、受講後の担当コーチへの満足度は99.6%です。
※LadyCarry受講生 卒業時アンケート調査(2025年7月〜2026年9月/実人数242名)。担当コーチの満足度で「5:大変満足」「4:満足」と回答した割合
エージェント以外も含めて、自分に合う相談先を探したい方はこちらの記事も確認してください。

よくある質問
- 転職エージェントの担当変更を頼むのは失礼ですか?
-
担当変更を頼むのは失礼ではありません。担当者本人に言いにくければ、問い合わせ窓口から相談する方法もあります。不満を並べるより「次はどんな担当者だとうれしいか」を添えて伝えると、合う人に替えてもらいやすくなります。
- 紹介された求人を断り続けても大丈夫ですか?
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合わない求人は断って大丈夫です。ただ、理由を伝えずに断り続けると、担当者は何がずれているのかわからず、似た求人が届き続けることがあります。「勤務地が遠い」「ノルマがある」など理由を一言添えると、次の紹介が希望に近づきます。
- 転職エージェントからの電話を減らすにはどうすればいいですか?
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連絡の手段と時間帯を自分から先に伝えましょう。「勤務中は出られないのでメールでお願いします」「返信は平日の夜にまとめてします」と伝えておくと、調整してもらいやすくなります。それでもつらいときは、休止を伝えて距離を置いても構いません。
- 転職エージェントが合わなかった人は、次にどうすればいいですか?
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まず、合わなかった原因が担当者・サービス・自分の転職の軸のどこにあるかを見分けましょう。担当者が原因なら担当変更、サービスの得意分野が原因なら別のエージェントへの切り替えが向いています。自分のペースで進めたいなら、求人サイトや直接応募などエージェント以外の方法もあります。どの求人も「何か違う」と感じるなら、求人紹介をしないキャリア相談やキャリアコーチングで、何を大切にしたいかを先に整理するのがおすすめです。
- 転職エージェントが合わなかったら、エージェント以外にどんな方法がありますか?
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求人サイトで自分で探す、企業に直接応募する、スカウトサービスや知人の紹介を使うなどの方法があります。無料で相談したいときは、ハローワークなどの公的な窓口も使えます。何を大切にしたいかから考えたいなら、求人紹介をしないキャリアコーチングも選択肢です。女性向けキャリアコーチングのLadyCarryでは、無料オンラインセミナーで自分軸を見つけるための自己分析のコツを紹介しています。
キャリアコーチ・キャリアアドバイザー。LadyCarry認定コーチ。これまでに300人以上のキャリア相談に携わる。Gallup認定ストレングスコーチの資格を保有し、強みを活かしたコーチングにも従事。20〜30代女性が「自分らしさを仕事に変える」ための支援に特化。


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