「会社の魅力を伝える広報の仕事に憧れるけれど、自分に向いているのかわからない」「未経験からでも目指せるの?」。そんな迷いを抱えていませんか?
広報に向いているのは、情報を集めて相手に伝わる形に整え、社内外の人をつなぐことにやりがいを感じる人です。未経験からでも、接客・事務・SNSの発信など、今の仕事の経験を活かして少しずつ近づいていけます。
この記事では、広報の仕事内容と、向いてる人の特徴6つ(セルフチェックつき)、未経験から目指す4つのステップを、LadyCarry卒業生の例とあわせて紹介します。
- 広報は「伝える」だけでなく、情報集め・調整・地道な資料づくりも多い仕事
- 向いてる人の特徴は6つ。セルフチェックで自分に近いものを確かめられる
- 未経験なら、やりたい広報の仕事を決める→今の職場で近い経験を積む→発信の実績をつくる→求人を探す、の4ステップで進めるのがおすすめ

「広報に興味はあるけれど、自分に向いているのかわからない」という方は、LadyCarryの適職診断で今の自分の傾向をのぞいてみませんか?
いくつかの質問に答えるだけで、あなたの強みや価値観、働き方の傾向から、向いている仕事の方向性を整理できます。広報を目指すか考える前の、はじめの一歩として活用してみてください。
広報とは?仕事内容とイメージとのギャップ

広報とは、会社や団体の考え方や商品・サービスの情報を、お客さまや取引先、社員などに伝える窓口の仕事です。テレビや雑誌に出る華やかなイメージを持たれがちですが、実際は情報集めや調整、資料づくりなどの地道な仕事も多くあります。
広報の主な仕事内容
厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」では、広報・PR担当の主な仕事として次のようなものが挙げられています(出典:jobtag「広報・PR担当」)。
- マスコミ対応(記者会見の準備、取材対応、プレスリリースの作成)
- 広報誌やPR誌、説明資料、報告書の作成
- 問い合わせへの対応、イベントの企画・運営
- WebサイトやSNSの管理、社内報の作成
- 世の中の評判の調べものと分析、不祥事などが起きたときの対応(危機管理広報)
社外に向けて情報を届ける「社外広報」と、社内報などで社員に会社の方針を伝える「社内広報」に分けて考えるとわかりやすくなります。
華やかなイメージとのギャップ
広報の仕事は、表に出る時間より、準備や調整に使う時間のほうが長いと考えておくと、入ったあとのギャップが小さくなります。
1本のプレスリリースを出すにも、担当部署から情報を集め、伝わる言葉に直し、上司や関係者の確認をもらうといった流れがあります。トラブルが起きたときは、落ち着いて事実を確かめ、会社としての説明を整える役割も担います。
広報に向いてる人の特徴6つ

jobtagでは、広報・PR担当には分析力と伝える力、冷静な判断力、マスコミやデザイナーなどと協力するための調整力・説得力が求められるとされています。これをふまえて、広報に向いてる人の特徴を6つにまとめました。まずはセルフチェックで、自分に近いものを確かめてみましょう。
- ニュースやSNSで、世の中の話題を追うのが好き
- 相手に合わせて、言葉や伝え方を変えるのが得意
- 人と人の間に立って、話をまとめる役回りが多い
- 資料づくりや確認など、地道な作業もコツコツ続けられる
- 会社や商品の「いいところ」を見つけて人にすすめたくなる
- トラブルのときも、まず事実を確かめて落ち着いて動ける
当てはまった数ごとの「次に読むところ」は、この章の最後で紹介します。
1. 世の中の話題を追うのが好き
広報は、世の中で今何が話題になっているかをふまえて、自社の情報を届ける仕事です。ニュースやSNSを見るのが日課になっている人は、それ自体が広報の強みになります。
2. 相手に合わせて伝え方を変えられる
記者、お客さま、社員など、同じ情報でも相手によって知りたいことは違います。相手に合わせて言葉を選べる人は、プレスリリースや社内報づくりで力を発揮しやすいです。
3. 人と人の間に立って、話をまとめられる
広報は、社内の担当部署と社外のメディアやデザイナーとの間に立つことが多い仕事です。「調整役になることが多い」という人は、その経験がそのまま活きます。
4. 地道な作業もコツコツ続けられる
資料の作成、掲載された記事の記録、問い合わせへの対応など、広報には目立たない作業も多くあります。ひとつひとつを丁寧に積み重ねられる人ほど、周りから信頼されます。
5. 会社や商品の「いいところ」を見つけられる
広報は、会社や商品の魅力を言葉にする仕事です。自分が好きなものを友だちにすすめたくなる人は、その気持ちを仕事に活かせます。
6. トラブルのときも落ち着いて動ける
不祥事や事故が起きたときの対応も、広報の大切な仕事です。慌てずに事実を確かめ、上司や関係者と相談しながら動ける冷静さが求められます。
広報が合わないと感じやすい人の傾向
反対に、次のような人は、広報の仕事を負担に感じることがあります。当てはまっても向いていないと決めつけず、「どんな働き方なら力を出しやすいか」を考える材料にしてみてください。
- 急な予定の変更や、いくつもの仕事を同時に進めることが強いストレスになる
- 裏方の調整より、自分の成果が見える仕事のほうがやりがいを感じる
- 自分が共感できない商品やサービスを、人にすすめることに抵抗がある
セルフチェックの結果別|次に読むところ
セルフチェックで当てはまった数によって、この先で特に読んでほしいところが変わります。
| 当てはまった数 | 次にやること |
|---|---|
| 4つ以上 | 広報と相性がよさそうです。このまま「未経験でも広報に活かせる経験」と「未経験から広報を目指す4ステップ」を読み進めてみましょう |
| 2〜3つ | 当てはまった特徴を活かせる広報の仕事(社内広報・SNS運用など)から考えてみましょう。「未経験でも広報に活かせる経験」の表で、今の仕事と重なるところを確かめるのがおすすめです |
| 0〜1つ | 広報に憧れる理由を書き出してみましょう。「伝える」より「人を支える」「作る」ことにやりがいがあるなら、ほかの職種も比べてみるのがおすすめです |
セルフチェックの結果を見て「どの特徴が自分の強みなのか、まだよくわからない」と感じた方は、適職診断で自分の傾向を確かめてから考えるのもおすすめです。
未経験でも広報に活かせる経験

広報は、ほかの仕事で積んだ経験を活かしやすい職種です。jobtagでも、採用されてすぐに広報部門に配属されることは少なく、ほかの部門から異動してくるのが一般的とされています。自分の経験が、広報のどの場面で活きるかを確かめてみましょう。
| 今の仕事の経験 | 広報で活きる場面 |
|---|---|
| 接客・販売 | 取材対応や問い合わせ対応で、相手に合わせて説明する |
| 営業 | 社外の人との関係づくりや、社内の部署との調整 |
| 事務 | 資料・報告書の作成、スケジュールや確認の管理 |
| SNSの発信(個人・趣味でも) | 会社のSNS運用、投稿の企画や反応の分析 |
| 人事・採用 | 採用広報や社内報など、社員に向けた発信 |
「広報の経験がない」と感じていても、細かく分けると近い経験をしている人は少なくありません。職種を変えるときの考え方は、未経験の仕事に挑戦するキャリアチェンジの進め方でも詳しく紹介しています。
未経験から広報を目指す4ステップ

未経験から広報を目指すときは、どの広報の仕事がしたいかを決める→今の職場で近い経験を積む→発信の実績をつくる→求人を探す、の順番で進めるのがおすすめです。いきなり転職活動を始めるより、今の職場でできることから試すほうが、経験も自信も積み上がります。
STEP1|広報の中で「どの仕事がしたいか」を決める
広報といっても、メディア対応、SNS運用、社内報、イベントなど仕事はさまざまです。セルフチェックで当てはまった特徴をもとに、「自分がいちばんやってみたいのはどれか」を決めましょう。
やりたい仕事が決まると、STEP2で積む経験や、STEP4で探す求人がはっきりします。
STEP2|今の職場で、広報に近い仕事を引き受ける
社内報の記事を書く、部署のSNSを手伝う、イベントの準備に手を挙げるなど、今の職場でも広報に近い仕事はあります。広報部門がある会社なら、社内公募や上司への相談で異動を目指すのが、未経験からの近道になることもあります。
異動の伝え方や社内公募の進め方は、異動したいときの伝え方と社内公募の進め方で紹介しています。
STEP3|発信の実績をつくる
個人のSNSやブログ、副業などで、「何を伝えて、どんな反応があったか」を残しておきましょう。フォロワーの数より、「誰に向けて、何を工夫したか」を説明できることが大切です。
文章を書く仕事から小さく試してみたい方は、Webライターの始め方も参考になります。
STEP4|未経験から応募しやすい求人を探す
STEP1〜3で積んだ経験を職務経歴書に書けるようにしたうえで、求人を探します。「広報アシスタント」「SNS運用担当」「広報・人事兼任」など、未経験歓迎の求人や、ほかの仕事と兼ねる求人から探すと、応募の幅が広がります。
STEP2〜4は、次の順番で進めて、うまくいかないときに次へ進むと迷いにくくなります。
| ステップ | やること | うまくいかないときは |
|---|---|---|
| STEP2:今の職場で探す | 広報に近い仕事を引き受け、異動を相談する | 広報部門がない・異動が難しいならSTEP3へ |
| STEP3:発信の実績をつくる | SNSや副業で、伝えた内容と反応を残す | 実績が書けたらSTEP4へ |
| STEP4:転職で探す | 未経験歓迎や兼任の求人に応募する | 書類が通らないときは、STEP1の「やりたい仕事」を見直す |
卒業生の例|自分の強みから「広報」が選択肢に入った

ここでは、LadyMapを運営する女性向けキャリアコーチング「LadyCarry」の卒業生から、広報を選択肢に入れて職種を考えた例と、発信の経験を積んだ例を紹介します。
Kさん|人事・広報という選択肢に気づき、自分に合う道を選んだ(STEP1の例)
携帯ショップで接客販売をしていたKさん。人と話すことは好きなのに、数字のための提案や理不尽なクレームにストレスを感じ、転職活動を3回始めては途中であきらめてきました。
受講中の「適職を知る回」で、Kさんは自分の強みに合いそうな職業をいくつも知りました。人事や広報という職種は知っていたものの、自分がなれるとは思っておらず、選択肢にすら入っていなかったといいます。
選択肢が広がったなかで、Kさんがやりがいを感じていたのは、後輩に教えたり、新しく入ってきた人に関わったりすること。最終的に、大学生の採用を担う人事の道を選びました。広報も含めて選択肢を広げたうえで、STEP1のように「自分がいちばんやりたい仕事」を決めた例です。
人事を目指す方法を知りたい方は、人事は未経験でもなれる?目指す4ステップもあわせて読んでみてください。Kさんのインタビューを詳しく読みたい方は、こちらの記事も確認してください。

Uさん|SNS運用に関わり、広報・マーケティングに興味が広がった(STEP3の例)
古い体制の職場でキャリアの将来が見えず悩んでいたUさん。LadyCarryでは、X(旧Twitter)の運用に関わる機会がありました。座学ではなく実際に手を動かしたことで、「自分の力で成果を出す感覚」を得られ、自信にもつながったといいます。
Uさんはその後、Fintech業界のコンサルティング職へ転職しました。これからは、マーケティングや広報の分野でスキルを磨き、戦略的に成果を出せる人材になりたいと話しています。発信の経験(STEP3)が、次のキャリアの方向性を考えるきっかけになった例です。
Uさんのインタビューを詳しく読みたい方は、こちらの記事も確認してください。

LadyCarry受講生向けコミュニティ「LadyBloom」の案件チャレンジ
LadyCarryには、受講生限定のオンラインコミュニティ「LadyBloom(ラディブルーム)」があります。LadyBloomの「案件チャレンジ」では、選考を通過したメンバーが、業務委託でLadyCarryの広報担当として公式X(旧Twitter)を1か月間運用し、実務に近い経験を積むことができます。
投稿へのインプレッション(表示回数)やクリック数などの数字をもとにフィードバックを受けられるため、STEP3の「発信の実績」を、未経験から積み上げる場にもなります。
LadyBloomの活動内容を詳しく知りたい方は、こちらの記事も確認してください。

広報に向いているか一人で決めきれないときは

「広報に憧れはあるけれど、本当に自分に合うのかわからない」と感じたら、憧れの理由と自分の強みを分けて考えることが大切です。KさんやUさんのように、自分では当たり前すぎて気づけない強みは、第三者と一緒に振り返ることで見えてくることがあります。
LadyCarryの卒業時アンケートでは、受講生の91.7%(242名中222名)が、「理想の実現のための行動が明確になった」「自分軸で判断し行動できているイメージを持つことができている」のいずれかを選んでいます。
※LadyCarry受講生 卒業時アンケート調査(2025年7月〜2026年9月/実人数242名)。「卒業時の状態」を問う設問で「理想の実現のための行動が明確になった」「自分軸で判断し行動できているイメージを持つことができている」のいずれかを選んだ受講生の割合
「1対1で話すのは身構えてしまう」「まずは自分で考えるための手順を知りたい」という方に向けて、LadyCarryでは自己理解をこれからの選択につなげる考え方を学べる無料オンラインセミナーを開いています。自分の強みが広報に活かせるか、職種選びの考え方から知りたい方におすすめです。
- 画面オフ・マイクオフで参加できる:自宅から周りを気にせず、リラックスして聞けます
- 自分軸を見つける自己分析のコツ:今のモヤモヤを分けて、自分の判断基準を組み立てる考え方を学べます
- オリジナルワークシートつき:セミナーのあとも、自分のペースで考えを進められます
「やりたいことがまだ決まっていない」という段階でも大丈夫です。実際に、LadyCarryの1対1の個別相談に申し込んだ方の約43%は、まだ求人に応募もしていない“モヤモヤ段階”からのスタートでした。受講後の担当コーチへの満足度は99.6%です。
※LadyCarry 個別相談(無料カウンセリング・パーソナルセッション)申込フォームより集計(2025年2月〜2026年9月/実人数4,108名)、LadyCarry受講生 卒業時アンケート調査(2025年7月〜2026年9月/実人数242名)。担当コーチの満足度は「5:大変満足」「4:満足」と回答した割合
今の仕事を続けるか、職種を変えるか迷っている方は、こちらの記事も確認してください。

まとめ|広報に向いてる人は、今の経験から近づける

広報に向いているのは、情報を集めて相手に伝わる形に整え、社内外の人をつなぐことにやりがいを感じる人です。
セルフチェックで当てはまる特徴が見つかったら、どの広報の仕事がしたいかを決め、今の職場で近い経験を積み、発信の実績をつくってから求人を探す、の4ステップで進めてみましょう。未経験でも、接客・営業・事務・SNSの発信などの経験は、広報で活かせる場面があります。
広報以外の職種も含めて、これからも続けやすい仕事を考えたい方は、将来性のある仕事の選び方もあわせて読んでみてください。
職種を変えるときの進め方を知りたい方は、こちらの記事も確認してください。

広報に関するよくある質問
- 広報は未経験でもなれますか?
-
なれる可能性はあります。jobtagでも、ほかの部門から広報に異動してくるのが一般的とされています。
今の職場で広報に近い仕事を引き受けたり、SNSなどで発信の実績をつくったりしてから応募すると、経験を説明しやすくなります。
- 広報になるのに資格は必要ですか?
-
jobtagでは、広報・PR担当に必要とされる特定の学歴や資格はないとされています。資格よりも、実務の経験や伝える力が重視されます。
- 広報と広告の違いは何ですか?
-
広告はお金を払って枠を買い、商品やサービスを知ってもらう方法です。広報は、メディアに取り上げてもらったり、社内外に情報を届けたりして、会社や商品への理解と信頼を高める仕事です。
- 広報に向いていないと感じたらどうすればいいですか?
-
広報に憧れた理由を書き出してみましょう。「人の役に立ちたい」「何かを作りたい」など理由によっては、人事や企画、Webライターなど、ほかの職種のほうが合うこともあります。自分の強みや価値観から考えたいときは、自己理解の進め方も参考にしてください。
キャリアコーチ・キャリアアドバイザー。LadyCarry認定コーチ。これまでに300人以上のキャリア相談に携わる。Gallup認定ストレングスコーチの資格を保有し、強みを活かしたコーチングにも従事。20〜30代女性が「自分らしさを仕事に変える」ための支援に特化。


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