「地元には働きたい仕事が少ない」「一度は東京で働いてみたい」。そう思いながらも、「本当に上京して大丈夫かな」「生活していけるかな」と迷っている女性は少なくありません。
上京転職は、上京したい理由がはっきりしていて、仕事・お金・暮らしの見通しを在職中に立てられるなら、十分に「あり」な選択です。反対に、「東京に行けば何か変わるかも」という気持ちだけで動くと、後悔につながりやすくなります。
この記事では、上京したい理由の分け方、上京転職のメリットと気をつけたいこと、在職中に進める4ステップを紹介します。上京しない選択肢との比べ方や、地元を離れて働いたLadyCarry卒業生の例もまとめました。
- 上京転職は「なぜ東京か」を言葉にしてから決める
- 仕事・お金・暮らしの見通しは、退職する前に在職中に立てる
- フルリモートや地元で職種を変えるなど、上京しない選択肢とも比べる

「東京で働きたいけれど、どんな仕事が自分に合うのかはまだわからない」という方は、まずLadyCarryの適職診断で今の自分の傾向をのぞいてみませんか?
いくつかの質問に答えるだけで、あなたの強みや価値観、働き方の傾向から、向いている仕事の方向性を整理できます。上京して何をしたいのかを考える手がかりとして活用してみてください。
上京転職はあり?決める前に「なぜ東京か」を言葉にする

上京転職で後悔しないために、最初にやりたいのは「なぜ東京で働きたいのか」を言葉にすることです。理由によって、東京でしか叶わないことなのか、地元でも叶えられることなのかが変わります。
上京したい理由は4つに分けられる
上京したい理由は、大きく「仕事の選択肢」「収入」「環境を変えたい」「暮らし・人間関係」の4つに分けられます。自分の理由がどれに近いかを確かめてみましょう。
| 上京したい理由 | 東京で叶いやすいこと | 東京でなくても叶う方法 |
|---|---|---|
| 仕事の選択肢を広げたい | 求人の数や職種の種類が多く、未経験から挑戦できる仕事も探しやすい | フルリモートの求人、地元の企業で職種を変える |
| 収入を上げたい | 給与の水準が高い求人が見つかることがある | 地元で給与の高い職種に移る、副業を始める |
| 環境を変えたい | 今の人間関係や職場から距離を置ける | 異動、地元での転職、休みの使い方を変える |
| 暮らしや人間関係を広げたい | イベントや学びの場が多く、新しい出会いが増える | オンラインのコミュニティ、地元の学びの場 |
「東京でなくても叶う方法」がしっくりくるなら、上京以外の選択肢も一緒に考えてみる価値があります。逆に、どの方法でも足りないと感じる理由があるなら、それが上京する一番の理由です。
「東京に行けば変われる」と思ったときは
今の仕事や暮らしにモヤモヤしていると、「東京に行けば全部変わる」と感じることがあります。ただ、場所を変えても、仕事の選び方や働き方が同じままだと、同じ悩みをくり返すこともあります。
「とにかく今の環境から離れたい」という気持ちが強いときは、すぐに退職や引っ越しを決めないでください。まずは、今のつらさが仕事内容・人間関係・働き方・住んでいる場所のどれから来ているのかを分けてから、上京するかを考えましょう。
上京を「目的」ではなく、自分がやりたいことを叶える「手段」として考えると、判断がぶれにくくなります。次の仕事や働き方の方向性がまだ見えないときは、適職診断で自分の強みや価値観の傾向を知るところから始めるのもひとつの方法です。
上京転職のメリットと、気をつけたいこと

上京転職のいちばんのメリットは、仕事の選択肢が広がることです。一方で、生活費や人間関係など、暮らしの面で気をつけたいこともあります。
仕事の選択肢が広がる一方で、暮らしのコストも上がる
求人の数や職種の種類が多く、未経験から挑戦できる仕事も探しやすい。
同じ職種でも会社の選択肢が多く、働き方(リモート・フレックスなど)を比べて選びやすい。
勉強会やイベントなど、仕事につながる学びの場に参加しやすい。
家賃などの生活費が上がりやすく、給料が上がっても手元に残るお金が増えないことがある。
通勤の混雑や移動時間に疲れることがある。
家族や友人と離れて、困ったときに頼れる人が近くにいなくなる。
メリットは「仕事」に、気をつけたいことは「暮らし」に集まりやすいので、両方を同じくらいの重さで考えましょう。仕事だけで決めると、暮らしの面で「思っていたのと違う」と感じやすくなります。
卒業生の例:地元を離れて働き、大事な人と離れる寂しさに気づいたHさん
LadyMapを運営する女性向けキャリアコーチング「LadyCarry」の卒業生Hさん(24歳)は、地元を離れて飲食店の正社員として働いていました。仕事内容は自分の得意なことで、好きなことでもあったため、大きな不満はなかったそうです。
ただ、地元を離れて大事な人たちと遠く離れて暮らすのは初めてで、「東京にも友達はいたけれど、いつも遊んでいた友達や家族には年に何回会えるだろう」という寂しさが大きかったと話しています。夜型の勤務で、周りの人と生活の時間が合わないことも重なっていました。
受講の中で「やりたいこと」と「やりたくないこと」を書き出すと、やりたいことは50個ほど出てきて、そのすべてがプライベートの趣味や人間関係のことだったそうです。そこから、プライベートを充実させるための手段として仕事を考えたいという自分の価値観に気づき、正社員だけにこだわらず、その価値観に合う働き方を選べばいいと思えるようになったそうです。今は次の転職に向けて準備を進めています。Hさんの例は、上京転職の「気をつけたいこと」のうち、大事な人と離れて暮らすことの重さに当たります。上京を考えるときは、仕事内容だけでなく、生活の時間や大事な人との距離など、暮らし方も先に確かめておくことが大切だとわかります。

上京転職を後悔しないための4ステップ

上京転職は、今の仕事を続けながら「理由→求人→お金→入社日と住まい」の順に決めていくと、後悔しにくくなります。先に退職や引っ越しを決めないことが、いちばんのポイントです。
STEP1. 上京したい理由と、仕事選びの軸を書き出す
最初に、上京したい理由を4つのどれに当たるかで整理し、東京で「どんな仕事を・どんな働き方で」したいのかを書き出します。「年収」「職種」「働き方」「住む場所」のうち、何を一番大事にするかの順番を決めておくと、求人を見るときに迷いにくくなります。軸の決め方は、転職の軸の決め方と例も参考にしてください。
STEP2. 在職中に、東京の求人を調べて応募する
転職サイトで勤務地を東京にして、どんな求人があるかを調べます。最近は、1次面接をオンラインで行う会社も多いので、地方に住みながらでも選考を進めやすくなっています。面接で東京に行く回数は限られるので、交通費や休みの取り方を考えながら、応募する会社を絞りましょう。転職活動の進め方全体は、転職活動の始め方7ステップでまとめています。
STEP3. 東京での生活費と、引っ越しのお金を試算する
住みたい沿線の家賃の相場を不動産サイトで調べ、今の生活費と比べてみましょう。この段階では、物件を決めるのではなく、お金の見通しを立てるのが目的です(実際の物件探しは、内定後のSTEP4で行います)。引っ越しには、引っ越し業者の費用に加えて、敷金・礼金・仲介手数料・前家賃などの初期費用もかかります。家賃は地域や広さで大きく変わるので、実際に住みたい場所の相場で、毎月の手取りから生活できるかを確かめておきましょう。
会社によっては、入社にともなう引っ越し費用を負担してくれる場合もあります。面接や内定の段階で確認しておくと安心です。
STEP4. 内定後に入社日を決めてから、住まいを選んで契約する
実際に住まいを探すのは、内定をもらい、入社日が決まってからがおすすめです。勤務地がわかってから選べば、通勤時間も含めて住む場所を決められます。退職の申し出は内定をもらってから就業規則に沿って伝え、退職日が決まったら転職先と入社日を確定させましょう。内定から入社までは、たとえば次の順番で進めます。
勤務地や条件を確認し、今の仕事の引き継ぎにかかる期間を考えて入社できる時期を伝える。引っ越し費用の補助があるかも聞いておく
就業規則で決められた時期を確かめて上司に直接伝え、退職日が決まったら転職先に入社日を連絡する
住みたいエリアの候補は早めに絞り、実際の契約は入社日に合わせて決める。早く契約しすぎると、今の住まいと二重に家賃がかかることがある。通勤時間と家賃に加えて、駅からの道の明るさやオートロックなど、安心して暮らせるかも確かめる
住民票の異動などの手続きを済ませ、入社日の前に生活を整える
上京しない選択肢とも比べてから決める

上京したい理由が「仕事の選択肢」や「環境を変えたい」なら、上京しなくても叶えられる場合があります。上京する前に、地元にいながら変えられることとも比べてみましょう。
東京の会社に転職し、仕事も暮らしも新しくする。
向いている人:東京でしかできない仕事がある、新しい環境で暮らしたい気持ちが強い。
フルリモートの仕事に転職する、地元の会社で職種を変える、今の会社で異動する。
向いている人:家族や友人の近くで暮らしたい、生活費を上げたくない。
在宅でできる仕事を知りたい方は在宅でできる仕事の一覧を、地元にいながら職種を変える方法はキャリアチェンジの進め方も参考にしてください。どちらを選ぶ場合も、まずは今の職場で異動などができないかを確かめ、それでも難しいときに転職を考える順番がおすすめです。
上京転職でよくある後悔と、防ぎ方

上京転職の後悔は、「お金」「仕事」「人間関係」「通勤」のどれかで起こることが多く、その多くは上京する前の準備で防げます。
| よくある後悔 | 防ぎ方 |
|---|---|
| 思ったより生活費がかかり、お金に余裕がない | STEP3で、住みたい場所の家賃の相場と手取りを比べてから決める |
| 仕事内容が思っていたものと違った | STEP1で仕事選びの軸を決め、面接で仕事内容を具体的に聞く |
| 家族や友人と離れて、寂しさを感じる | 帰省の頻度や連絡の取り方を決めておく。東京でも人とつながれる場を探す |
| 通勤の混雑や長い移動に疲れる | STEP4で、勤務地がわかってから通勤時間も考えて住まいを選ぶ |
それでも「合わなかった」と感じたときは、すぐに自分を責めず、何が合わなかったのかを振り返ることが、次の選択につながります。転職先で後悔したときの考え方は、転職に失敗したと感じたときの次の一歩で紹介しています。
上京するか迷って、一人で決めにくいときは

上京転職は、仕事だけでなく暮らしや人間関係も大きく変わるので、一人で決めるのは迷って当然です。「本当にやりたいことは、東京でしか叶わないのか」は、自分の価値観がわかると判断しやすくなります。
LadyCarryの受講生に卒業時にたずねたアンケートでは、242名のうち91.7%(222名)が「理想の実現のための行動が明確になった」「自分軸で判断し行動できているイメージを持つことができている」のいずれかを選んでいます。
※LadyCarry受講生 卒業時アンケート調査(2025年7月〜2026年9月/実人数242名)。「卒業時の状態」を問う設問で「理想の実現のための行動が明確になった」「自分軸で判断し行動できているイメージを持つことができている」のいずれかを選んだ受講生の割合
LadyCarryの無料オンラインセミナーでは、自己理解をこれからの仕事選びにつなげる考え方を紹介しています。「上京するかどうかを、自分の軸で決めたい」という方は、まずはセミナーをのぞいてみてください。
- 画面オフ・マイクオフで参加できる:自宅から周りを気にせず、リラックスして聞けます
- 自分軸を見つける自己分析のコツ:今のモヤモヤを分けて、自分の判断基準を組み立てる考え方を学べます
- オリジナルワークシートつき:セミナーのあとも、自分のペースで考えを進められます
「やりたいことがまだ決まっていない」という段階でも大丈夫です。実際に、LadyCarryの1対1の個別相談に申し込んだ方の約43%は、まだ求人に応募もしていない“モヤモヤ段階”からのスタートでした。受講後の担当コーチへの満足度は99.6%です。
※LadyCarry 個別相談(パーソナルセッション/旧・無料カウンセリング)申込フォームより集計(2025年2月〜2026年9月/実人数4,108名)、LadyCarry受講生 卒業時アンケート調査(2025年7月〜2026年9月/実人数242名)。担当コーチの満足度は「5:大変満足」「4:満足」と回答した割合
よくある質問
- 上京転職は、地方に住みながらでもできますか?
-
できます。1次面接をオンラインで行う会社も多いので、今の仕事を続けながら選考を進められます。最終面接などで東京に行く回数を考えて、応募する会社を絞りましょう。
- 上京転職は、仕事を辞めてから引っ越したほうがいいですか?
-
おすすめは、在職中に転職活動をして、内定と入社日が決まってから退職・引っ越しをする順番です。先に辞めると、収入がない中で住まいと仕事を同時に探すことになり、焦って決めやすくなります。
- 上京するのにお金はどれくらい必要ですか?
-
家賃や引っ越しの時期、住む場所によって大きく変わります。敷金・礼金・仲介手数料・前家賃などの初期費用と、引っ越し業者の費用、入社後の最初の給料までの生活費を、住みたい場所の相場で見積もっておきましょう。会社によっては、最初の給料日が入社の翌月になることもあるので、その間の生活費も忘れずに入れておくと安心です。
- 上京したいけれど、家族に反対されています。
-
家族が心配しているのは、生活費や暮らしの安全など具体的なことが多いものです。上京したい理由と、お金や住まいの見通しを書き出して伝えると、話し合いがしやすくなります。
まとめ

上京転職は、「なぜ東京か」を言葉にして、仕事・お金・暮らしの見通しを在職中に立てられれば、後悔しにくい選択になります。
まずは今日、上京したい理由を紙に書き出して、4つのどれに当たるかを確かめてみましょう。
転職以外も含めて、自分に合う働き方の選び方をもっと知りたい方は、こちらの記事も確認してください。

キャリアコーチ・キャリアアドバイザー。LadyCarry認定コーチ。これまでに300人以上のキャリア相談に携わる。Gallup認定ストレングスコーチの資格を保有し、強みを活かしたコーチングにも従事。20〜30代女性が「自分らしさを仕事に変える」ための支援に特化。


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