転職に失敗した・後悔していると感じたら?よくある5つの原因と、次の一歩の選び方

転職に失敗した・後悔していると感じたら?よくある5つの原因と、次の一歩の選び方

「前の職場のほうがよかったかもしれない」「入社してみたら、聞いていた話と違う」。転職したあとにこんな気持ちになって、「転職に失敗したのかな」と落ち込んでいませんか。

転職の失敗や後悔は、多くの場合、入社前に思い描いていたことと実際とのズレから生まれます。そのズレが何なのかを分けて見れば、続ける・社内で変える・もう一度転職するのどれを選ぶかを、落ち着いて決められます。これから転職する方にとっても、よくあるズレを先に知っておくことが、失敗しない転職の準備になります。

この記事では、転職に失敗したと感じるよくある原因、本当に失敗かを見分けるセルフチェック、後悔したときの選び方、次の転職で失敗しないための進め方を、LadyCarry卒業生の実例とあわせて紹介します。

この記事のポイント
  • 転職の後悔は、仕事内容・人間関係・条件・社風・転職の目的の5つのどこかにズレがあることから生まれやすい
  • 入社して間もないうちは、すぐに結論を出さず、セルフチェックで「慣れで解決するズレか」を見分ける
  • 選ぶ順番は「慣れるまで続ける→社内で相談・異動→もう一度転職」(心や体の不調があるときは休むことが先)。次の転職は、自分の軸を決めてから動くと失敗しにくい
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「転職したけれど、自分に合う仕事がまだわからない」という方は、まずLadyCarryの適職診断で今の自分の傾向をのぞいてみませんか?

いくつかの質問に答えるだけで、あなたの強みや価値観、働き方の傾向から、向いている仕事の方向性を整理できます。次の一歩を考える前に、自分の方向性を整理するきっかけとして活用してみてください。

目次

転職で「失敗した」と感じるのは、めずらしいことではない

転職で「失敗した」と感じるのは、めずらしいことではない

転職のあとに「失敗したかも」と感じるのは、あなただけではありません。大切なのは、その気持ちをすぐに「転職が間違いだった」と決めつけず、何がズレているのかを見ることです。

転職者全体では、満足している人のほうが多い

厚生労働省の「令和7年転職者実態調査」によると、転職した人に今の職場での職業生活全体の満足度を聞くと、「満足」側の回答が「不満」側を大きく上回っていました(満足度を表す指標で44.0ポイント)。

一方で、同じ調査で前の職場を自分の都合で辞めた理由(3つまで回答)は、「賃金が低かったから」25.5%、「会社の将来に不安を感じたから」25.2%、「満足のいく仕事内容でなかったから」24.7%が上位でした。辞めた理由が転職先で解決していないと、「失敗した」と感じやすくなります。

後悔は「判断の失敗」ではなく「ズレ」から生まれる

入社前に見えるのは、求人票や面接で知った情報だけです。入社してから初めてわかることがあるのは、どんな転職でも同じです。

後悔を感じたときは、「転職したこと」そのものを責めるより、「何が思っていたのと違ったのか」を言葉にしてみましょう。ズレがわかれば、次にやることが見えてきます。

転職に失敗したと感じる5つの原因

転職に失敗したと感じる5つの原因

転職の後悔は、仕事内容・人間関係・労働条件・社風・転職の目的の5つのどこかにズレがあるときに生まれやすいものです。自分がどれに当てはまるかを確かめてみましょう。

仕事内容が思っていたものと違う

「企画の仕事と聞いていたのに、実際は事務作業ばかり」など、任される仕事が想像と違うケースです。入社直後は研修や雑務が多く、本来の仕事が始まるまで時間がかかることもあります。

上司や職場の人と合わない

面接で会った人と、実際に一緒に働く人が違うことはよくあります。ライフスタイルが違う人が多く、悩みを相談しにくいと感じることもあります。上司との関係に悩んでいる方は、上司と合わないときの原因の見分け方と「残る・異動・転職」の選び方も参考にしてください。

給料・残業・休みなどの条件が違う

残業の多さや休みの取りやすさ、給料の上がり方など、働く条件が聞いていた話と違うケースです。「時短勤務や在宅勤務ができる」と聞いていたのに、実際は使いにくい雰囲気だった、ということもあります。条件が雇用契約書と違う場合は、まず人事に確認しましょう。

社風や仕事の進め方になじめない

スピード重視か慎重さ重視か、相談しやすい雰囲気かどうかなど、会社ごとの空気の違いです。前の職場のやり方と比べてしまい、居心地の悪さを感じることがあります。

何のために転職したのかがあいまいだった

「とにかく今の職場から離れたい」という気持ちだけで転職すると、転職先でも同じ不満が出てきやすくなります。辞めたい理由と、次の職場で叶えたいことがセットになっていないと、どこに移っても「何か違う」と感じやすくなります。

本当に転職の失敗かを見分けるセルフチェック

本当に転職の失敗かを見分けるセルフチェック

「失敗した」と感じたら、まずは慣れや時間で解決しそうなズレか、そうでないかを見分けましょう。当てはまるものが多いグループが、今のあなたに近い状態です。

セルフチェック

グループ当てはまる例
A 慣れの途中入社して3か月たっていない/仕事を覚えきれず自信がない/前の職場と比べてしまう
B 社内で変えられるズレ担当業務が合わない/特定の人との関係がつらい/業務量に偏りがある
C 職場そのもののズレ条件が説明と大きく違う/大切にしたい価値観と会社の方針が合わない/心や体の不調が続いている

グループ別、次にすること

グループ次にすること
A 慣れの途中次の章の「慣れるまで続ける」を選び、3か月ほど様子を見る。困っていることを1つずつ書き出しておく
B 社内で変えられるズレ次の章の「社内で相談・異動する」を試す。上司や人事に、困っていることと希望をセットで相談する
C 職場そのもののズレ心や体の不調があるときは、まず休むことと相談を優先する。不調がなければ、次の章の「もう一度転職する」を考え、下の4ステップで軸を決めてから動く

眠れない、食欲がない、気分の落ち込みが続くなど、心や体の不調が続くときは、働き方を考える前に、医療機関や勤め先の産業医などに相談してください。

転職を後悔したときの3つの選び方

転職を後悔したときの3つの選び方

転職を後悔したときは、「慣れるまで続ける→社内で相談・異動する→もう一度転職する」の順番で考えると、勢いで動いて同じ後悔をくり返すことを防げます。

選択肢こんなときに考えたい
慣れるまで続ける入社して間もなく、仕事や人に慣れていないことが主な原因のとき
社内で相談・異動する会社自体は合っていて、担当業務や人間関係を変えれば続けられそうなとき
もう一度転職する条件や価値観が大きく合わず、社内で調整しても変わらなかったとき

グループCで心や体の不調が続いている場合は、「慣れるまで続ける」を待たずに、まず休むことと、医療機関や産業医などへの相談を優先してください。

もう一度転職すると決めたときも、すぐに応募を始めるより、「前回の転職で何がズレたのか」を先に整理しましょう。ズレの原因がわからないまま動くと、次の職場でも同じことが起こりやすくなります。

短い期間で転職をくり返してしまうことに不安がある方は、転職を繰り返す女性が、次こそ長く働ける職場を選ぶ方法も読んでみてください。

次の転職で同じことに悩まないためには、自分に合う仕事や働き方を先に知っておくことが大切です。LadyCarryの無料の適職診断で、強みや価値観、働き方の傾向から向いている仕事の方向性を確かめてみてください。

次の転職で失敗しないための4つのステップ

次の転職で失敗しないための4つのステップ

次の転職で失敗しないためには、会社を変える場合も、働き方そのものを変える場合も、求人を探す前に、自分が何を大切にしたいかを決めておくことがいちばんの近道です。これから転職する方も、同じ4つのステップで準備を進めてみましょう。

STEP
前回の転職で「ズレたこと」を書き出す

5つの原因のどれに当てはまったかを書き出します。「何が嫌だったか」と一緒に、「本当はどうだったらよかったか」も書いておくと、次に叶えたいことが見えてきます。

STEP
自分の強みと大切にしたいことを言葉にする

これまでの仕事で頼りにされたことや、やりがいを感じた場面を振り返り、強みと価値観を言葉にします。自分を知る方法は、自己理解の4つの要素で詳しく紹介しています。

STEP
条件に優先順位をつける

仕事内容、人間関係、給料、働き方などの条件を、「譲れないもの」「少し妥協してもいいもの」に分けます。すべてを満たす職場は少ないので、優先順位をつけておくと迷いにくくなります。譲れない条件の決め方は、転職の軸の決め方4ステップと例も参考にしてください。

STEP
面接や面談で違和感を確かめる

面接や面談は、選ばれる場であると同時に、自分が職場や仕事相手を確かめる場でもあります。フリーランスとして仕事を受けるときの打ち合わせも同じです。気になったことは質問し、感じた違和感はメモしておきましょう。

転職するかどうか、まだ迷っている方は、転職したいけど迷うときの決め方も参考にしてください。

【体験談】転職の後悔から、自分の軸で選び直した卒業生

【体験談】転職の後悔から、自分の軸で選び直した卒業生

ここからは、LadyMapを運営する女性向けキャリアコーチング「LadyCarry」の卒業生2人の例を紹介します。2人とも、転職をくり返すなかで「選び方」に後悔を感じ、自分を知ることから次の選択を考え直しています。

条件だけで職場を選んでいた採用人事のNさん|価値観と環境を整理してフリーランスへ

採用人事として働いていたNさんは、「人事なのに、自分の職場選びが一番下手」と感じていました。転職はいつも切羽詰まっていたため条件面だけで選び、良さそうと思って入った会社でも上司とソリが合わず、短期間で辞めることになったそうです。入社してから「面接で感じた違和感は間違っていなかった」と気づくことも多かったといいます。

LadyCarryの受講では、過去と向き合いながら、大切にしたい価値観が「道理」と「感謝」だと言葉にしました。さらに、チームで協力しながら進められること、ある程度自由に工夫できることなど、力を発揮しやすい環境も整理し、採用支援のフリーランスという働き方を選んでいます。

Nさんの例は、この記事の原因でいうと「上司や職場の人と合わない」と「何のために転職したのかがあいまいだった」が重なったケースです。4つのステップのうちSTEP2(強みと大切にしたいことを言葉にする)にあたり、会社選びに限らず、働き方の軸から見直した例といえます。

Nさんがスキルの掛け合わせでフリーランスの道を選ぶまでのお話は、こちらのインタビューで読めます。

短期間で2回転職した医師事務のMさん|「妥協したくないところ」がわかるように

医師事務として働いていたMさんは、社会人になってから2回転職し、「このまま転職を繰り返したら市場価値が下がるのでは」と不安を抱えていました。職歴を振り返ると、妥協して選んだ結果、向いていない仕事を選んでいたのでは、と気づいたそうです。

受講のなかで、自分にとって「安定」がすべての土台だとわかり、一人でコツコツ取り組めること、早さより正確さを大切にしていること、穏やかな雰囲気の職場であることなど、自分の希望をはっきり持てるようになりました。以前は「嫌だけどこれしかない」と選び、妥協した部分を美化していたといいます。

Mさんの例は、4つのステップでいうとSTEP3(条件に優先順位をつける)にあたります。妥協したくないところと、少し妥協してもいいところを区別できるようになったことで、次の職場を落ち着いて選べるようになりました。

Mさんが経理への道を選ぶまでの詳しいお話は、こちらのインタビューで読めます。

次の転職で同じ後悔をしたくないときは

次の転職で同じ後悔をしたくないときは

転職の後悔をくり返さないためには、「次はどこに行くか」の前に、「自分は何を大切にしたいか」を知っておくことが近道です。ただ、自分のことは一人だと客観的に見にくく、同じところで考えが止まってしまう人も少なくありません。

LadyCarryでは、自分を知ることをこれからの選択につなげる考え方を学べる無料オンラインセミナーを開いています。前回の転職のズレをふり返り、次の職場を選ぶときの判断基準を組み立てるヒントが得られます。

LadyCarryの無料オンラインセミナー
  • 画面オフ・マイクオフで参加できる:自宅から周りを気にせず、リラックスして聞けます
  • 自分軸を見つける自己分析のコツ:今のモヤモヤを分けて、自分の判断基準を組み立てる考え方を学べます
  • オリジナルワークシートつき:セミナーのあとも、自分のペースで考えを進められます

仕事の悩みを整理して、自分に合う解決策を見つける方法を知りたい方は、こちらの記事も確認してください。

まとめ|転職の後悔は、次の選び方を見直すきっかけになる

まとめ|転職の後悔は、次の選び方を見直すきっかけになる

転職の失敗や後悔は、多くの場合、入社前に思い描いていたことと実際とのズレから生まれます。

「失敗した」と感じたら、まずはセルフチェックでズレの種類を見分け、慣れるまで続ける・社内で相談する・もう一度転職する、の順番で考えてみましょう。心や体の不調があるときは、休むことを先にしてください。次の転職では、前回ズレたことを書き出し、自分の軸を決めてから動くことが大切です。

「転職しなければよかった」という気持ちも、ズレの正体がわかれば、「次はこう選ぼう」という自分の言葉に変わっていきます。

転職するかどうかを決める考え方を知りたい方は、こちらの記事も確認してください。

転職の失敗・後悔に関するよくある質問

転職して1か月で辞めたいと思うのは甘えですか?

甘えではありません。入社直後は、仕事にも人にも慣れていない時期なので、不安や後悔を感じやすいものです。

ただ、慣れることで解決するズレもあるので、心や体の不調がなければ、困っていることを書き出しながら少し様子を見てみましょう。

短期間で辞めると、次の転職で不利になりますか?

短い期間での退職を気にする企業もあります。ただ、大切なのは、なぜ辞めたのか、次の職場で何を大切にしたいのかを自分の言葉で説明できることです。

前回の転職でズレたことを整理しておくと、面接でも伝えやすくなります。

前の会社に戻りたいと思ったら、どうすればいいですか?

会社によっては、一度辞めた人を再び受け入れる制度があります。戻りたい理由が「前の職場のほうが楽だったから」だけでないかを確かめたうえで、前の職場の人に相談してみる方法もあります。

転職しないほうがよかったのでしょうか?

転職したからこそ、自分が大切にしたいことに気づけることもあります。前の職場と比べて「何がよかったのか」を言葉にすると、次の選択に活かせます。

転職に失敗した・後悔していると感じたら?よくある5つの原因と、次の一歩の選び方

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