やりたくない仕事はわがまま?伝え方・断り方の例文と、やりたくないことリストで自分の軸を見つける4ステップ

やりたくない仕事はわがまま?伝え方・断り方の例文と、やりたくないことリストで自分の軸を見つける4ステップ

「この仕事、正直やりたくない」と思いながら、断れずに引き受けてしまう。やりたくない仕事ばかりの毎日に、「こう感じる私はわがままなのかな」と自分を責めていませんか?

やりたくない仕事があるのは、わがままではありません。「なぜやりたくないのか」を分けて考えると、今の職場でできる工夫と、自分が大切にしたい働き方の軸が見えてきます。

この記事では、やりたくない仕事を任されたときの受け止め方と伝え方、「やりたくないことリスト」で自分の軸を見つける4ステップ、続ける・異動・転職の決め方を、LadyMapを運営する女性向けキャリアコーチング「LadyCarry」の卒業生の例とあわせて紹介します。

この記事のポイント
  • やりたくない理由は「仕事内容」「量やタイミング」「進め方」「人や評価」「価値観とのズレ」の5つに分けて考える
  • 任されたときは、目的・期限・範囲を確かめてから、引き受け方や相談のしかたを選ぶ
  • やりたくないことを書き出して裏返すと、大切にしたいこと(自分の軸)が見え、続ける・異動・転職を選びやすくなる
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「やりたくないことばかりで、自分に合う仕事がわからなくなってきた」という方は、LadyCarryの適職診断で今の自分の傾向をのぞいてみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、あなたの強みや価値観、働き方の傾向から、向いている仕事の方向性を整理できます。

目次

やりたくない仕事があるのはわがまま?まず理由を分けよう

やりたくない仕事があるのはわがまま?まず理由を分けよう

やりたくない仕事があるのは自然なことで、わがままではありません。大切なのは、「やりたくない」の理由を分けることです。理由によって、今の職場でできることと、働き方を見直したほうがいいことが変わります。

やりたくないと感じやすい仕事の例と、その理由

やりたくないと感じる仕事は人それぞれですが、たとえば次のような仕事が挙がりやすいでしょう。同じ仕事でも、やりたくないと感じる人と、そうでない人がいます。

  • 電話対応やクレーム対応など、相手の感情を受け止める仕事(仕事内容)
  • 雑用や、誰がやってもいいと感じる仕事(人や評価:やっても評価されにくい)
  • ノルマや数字に追われる仕事(価値観とのズレ)
  • 興味の持てない分野の仕事(仕事内容)
  • 人前で話す、目立つ役割の仕事(仕事内容)
  • 急に押しつけられる仕事、締め切りがきつい仕事(量やタイミング)

かっこの中は、次に紹介する「やりたくない理由」の分け方のどれに近いかを表しています。

やりたくない理由は5つに分けられる

やりたくない理由は、大きく次の5つに分けられます。理由によって、自分で変えやすいことと、変えにくいことが違います。

やりたくない理由たとえばできること
仕事内容電話対応が苦手、興味のない分野やり方を工夫する。続くなら担当や仕事を見直す
量やタイミング急に頼まれる、ほかの仕事と重なる期限や優先順位を相談する
進め方やり方を細かく決められる、任せてもらえない進め方を相談する
人や評価頼んでくる人が苦手、やっても評価されないやりとりの方法(チャット・書面など)を変えられないか相談する。何が評価されるのかを確かめる
価値観とのズレ売り込みたくない、人の顔色をうかがいたくない自分の軸を言葉にして、異動・転職も含めて考える
工夫や相談で変わりやすい理由

今の職場で、伝え方や進め方を変えてみる価値があります。

  • 量やタイミング
  • 進め方
  • 人や評価
  • 仕事内容の一部(やり方を教われば慣れるもの)
自分の軸に関わる理由

やりたくないことリストで軸を確かめ、異動・転職も含めて考えましょう。

  • 価値観とのズレ
  • 仕事内容(中心となる仕事が合わないとき)

仕事の量が多すぎてやりたくないと感じている方は、仕事がキャパオーバーのときの減らし方もあわせて読んでみてください。

やりたくない仕事を任されたときの受け止め方と伝え方

やりたくない仕事を任されたときの受け止め方と伝え方

やりたくない仕事を任されたときは、すぐに断るか我慢するかを決めず、まず中身を確かめてから引き受け方を選びましょう。確かめるだけで、思っていたより負担が小さいとわかることもあります。

引き受ける前に確かめる3つのこと

任されたときに、目的・期限・範囲の3つを確かめておくと、引き受けるか、相談するかを決めやすくなります。

任されたときに確かめること
  • 何のための仕事か(目的)
  • いつまでに仕上げればいいか(期限)
  • どこまでやればいいか(範囲)

あわせて、わからないときに誰に聞けばいいかも確かめておくと安心です。

引き受け方・断り方|角が立たない言い換え例

やりたくない気持ちをそのまま伝えると、角が立つこともあります。「やりたくない」ではなく、「どうすればできるか」「何が難しいか」を伝えると、相談として受け取ってもらいやすくなります。

そのまま言うと
  • 「その仕事はやりたくないです」
  • 「私には無理です」
  • 「今は忙しいので無理です」
  • 「全部はできません」
こう伝えると
  • 「この仕事は経験が少ないので、最初にやり方を教えていただけますか」
  • 「この部分は難しいので、◯◯さんに確認しながら進めてもいいですか」
  • 「今月は△△で手一杯なので、今回は難しいです。来月以降なら対応できます」
  • 「◯◯の部分までなら対応できます」

断るときも、「できない理由」と「どこまでならできるか」をセットで伝えると、相手も次の手を考えやすくなります。

引き受けたあとにできる工夫

引き受けたあとは、「いつまでに、どこまでやるか」を自分で区切ると、やりたくない仕事でも負担を小さくできます。苦手な作業は時間を決めて先に片づける、終わったら自分なりのごほうびを用意するなど、気持ちの負担を減らす工夫も取り入れてみましょう。

断れない雰囲気の中で、明らかに業務と関係のないことを押しつけられたり、人格を否定するような言い方をされたりするときは、ハラスメントにあたる可能性があります。一人で抱え込まず、社内の相談窓口に相談しましょう。厚生労働省の「あかるい職場応援団」でも情報を確かめられます。

やりたくないことリストの作り方|自分の軸を見つける4ステップ

やりたくないことリストの作り方|自分の軸を見つける4ステップ

やりたくないことは、裏返すと「自分が大切にしたいこと」を教えてくれます。やりたいことが思いつかない人でも、やりたくないことなら書きやすいものです。次の4つのステップで、やりたくないことリストをつくりましょう。

STEP1|やりたくないことを書き出す

まずは、仕事でもプライベートでも、「これはやりたくない」と思うことを、思いつくまま書き出しましょう。仕事内容・人・時間・場所・評価などのカテゴリを意識すると書きやすくなります。

手順
仕事内容から書く

「電話対応をしたくない」「売り込みをしたくない」など、作業や役割について書きます。

手順
人・時間・場所・評価について書く

「顔色をうかがいたくない」「夜遅くまで働きたくない」「毎日満員電車に乗りたくない」「やっても認められない仕事はしたくない」など、働く環境について書きます。

手順
プライベートについても書く

「休みの日まで仕事のことを考えたくない」など、暮らし全体についても書いてみます。

STEP2|それぞれに理由を書き添える

書き出したことに、「なぜやりたくないのか」を一言ずつ書き添えましょう。「電話対応をしたくない→急に対応を求められるのが苦手」のように、理由まで書くと、本当に避けたいことが見えてきます。

STEP3|共通点をまとめる

理由を見比べて、何度も出てくる言葉や、似ている理由をまとめましょう。「急に」「人の顔色」「時間がない」など、共通点が2〜4個見つかれば十分です。

STEP4|裏返して「大切にしたいこと」にする

最後に、共通点を裏返して、「自分が大切にしたいこと」の言葉に書きかえましょう。これが、仕事を選ぶときの自分の軸になります。

やりたくないことの共通点裏返した「大切にしたいこと」
急に対応を求められる自分のペースで、計画を立てて進められること
人の顔色をうかがう自分の気持ちを大切にできること
売り込む、数字に追われる相手のためになると思える仕事であること
夜遅くまで働くプライベートの時間を確保できること

やりたいことから軸を探したい方は、やりたいことリストの作り方もあわせて試してみてください。やりたい・やりたくないの両方から見ると、軸がよりはっきりします。

リストから選ぶ|続ける・異動・転職の決め方

リストから選ぶ|続ける・異動・転職の決め方

自分の軸が見えたら、今の仕事でその軸が守れるかどうかで、続ける・異動・転職を選びましょう。いきなり辞めるのではなく、変えやすいところから順番に試すと、後悔しにくくなります。

基本の順番|相談→異動→転職

基本は、まず今の仕事で相談し、変わらなければ異動、それでも軸が守れなければ転職、という順番で考えましょう。

順番やること次に進む目安
まず担当・進め方・量を上司に相談する相談しても、やりたくない仕事の中身や量が変わらない
次に社内の異動や社内公募を考える社内に軸を守れる部署がない、または異動が難しい
最後に転職を考える―(リストの軸を、応募先を選ぶ条件にする)

セルフチェック|どこから始める?

STEP4で書いた「大切にしたいこと」を思い浮かべながら、当てはまるものにチェックを入れましょう。どのグループにチェックが多いかで、どの順番から始めればいいかがわかります。

どこから始める?セルフチェック
  • A:大切にしたいことの多くは、今の仕事でも守れている
  • A:やり方や頼まれ方が変われば、軸を守って続けられそう
  • B:大切にしたいことは、社内の別の部署や仕事なら守れそう
  • B:上司に相談したが、今の担当のままでは変わらなかった
  • C:大切にしたいことが、今の会社ではほとんど守れない
  • C:相談や異動をすでに試した、または社内に選択肢がない

同じ数のときは、A→B→Cの順に、変えやすいほうから試しましょう。

多かったグループ次にすること
A:今の仕事で工夫できる「やりたくない仕事を任されたときの受け止め方と伝え方」の言い換え例を試し、上司に担当や進め方を相談しましょう
B:社内で変えられそう異動したいときの伝え方と社内公募の進め方を読んで、異動の準備を始めましょう
C:環境を変えたほうがよさそう転職の軸の決め方を読んで、リストで見つけた軸を転職の条件に落としこみましょう

今の仕事がつまらないと感じて迷っている方は、仕事がつまらないときの「続ける・異動・転職」の選び方も参考にしてください。

リストで軸は見えてきたけれど、どんな仕事なら軸を守れるのかわからないときは、適職診断で自分の強みや働き方の傾向を確かめてみましょう。次の仕事や働き方を考える手がかりになります。

卒業生の例|やりたくないことから自分の軸を見つけた

卒業生の例|やりたくないことから自分の軸を見つけた

LadyCarryの卒業生にも、やりたくないことを書き出して、自分の軸に気づいた人がいます。書き出したあとに選んだ道は、人によって違います。

Hさん|やりたくないことは「全部仕事のこと」だった

飲食店で正社員として働いていたHさんは、夜型の勤務で、友人や家族と生活時間が合わないことに悩んでいました。コーチングでは、やりたいこととやりたくないことをひたすら書き出すシートに取り組み、やりたいことは50個ほど出てきましたが、全部がプライベートの趣味と人間関係のことで、やりたくないことは全部仕事のことだったそうです。

そこからHさんは、プライベートを充実させるための手段として仕事で収入を得る、という生き方がいいと気づきました。正社員へのこだわりも外れ、副業で収入を合わせる方法や、派遣から社員登用を目指す方法など、いろいろな働き方の中から自分に合うものを探せばいいと考えるようになり、今は次の転職に向けて準備を進めています。Hさんの例は、記事の4ステップでいえば、STEP4の「プライベートの時間を確保できること」に当たる軸を見つけ、働き方の選択肢を広げた例です。

Hさんが転職を「楽しみ」と思えるようになるまでの変化は、インタビュー記事で詳しく紹介しています。

Iさん|「人の顔色をうかがいたくない」から、自分優先の道へ

会計事務所で税務補佐をしていたIさんは、厳しい指導が続くなかで自信をなくしていました。やりたくないことを書き出したとき、「人の顔色をうかがいたくない」「自分の気持ちを殺してまで何かを続けたくない」という言葉が出てきて、本当は自分を大切にしたかったと気づいたそうです。

受講中は転職も視野に入れていましたが、Iさんは卒業後、自分で決めた進学という道を選んでいます。Iさんの例は、やりたくないことを裏返して「自分の気持ちを大切にできること」という軸を見つけ、転職以外の道を選んだ例に当たります。

Iさんが進学を選ぶまでの気持ちの変化は、インタビュー記事で詳しく紹介しています。

やりたくない気持ちを一人で整理しにくいときは

やりたくない気持ちを一人で整理しにくいときは

やりたくない気持ちが強いときほど、「我慢するか、辞めるか」の二択で考えてしまいがちです。自分が大切にしたいことがはっきりすると、ほかの選び方も見えやすくなります。

LadyCarryのコーチングでは、自分が大切にしたいことを言葉にして、判断の基準にしていくことを大切にしています。コーチング受講生の卒業時アンケートでは、91.7%(242名中222名)が、「理想の実現のための行動が明確になった」「自分軸で判断し行動できているイメージを持つことができている」のいずれかを選んでいます。

※LadyCarry受講生 卒業時アンケート調査(2025年7月〜2026年9月/実人数242名)。「卒業時の状態」を問う設問で「理想の実現のための行動が明確になった」「自分軸で判断し行動できているイメージを持つことができている」のいずれかを選んだ受講生の割合

その入り口として、LadyCarryでは、自己理解をこれからの選択につなげる考え方を学べる無料オンラインセミナーを開いています。「やりたくないことはわかるけれど、何を大切にして仕事を選べばいいかわからない」という方が、自分の強みや大切にしたい条件を整理したいときにおすすめです。

LadyCarryの無料オンラインセミナー
  • 画面オフ・マイクオフで参加できる:自宅から周りを気にせず、リラックスして聞けます
  • 自分軸を見つける自己分析のコツ:今のモヤモヤを分けて、自分の判断基準を組み立てる考え方を学べます
  • オリジナルワークシートつき:セミナーのあとも、自分のペースで考えを進められます

「やりたいことがまだ決まっていない」という段階でも大丈夫です。実際に、LadyCarryの1対1の個別相談に申し込んだ方の約43%は、まだ求人に応募もしていない“モヤモヤ段階”からのスタートでした。受講後の担当コーチへの満足度は99.6%です。

※LadyCarry 個別相談(無料カウンセリング・パーソナルセッション)申込フォームより集計(2025年2月〜2026年9月/実人数4,108名)、LadyCarry受講生 卒業時アンケート調査(2025年7月〜2026年9月/実人数242名)。担当コーチの満足度は「5:大変満足」「4:満足」と回答した割合

やりたくないことだけでなく、自分に向いていることから仕事を考えたい方は、自分に合った仕事の見つけ方も読んでみてください。

仕事の悩みを整理する方法を知りたい方は、まとめ記事も読んでみてください。

まとめ|やりたくない仕事は、自分の軸を知るヒントになる

まとめ|やりたくない仕事は、自分の軸を知るヒントになる

やりたくない仕事があるのはわがままではなく、自分が大切にしたいことを知るヒントです。

  • やりたくない理由を5つに分け、自分で変えやすいことから試す
  • 任されたときは、目的・期限・範囲を確かめてから、「どうすればできるか」を伝える
  • やりたくないことリストを裏返して軸をつくり、続ける(相談・工夫)→異動→転職の順に考える

まずは今日、「やりたくない」と感じたことを1つメモして、その理由を書き添えるところから始めましょう。

やりたくない仕事に関するよくある質問

やりたくない仕事を断ったら、評価が下がりますか?

断り方によっては、そう受け取られることもあります。「やりたくない」と伝えるより、「今の仕事との優先順位を相談したい」「この部分は教えてほしい」など、どうすればできるかを一緒に考える伝え方にすると、相談として受け取ってもらいやすくなります。断るときも、できない理由とどこまでならできるかをセットで伝えましょう。

やりたくない仕事ばかりで、辞めたいです。

まずは、やりたくない理由が今の職場の工夫で変わるものか、価値観とのズレなのかを分けてみましょう。相談や異動でも変わらず、大切にしたいことが守れないなら、転職を考えるのも一つの選択です。リストで見つけた軸を、次の職場選びの条件にしましょう。

面接で「やりたくない仕事は?」と聞かれたら、どう答えればいいですか?

やりたくないことリストの「裏返した大切にしたいこと」を使うと答えやすくなります。「◯◯は苦手ですが、△△を大切にして働きたいと考えています」のように、苦手なことだけで終わらせず、大切にしたいことや工夫していることまで伝えましょう。

やりたくないことが多すぎて、自分はわがままなのでは?と感じます。

やりたくないことが多いのは、自分の感じ方をよくわかっているからこそ、とも言えます。STEP3で共通点をまとめると、たくさんあるように見えたことが2〜4個の理由にまとまることもあるので、まずは書き出してみましょう。

やりたくない仕事はわがまま?伝え方・断り方の例文と、やりたくないことリストで自分の軸を見つける4ステップ

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